コウモリのふんを放置しない!掃除方法から予防策まで全解説

コウモリのふん

コウモリのふんを見つけた時、まず思い浮かぶのは「どう対処すればいいのか」ということではないでしょうか。実は、コウモリのふんには健康リスクが潜んでおり、適切な予防や対策が非常に重要です。

本記事では、コウモリのふんがもたらすリスクについて詳しく解説し、安全に掃除する方法や再発防止策を紹介します。

また、場合によっては専門業者に依頼することが最適な選択肢となることもあります。コウモリの被害を未然に防ぎ、家や健康を守るための具体的な方法を学びましょう。

記事のポイント
コウモリのふんの特徴とリスクについて理解できる。
コウモリのふんの掃除と消毒の方法について学べる。
コウモリの侵入を防ぐための予防策と対策がわかる。
状況によっては専門業者の利用が重要であることを理解できる。

コウモリのふんの特徴とリスク

コウモリのふん対策

コウモリのふんの特徴とは?

コウモリのふんは、黒色や茶色で乾燥しやすい特徴があります。主に昆虫を食べているため、フンはパサパサとしており、触ると崩れやすいです。

大きさは5mm~1cm程度で、細長くよじれた形をしています。また、コウモリは集団で行動するため、

一箇所に大量のフンが溜まることが多いです。特に軒先や屋根の下、ベランダ、換気扇周辺などで見かけることがあり、このような場所にフンがある場合、近くにコウモリが棲みついている可能性があります。

コウモリのふん画像

コウモリのふんによる健康リスク

コウモリのふんには、さまざまな病原菌やウイルス、寄生虫が含まれている可能性があります。

特に乾燥したフンが粉々になり、空気中に漂うと、その微粒子を吸い込んでしまうことで健康被害を引き起こすことがあります。

具体的には、喘息やアレルギー反応、さらには狂犬病やヒストプラズマ症などの感染症にかかるリスクがあります。

また、フンが溜まることで悪臭が発生し、その臭いがさらにコウモリや害虫を引き寄せる原因にもなるため、放置は危険です。

コウモリのふんを触ってしまった場合の対処法

万が一コウモリのふんを触ってしまった場合、すぐに手を洗い、消毒を行うことが重要です。

コウモリのふん

コウモリのふんには病原菌が含まれている可能性があるため、直接触れることは避けるべきです。触れてしまった後は、流水と石鹸でしっかりと手を洗い、その後アルコール消毒を行ってください。

また、もし体調に異変が現れた場合は、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。特に、免疫力が低い方や小さなお子様がいる家庭では、より注意が必要です。

コウモリのふんの掃除・消毒手順

コウモリのふんの掃除の仕方

コウモリのフンを安全かつ効果的に掃除・消毒するためには、以下の手順を丁寧に行うことが重要です。適切な道具を準備し、消毒作業までしっかりと行うことで、病原菌の拡散を防ぎ、再発を防止することができます。

1. 必要な道具を準備する

まずは、掃除と消毒に必要な道具を揃えましょう。具体的には以下のアイテムが必要です。

コウモリのふん

マスク
病原菌や粉塵が口や鼻に入らないようにするために必須です。1,500~3,000円程度で購入可能です。

ゴーグル
目を保護するために使用します。価格は500~1,000円程度です。

ゴム手袋
手にフンが直接触れないようにするための防護具で、2,000~3,500円程度で購入できます。

使い捨ての服
フンが服に付着する可能性があるため、使い捨てのものを使用すると安心です。数千円程度で手に入ります。

ほうきとちりとり
乾燥したフンを集めるために使用します。これらも100円ショップなどで手軽に入手できます。

ビニール袋
フンを処分するために二重にして使用します。

消毒剤(エタノールまたは次亜塩素酸ナトリウム)
フンがあった場所をしっかりと消毒するために必要です。

2. フンを集める手順

フンを掃除する際には、まずフンが乾燥している場合、粉塵が舞わないように軽く霧吹きで湿らせましょう。

コウモリのふん

これにより、フンを集める際の安全性が向上します。湿らせた後、ほうきとちりとりを使ってフンを集め、ビニール袋に入れてしっかりと密閉してください。

この際、フンが付着した道具は、後で必ず消毒するようにしましょう。

3. 消毒の重要性

フンを取り除いた後は、残った病原菌を完全に取り除くために消毒を行います。次亜塩素酸ナトリウムやエタノールを使用して、フンがあった場所を徹底的に拭き取りましょう。

また、空気中に漂う可能性のある微粒子も抑えるため、空間全体を消毒することが望ましいです。消毒後、手洗いとアルコール消毒を忘れずに行いましょう。

4. 再発防止策

消毒が完了したら、再発を防ぐための対策を講じることが大切です。

コウモリの侵入経路となる隙間を塞ぐために、パテや金網などを使用して対策を行いましょう。特に、屋根裏や換気口など、コウモリが入り込みやすい場所には注意が必要です。

これらの手順をしっかりと守ることで、コウモリのフンによる健康リスクを最小限に抑えることができます。

【関連記事】コウモリのフンの見分け方と安全な掃除方法

コウモリのフンを掃除機で吸うのは危険?

コウモリのフンを掃除機で吸い取るのは非常に危険です。

乾燥したフンは粉塵として空気中に舞い上がる可能性があり、掃除機を使うことで、その粉塵が掃除機内部にたまってしまいます。

さらに、掃除機が空気を排出する際に、病原菌を含む粉塵が再び部屋中に拡散してしまう危険性もあります。このため、コウモリのフンを掃除する際には、掃除機は使用せず、ほうきとちりとりで手作業で集めるようにしましょう。

コウモリのふんが玄関に落ちている場合の対策

コウモリのふんが玄関に落ちている場合、まずはその原因となっているコウモリを追い出すことが重要です。

玄関の明るさを保つために照明を強化したり、コウモリが嫌う忌避剤を使用したりする方法があります。

また、玄関周辺に隙間がある場合は、金網やパテでしっかりと塞ぎ、コウモリの侵入を防ぎましょう。

さらに、こまめに掃除をしてフンがたまらないようにすることも大切です。対策をしっかりと行うことで、再度フンが落ちるのを防ぐことができます。

コウモリを寄せ付けない対策

コウモリを家に寄せ付けないためには、いくつかの効果的な対策があります。これらの対策を講じることで、コウモリが住みつくのを防ぎ、フンによる被害も未然に防ぐことができます。

1. 忌避剤を使用する
コウモリは特定の臭いを嫌うため、忌避剤を使うことで寄せ付けないようにすることが可能です。忌避剤には、スプレータイプや固形タイプのものがあります。例えば、屋根裏などの閉鎖空間にはスプレータイプが適していますし、軒下やシャッター周辺には固形タイプを設置すると効果的です。また、コウモリが戻ってくる可能性があるため、定期的に忌避剤を再度使用することが重要です。

2. 侵入経路を封鎖する
コウモリは1cmほどの小さな隙間があれば侵入してくるため、家屋の隙間をしっかりと塞ぐことが大切です。具体的には、パテやシーリング材を使用して、屋根や壁の小さな隙間を埋めることや、換気口や通風口に金網を取り付けることが有効です。また、軒下やベランダ、室外機の周りなど、コウモリが好む場所にも注意し、適切な封鎖対策を講じましょう。

3. 光を活用する
コウモリは暗い場所を好むため、光を使った対策も効果的です。例えば、コウモリが出入りしそうな場所に強力なLEDライトを設置することで、コウモリが近寄らなくなります。また、定期的に家の周りの照明をつけておくことで、コウモリが居心地が悪く感じ、寄り付かなくなることが期待できます。

4. 防鳥ネットの設置
広い軒下やベランダなど、コウモリが入りやすい場所には、防鳥ネットを張り巡らせることも効果的です。ネットを設置することで、コウモリがその場所に入り込むのを物理的に防ぐことができます。設置作業は少し手間がかかるかもしれませんが、効果は高いため、特にコウモリの被害が多い場所には有効です。

5. 定期的な点検と掃除
コウモリが住み着く前に、家の周りを定期的に点検し、掃除をすることも重要です。特に、コウモリが好む暗くて狭い場所を定期的に確認し、異常があればすぐに対策を講じるようにしましょう。掃除をすることで、コウモリが居心地の良い環境を作らないようにすることができます。

これらの対策を組み合わせて実施することで、コウモリが家に寄り付くのを防ぎ、フンによる被害も最小限に抑えることが可能です。定期的に対策を見直し、必要に応じて強化することが大切です。

プロの駆除サービスの利用

コウモリの駆除やフンの処理は、自分で行うことができる場合もありますが、状況によってはプロの駆除サービスを利用する方が安全で効果的です。特にコウモリが家の中に住み着いてしまった場合や、大量のフンがたまっている場合には、プロに依頼することを強くお勧めします。

1. 専門知識と経験による効果的な駆除
プロの駆除サービスは、コウモリに関する専門知識と豊富な経験を持っているため、適切かつ効果的に駆除を行うことができます。コウモリは鳥獣保護管理法によって守られているため、許可なく駆除することは違法です。プロの業者はこの法律に従い、適切な方法でコウモリを追い出し、再発防止策を講じることができます。

2. 安全なフンの処理と消毒
コウモリのフンには病原菌が含まれている可能性があり、誤った方法で掃除を行うと、健康リスクを伴うことがあります。プロの駆除業者は、フンの安全な処理方法を熟知しており、適切な防護具を使用してフンを掃除し、徹底的に消毒します。また、再度コウモリが住みつかないように、侵入経路をしっかりと封鎖することも行います。

3. 高所作業や難易度の高い場所での対策
コウモリが屋根裏や高所に住みついた場合、自分で対策を行うのは危険です。高所作業は転落のリスクがあり、また狭い場所での作業は技術を要します。プロの業者は、安全対策を講じながら作業を行うため、安心して任せることができます。また、特殊な器具や技術を使って、コウモリの侵入を防ぐための補修作業も行います。

4. 迅速な対応とアフターケア
プロの駆除業者は、迅速な対応が可能で、依頼を受けたらすぐに現地に駆けつけ、被害の拡大を防ぎます。また、多くの業者はアフターケアも提供しており、再発防止策がしっかりと機能しているかを確認し、必要に応じて追加の対応を行います。このようなアフターサービスにより、長期的な安心感を得ることができます。

5. 見積もりと相談の重要性
コウモリの駆除を依頼する際には、複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。業者ごとに料金やサービス内容が異なるため、事前に比較して最適な業者を選ぶことが重要です。また、現地調査や見積もりは無料で行っている業者が多いため、気軽に相談してみると良いでしょう。

プロの駆除サービスを利用することで、コウモリによる被害を迅速かつ確実に解消し、再発を防止することができます。自分で対処することが難しい場合や、リスクを伴う場合は、専門業者に任せるのが最も安全で効果的です。

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具体的な再発防止策

コウモリを一度追い出した後、再び家に戻ってこないようにするためには、徹底的な再発防止策が必要です。以下に、具体的な対策をいくつか紹介します。

1. 侵入経路の封鎖
コウモリは1cm程度の小さな隙間でも容易に侵入してきます。そのため、屋根や壁の隙間、換気口、通風口など、コウモリが入り込める可能性がある場所を徹底的に封鎖することが重要です。具体的には、シーリング材やパテを使って隙間を埋めたり、換気口や通風口に金網を取り付けることが効果的です。また、屋根裏やベランダなど、侵入しやすい場所には注意して点検しましょう。

2. 防鳥ネットの設置
軒下やベランダなど、コウモリが住みつきやすい場所には、防鳥ネットを設置することも有効です。このネットは物理的にコウモリの侵入を防ぐため、特に広いスペースや高所に設置すると効果的です。ネットを設置する際には、コウモリが入り込む可能性のあるすべての隙間を確実にカバーするように設置してください。

3. 忌避剤の定期的な使用
コウモリは特定の臭いを嫌うため、忌避剤を定期的に使用することで、再び寄り付かせないようにすることができます。特に、スプレータイプや固形タイプの忌避剤を使用すると効果的です。忌避剤は定期的に補充し、持続的な効果を維持することが大切です。

4. 照明の活用
コウモリは暗い場所を好むため、明るい光を使ってコウモリが寄り付かない環境を作ることが効果的です。LEDライトなどの強力な照明を設置し、特に夜間は光を照らし続けることで、コウモリが居心地が悪くなり、寄り付きにくくなります。

5. 定期的な点検と掃除
コウモリが住みつく前に、定期的に家の周りを点検し、掃除を行うことも重要です。特にコウモリが好む暗くて狭い場所や、以前にフンがあった場所を定期的にチェックし、異常があれば早急に対策を講じることで、再発を防ぐことができます。

これらの具体的な再発防止策を講じることで、コウモリが再び住みつくのを防ぎ、家を安全な状態に保つことができます。定期的な点検とメンテナンスを行い、コウモリが寄り付かない環境を維持することが大切です。

コウモリのフン対策方法まとめ

コウモリのフン対策として、まずはコウモリの侵入を防ぐことが最も効果的です。

具体的には、隙間を塞ぐ、忌避剤を使用する、照明を明るくするなどの方法があります。また、すでにフンがある場合は、適切な装備を整えて慎重に掃除を行い、その後しっかりと消毒することが大切です。

これらの対策を実施することで、コウモリによる被害を最小限に抑えることができます。定期的にチェックを行い、早めに対策を講じることが重要です。

記事のまとめポイント
■コウモリのふんは黒色茶色乾燥しやすい特徴がある。
■コウモリのふんには病原菌ウイルスが含まれる可能性がある。
■フンが乾燥すると粉塵が舞い、健康リスクが高まる。
■コウモリのふんを掃除する際は、適切な装備と手順が必要である。
掃除機でフンを吸い取るのは危険であり、手作業が推奨される。
■コウモリのふんは玄関やベランダなど、屋外で見つかることが多い。
忌避剤防鳥ネットを使用して、コウモリの侵入を防ぐことができる。
■コウモリは小さな隙間からも侵入するため、隙間の封鎖が重要である。
プロの駆除業者に依頼することで、確実な対策が可能である。
■再発防止のためには、定期的な点検掃除が欠かせない。
■予防策として、コウモリが嫌う光を活用する方法もある。

 

最後に.コウモリ駆除にお困りの方へ
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もしコウモリ駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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