さぁ施工に入りましょうかと、いざ床下へ。先に入った当社の社員が、慌てて上がってきて.「イエシロです!」 私:「はぁ?うそやろ?」 当社社員:「これです!」としろありの兵蟻を見せてきました。イエシロアリの兵蟻は大きさ5~6mmで危険を感じると先っぽの額腺より乳白色の粘液を出すのが特徴です。私:「あちゃ~っ!」
これは、K社さんに報告をせんといかんということで施工は中断致しました。
なにが大変なのかと言うと、ヤマトシロアリはほぼ、床下のみの被害で済むのに対して、このイエシロアリは柱だけでなく、天井部の小屋組みも大きな被害となることがある一番被害の激しい白蟻です。ハネアリは梅雨頃の6月~7月頃の夕方~夜にかけてでます。ツバメが上手にパクッと夕方に食べたりしてます。ハネアリの色は茶色です。施工の対象範囲も床下だけでなく、中天井や二階の天井も必要となる為に金額が倍以上となります。
まさか、イエシロアリが生息しているとは思いもしませんでした。施工中の大工さんからも話を聞くと昨日畳の処分をしたそうです。6畳のタタミが裏側はしろありがびっしりついていたとのことでした。そのへんの状況を詳しく聞けば予想は充分できるのですが。このように、現場で性質の違うしろありという事が分かる場合があります。
施工する私共としても困り者ですが、成り行き上、色々言っても仕方ありません。しっかりと専門家として処置をしてあげるのみです。