天井裏に侵入してしまった『アライグマ』を、ほうきや長い棒で板を突いたり壁を叩いて追い出そうとしたことはありませんか?
実はアライグマ追い出してすっきりとした元の生活に戻る方法は、ストレス的にも、経済的にもアライグマ駆除業者への依頼が最善の方法です。
なぜなら、アライグマはほうきや長い棒で天井板を突いてもいつまでも出て行ってくれませんし、そもそも何処から侵入したのかさえも自分ではなかなか見当がつきません。
仮に思い当たる侵入口を自分で塞いだとしても今度は他の侵入口を器用な手や指で破壊して侵入してきます。そのうち天井板にシミができたり、アライグマの数も増える可能性が高いからです。
こんにちは、私は福岡県の害獣駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。アライグマ駆除(追い出し・封鎖)は業者に依頼する方が早いです、というお話です。その理由を申し上げますのでお読みください。
今回はアライグマ駆除業者について、下記のテーマでお話ししていきます。
- アライグマの生態
- アライグマ駆除に報奨金?
- アライグマ駆除は法律で禁止されています
- アライグマ駆除業者に頼るべき理由
- 素人が行う駆除と業者が行う駆除の違い
- 業者はどんな流れでアライグマを駆除するの?
- 弊社が行っているアライグマ駆除
- 業者に依頼した場合の料金
この記事を読むと、アライグマ駆除を自分でやるか業者に依頼するかを判断するヒントになり、業者に依頼した場合の作業内容や料金などが分かります。
この記事を読んだ方に、アライグマが侵入していない元の生活に戻れる日が一日も早くおとずれることを願っています。
アライグマの生態
アライグマの特徴
写真提供:環境省 説明記入:福岡市
分かりやすいのは鼻筋が黒い、耳が大きく白い縁取り、尻尾が縞模様というのが見た目の特徴です。
類似種との違い
間違えやすい類似種はタヌキとアナグマが似ていますが、上記の鼻筋の黒さ、耳がピンと立って白相縁取り、しっぽが縞模様をよく見るとわかります。
尻尾の縞模様が特徴ですが、日本に生息する動物の中で尻尾が縞模様はアライグマと猫だけです。
アライグマ
①顔 :眉間に黒い筋模様
②尾 :シマシマ模様がある
③足跡 :5本の指がはっきりしている。(人の赤ちゃんの手に似ている)
タヌキ
①顔 :筋模様なし
②尾 :模様なし
③足跡 :アライグマのようにはっきりしていない。
アナグマ
①顔 :筋模様なし
②尾 :模様なし
③足跡 :はっきりしない。
ハクビシン(外来種:県内未定着)
①顔 :白い筋模様
②尾 :模様なし
③足跡 :はっきりしない。
アライグマの生態
- アライグマは北米大陸が(カナダ南部~中央アメリカ)原産
- ペットとして輸入→遺棄、逃亡から野生化
- 日本全国で確認
- 繁殖:年1回(春)平均3~4頭を出産 最大6~7頭
- 基本的には夜行性
- 日本に天敵はいない
アライグマの食べ物
【雑食性】
(植物質)果実、木の実、野菜、穀類
(動物質)小型哺乳類(ネズミ等)、鳥(卵・ひな)、爬虫類、両生類、魚、昆虫、甲殻類(エビ・カニ)
【住んでいる場所】
森林、畑地、水田、湿地、水路、ため池、市街地、
※特に水辺を利用する
木の洞や岩のわれめをねぐらにする
自社仏閣や住宅委の屋根裏もよく利用する。
人獣共通感染症
※上記表の出典元:2024年2月福岡県アライグマ防除講習会の資料より
アライグマは感染症ウイルスを保有している可能性がありますので、決して噛まれたいしないように注意が必要です。
アライグマ駆除に報奨金?
全国的にも増え続けている害獣被害ですが、イノシシやシカ等と同様にアライグマにも報奨金ということで支給している自治たちもあります。
ただし金額はわずかとなっているようです。詳しくは最寄りの自治体の農林課などへお問い合わせしてみてください。
ただし、捕獲をするにしても狩猟免許の「箱なわ猟」の免許が必要です。免許がない人がむやみに捕まえたり駆除することは禁止されています。
アライグマ駆除で報奨金をもらうためには先ず狩猟免許の「箱わな猟の資格」をとりましょう。後述しますが一時的に免許がなくても講習を受けることで可能になっている自治体もあります。
※2024年3月現在
アライグマの勝手な駆除は法律で禁止されています
アライグマは勝手に捕獲や捕獲をすることが禁止されています。それは「鳥獣保護管理法」という法律と、「外来生物法」の両方の法律が関わってきます。
鳥獣保護管理法の概要
正式名称は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」となっています。
法律の目的
自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資する。とあります。
平たく言えば農林水産業の健全な発展、生活環境の保全、生物多様性の確保となっています。
特定外来生物で規制されている事項
- 飼育や栽培をしてはいけない。
- 生きたまま運搬や移動させてはいけない。
- 保管してはいけない。
- 海外から輸入してはいけない。
- 野外への放出、植栽、は種(種をまくこと)をしてはいけない。
- 許可を受けていないものに譲渡してはいけない。
※この記事は2019年初稿の記事を2024年3月に編集しています。増え続けるアライグマ被害に福岡県ではアライグマ駆除の防除講習を受けることで駆除を一時的に可能にしました。
アライグマ駆除業者に頼るべき理由
冒頭でもお話ししましたが、アライグマを自分で捕獲することについては弊社はオススメしていません。
アライグマは非常に気性が荒い動物であり、「おり」に入れるまで、または入れた後に噛みつかれたり引っかかれたりして怪我をする事例が多いためです。
アライグマ自体が菌を保有していることもあるので、傷口から感染症が広がる恐れもあります。
アライグマ駆除動画はこちら
棲みついたアライグマが赤ちゃんを屋根裏で育てているところです。子供を守るための親アライグマはとても危険です。
アライグマが天井裏に侵入した被害例
アライグマの侵入が疑われるのは、例えば下記のようなケースです。
- 夜になると屋根裏からドタバタ足音がする
- 家の中がなんだか臭い
- 家の中で虫を多く見るようになった
- 天井の色が変わった
- 天井から何か水の塊のようなものが落ちてきた
上記の通り、アライグマが屋根裏に住み着くことによる騒音と、屋根裏を荒らすことによる不衛生が主な被害内容となります。
「アライグマかな?」と思ったら、できるだけ早く業者に調査を依頼してみてください。
春先から夏にかけてはアライグマの出産の時期でもあるため、少しでも早い対処をすることが寛容。被害の進行を防げますし、結果として施工料を安く抑えることにも繋がります。
「アライグマ駆除を自分で」は限界が
皆さんは「アライグマ対策」「アライグマ駆除」と聞いた時に何を思い浮かべるでしょうか。
おりで捕まえる?煙がでる殺虫剤や蚊取り線香で追い出す?強い匂いがするもので追い出す?ライト?超音波?……実はいずれも、アライグマ対策の根本的な解決にはなりません。
唯一おりで捕まえることができればアライグマを確実に家から追い出せますが、この記事でも何度もお伝えしているように怪我の可能性があるのでおすすめできません。
煙がでる殺虫剤や蚊取り線香は火気ですので最悪は家が燃えることもあり危険です。
また一度追い出しても慣れればまたやってきてしまいます。強い匂いがするものやライト、超音波も慣れれば再びやってきます。
業者もライトを使って追い出しすることはあるのですが、業者用の非常に出力が強いライトを使うので、その追い出し力は一般用のライトと比になりません。
アライグマ駆除業者問い合わせ後の一連の流れ
ここからはアライグマ駆除をお客様から依頼されたときにどのような流れで駆除していくのかお伝えします。
- お問い合わせ
- 現地の調査見積もり
- 契約
- 追い出し又は許可を取っての捕獲
- アライグマの侵入口の封鎖
- 屋根裏の除菌・消臭
- 断熱材の交換(オプション)
以上のような流れとなります。
被害状況の確認で天井や床の現地調査から
お客様からお電話をいただいて、まずは現地で被害状況を確認します。屋根裏で足音がするといっても、必ずしもアライグマであるわけではありません。
イタチやネズミの可能性もあります。
まずは床下や屋根裏を確認し、どんな動物に荒らされているのか、何匹いるのかを確認します。動物の確認が出来たら、次はどれくらい荒らされているかの確認です。
糞尿やエサの死骸でどれくらい荒れているのか、建材にはどれくらい影響が出ているのか、そしてどこから侵入してきたのかを入念に調べます。
調査が終わったら、その場で見積もりをお出しします。
業者さんによってですが、見積もり当日に施工し始めることもありますし、当日は簡単な機械の設置だけを行って、本格的な施工は後日行うこともあります。
アライグマの追い出し
お見積りにご満足していただけてご契約が済んだら、早速追い出し作業を始めます。
アライグマの追い出し作業には主にライトを使います。
業者さんによって使用するライトは様々ですが、例えば弊社では「デビルズフラッシュ」という超強力なライトを採用しています。
状況次第で複数の器具を使い合わせたり、薬剤を散布することもあります。
アライグマ侵入口の封鎖
調査見積もりの時点で特定しておいた侵入口を封鎖します。
小さい穴からでもアライグマは入ってきてしまうので、事前に入念に調査し、封鎖時には迅速に封鎖します。
ライトによる追い出し時にアライグマがどこか隠れ場所(家の中)に隠れてしまった場合、全ての侵入口を封鎖するとアライグマが家の中に閉じ込められてしまうことがあります。
初日の施工から数日後に屋根裏を再度調査し、閉じ込めがないか確認します。もし閉じ込めがあった場合は侵入口をいくつか開放し、再度追い出しを行います。
追い出しと封鎖は家の中からアライグマが完全にいなくなるまで繰り返します。
アライグマの侵入被害の天井裏の除菌や消臭など
アライグマが長い期間屋根裏に住み着いていた場合、屋根裏はアライグマの糞尿やアライグマが持ち込んだ餌の死骸などで汚れています。
かなり不衛生ですし感染症等の危険もありますので、細心の注意を払いながら清掃や消毒などを行います。
薬剤散布も行いますので、綺麗だった頃の屋根裏を取り戻すことが可能です。
アライグマに荒らされた天井裏断熱材の交換
アライグマによって食い荒らされてしまった断熱材を交換することも可能です。
荒れた断熱材をそのままにしておくと家の保温性が下がってしまうだけでなく、アライグマについていたダニやノミが断熱材にもくっついています。
そのうち人の居住スペースにもダニやノミがやってきてしまいます。
アライグマ駆除の業者選びは評判や口コミをうのみにしない
アライグマ駆除業者とインターネットで検索をするとたくさんの業者の名前が出てきます。また、会社名のあとに「評判」や「口コミ」と入力するといろんな情報が出ています。
その中にはお客様が書いたものばかりとは限らないものもあります。
アライグマ駆除業者がお金を払って、自分たちと他の業者とを全国ネットや24時間対応などを比較して自分たちの良さをアピールするサイトになっています。
口コミや評判は参考程度にして決してうのみにしないでください。
業者によるアライグマ駆除は複数業者での相見積もりを
アライグマ駆除を業者へ依頼する場合には、複数業者への相見積もりを行いましょう。金額や作業内容をしっかりと比較検討を自分の目で見て判断しましょう。
見積もりの時のマナーや知識なども見て会社の姿勢を判断するのも良いと思います。会社はとても良いけど来た担当者の担当者の態度が悪いということは会社もそれなりと思って良いでしょう。
相性もあると思います。気軽にやり取りができるかどうかはその後のアフターサービスなど、相談のしやすさも関係してきますので重要なところです。
アライグマ駆除業者選びは公益社団法人日本ペストコントロール協会に加盟している業者の中からお選びください。
害獣駆除業者の弊社のアライグマ駆除について
最後に、株式会社あい営繕が行なっているアライグマ駆除の特徴についてお話しします。
入念な調査と見積もりが無料!
弊社は現地での調査見積もりが無料です。実際に私どもの顔や調査態度・接客態度を見てお客様に決めていただきたいと思っています。
契約を急がせたり、見積もりから料金がプラスされることなどは絶対にありません。休日・祝祭日問わずお電話一本でうかがいますので是非ご相談ください。
スピード施工。当日施工も可能
ご相談次第にはなってしまいますが、お電話いただいた当日の施工も可能です。朝早く夜遅くなどの時間外の施工も対応しておりますので是非ご相談ください。
当日の施工を考えていらっしゃる方はお電話の時点でその旨をお伝えいただけますとスムーズです。
アライグマ駆除後安心の3年完全建物保証
あい営繕の保証は施工後3年間お付けしております。3年の間は何度アライグマの再発性があっても無料で再施工させていただきます。
アライグマ駆除を業者に頼んだ時の料金
アライグマ駆除業者をインターネットで検索すると○○円~となっている業者サイトを目にすることがあります。
これはあくまでも最低料金の表示で、作業後のしっかりとした保証で再発生も無料でやってもらうとなるとそれなりの作業が必要です。
また、業者の中には保証箇所はあくまでも自分たちが作業を行った場所のみに限定していて、最長10年保証と言っているのに無料作業という保証が適用されないケースもあります。
業者自身の見落としも含めて再発生は無料対応という保証を付けている我が社のアライグマ駆除料金は下記のような内容です。(2024年4月現在)
アライグマ駆除料金(税込み) | |
22,000円 | 2% |
50,000円未満 | 3% |
100,000円未満 | 15% |
200,000円未満 | 30% |
300,000円未満 | 30% |
400,000円未満 | 15% |
500,000円以上 | 5% |
※その他、低料金の保証なし部分施工も時期に応じて対応していますので電話お問い合わせ時にご相談ください。
アライグマ駆除は業者に頼むべき理由:まとめ
- アライグマ駆除は危険が伴います。
- 屋根裏に何かいるな?と思ったら業者に調査見積もりを依頼しましょう。
- 業者なら適切な追い出しと封鎖が可能です。
- 業者なら追い出し後のクリーニングも可能です
- 口コミや評判はうのみにしないようにしましょう。
- 作業後の保証も検討材料にしてみましょう。
- アライグマ駆除を業者へ依頼する場合は数社の相見積もりをしましょう。
自治体がアライグマの捕獲に報奨金を出している場合、その額は3,000円~5,000円程度であることがほとんどです。
自分で捕獲の「箱わな」を用意したり、捕獲の面倒さ、怪我のリスクなどを考えるととても割りのいいものではありません。
業者に依頼すれば、アライグマ再発生のリスクは限りなく0に近づきます。業者への依頼をお勧めいたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。弊社でもアライグマ駆除の調査見積もりを無料で行なっております。
休日・祝祭日も出張可能。お電話一本でうかがいますので、当サイト最下部に記載の通話無料のフリーダイヤルまでご相談ください。