コウモリ駆除のプロが教える!効果的な駆除方法と予防策

コウモリ駆除

コウモリが自宅に住み着いてしまった場合、健康リスクや建物への損害が発生する可能性があり、迅速な対応が求められます。

本記事では、コウモリ駆除に関する完全なガイドとして、効果的な対策や予防方法を詳しく解説します。コウモリによる被害の実態、健康リスク、駆除方法、そして長期的な予防策まで、読者が知っておくべき全てを網羅しています。

これを読むことで、適切な対策を講じる方法を理解し、自分でできる駆除から専門業者の選び方までを把握できます。

コウモリ駆除は、単にコウモリを追い出すだけでなく、再び住み着かないようにする予防策も重要です。この記事では、駆除後の予防措置も含めて詳しく説明していくので、長期的な対策が可能です。

また、日本国内でコウモリは保護対象となっている場合があるため、法的な注意点も解説します。

記事のポイント
コウモリが家に侵入する原因と駆除方法について理解できる。
コウモリのフンがもたらす健康リスクとその対策について理解できる。
法律に基づいたコウモリ駆除の注意点と手続きについて理解できる。
コウモリの再発防止策や長期的な予防方法について理解できる。

  1. コウモリ被害の実態とは?
    1. 健康リスク
      1. フンの種類
    2. 建物への損害
    3. 具体的な被害例
    4. コウモリ被害の拡大を防ぐために
  2. 日本でのコウモリの種類と特徴
    1. アブラコウモリ
    2. オヒキコウモリ
    3. コテングコウモリ
    4. アブラコウモリの生態と習性
      1. アブラコウモリの生活サイクル
      2. アブラコウモリの行動範囲
      3. なぜアブラコウモリは人間の住環境に侵入するのか?
  3. コウモリが家に住み着く理由とは?
    1. 暖かさを求めて家に侵入
    2. 巣を作りやすい構造
    3. 餌となる昆虫の多さ
    4. 安全な隠れ家を求めて
  4. 家のどこに巣を作るのか?
    1. 屋根裏
    2. 軒下
    3. 壁の隙間
    4. エアコンの配管や換気口
    5. 雨戸
    6. コウモリが住み着かないために
  5. コウモリ駆除のタイミング:いつが最適か?
    1. コウモリ駆除に最適な時期
    2. 繁殖期を避ける理由
      1. 1. 繁殖期の駆除は非効率
      2. 2. コウモリの保護規制と法律
      3. 3. 倫理的な問題
    3. 繁殖期を避けた効果的な駆除方法
  6. コウモリ駆除の方法:自分でできる対策
    1. コウモリの駆除に必要な基本アイテム
    2. コウモリを自分で駆除する手順
      1. ステップ1:侵入経路の確認
      2. ステップ2:コウモリを追い出す
      3. ステップ3:侵入経路を塞ぐ
  7. 侵入を防ぐための対策
    1. 1. 建物の隙間を徹底的に塞ぐ
    2. 2. 木々や植物を整理する
  8. コウモリの追い出し方法
    1. 1. 音を使ってコウモリを追い出す
    2. 2. 光を使ってコウモリを追い出す
    3. 3. 忌避スプレーを使用する
  9. コウモリ駆除業者に依頼するメリット
    1. 1. 安全かつ確実な駆除が可能
    2. 2. 法律に基づいた適切な対応
    3. 3. 駆除後の再発防止策が確実
    4. 4. 駆除の効果が早い
    5. 5. 精神的ストレスの軽減
  10. どのように業者を選ぶべきか?
    1. 1. 専門知識と経験を持つ業者を選ぶ
    2. 2. 料金の相場を確認する
    3. 3. 口コミや評判をチェック
    4. 4. 保証やアフターサービスを確認
  11. コウモリ被害を防ぐための長期的な予防策
    1. 1. 定期的な建物のメンテナンス
      1. 隙間や穴を塞ぐ
      2. 屋根や軒下のメンテナンス
  12. 家の周りの環境整備
    1. 1. 庭や建物周りの整理整頓
      1. 木々や植栽の剪定
      2. 屋外に物を置かない
    2. 2. コウモリの餌となる昆虫の排除
      1. 照明の管理
      2. 水源をなくす
    3. 3. 家の周りでの餌や巣の提供を防ぐ
  13. コウモリのフンによる被害と対策
    1. コウモリのフンがもたらす健康リスク
      1. ヒストプラズマ症のリスク
      2. 寄生虫や他の病原菌のリスク
    2. フンの掃除方法と消毒の手順
      1. 1. 安全装備の準備
      2. 2. フンの除去手順
      3. 3. 消毒の手順
      4. 4. 繰り返し消毒
  14. コウモリ駆除に関する法律と保護規制
    1. 1. 法的な罰則
    2. 2. 環境への悪影響
    3. 3. 正しい手続きを踏むことの重要性
  15. コウモリに関するよくある質問(FAQ)
    1. Q1. コウモリは家にどのように侵入するの?
    2. Q2. コウモリが家にいることに気づいた場合、すぐに駆除しなければならない?
    3. Q3. コウモリの駆除には許可が必要ですか?
    4. Q4. コウモリ駆除は自分でできるの?
    5. Q5. コウモリのフンや尿による健康リスクはどのようなものがありますか?
    6. Q6. コウモリ駆除を業者に依頼した場合の費用はどれくらい?
  16. コウモリ駆除まとめ
    1. 関連している記事

コウモリ被害の実態とは?

コウモリ駆除

コウモリが家や建物に住み着くと、様々な問題が発生します。見た目には無害に思えるコウモリですが、実際には健康リスク建物への被害が生じることがあります。ここでは、コウモリがもたらす具体的な被害例を挙げながら、その実態を詳しく解説します。

健康リスク

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コウモリは、ダニやノミなどの寄生虫を持ち込み、これが家の中に広がることがあります。さらに、コウモリのフンには病原菌が含まれている可能性があり、特にヒストプラズマ症という肺の病気を引き起こす原因となることがあります。

ヒストプラズマ症は、フンに含まれる胞子を吸い込むことで感染するもので、特に高齢者や免疫力の低い人にはリスクが高い病気です。

また、コウモリは狂犬病の媒介者としても知られており、狂犬病ウイルスを持つコウモリに噛まれたり接触したりすると、人間やペットに感染する可能性があります。コウモリに直接触れることは非常に危険であり、もし見かけた場合は、安易に近づかないようにすることが重要です。

コウモリ駆除

※コウモリによる感染症やウイルスについて詳しくは、文部科学省 科学技術週間ホームページ「コウモリからはさまざまなウイルスが見つかっている」をご覧ください。

フンの種類

ハツカネズミの糞(ひまわりの種ような形)

色:茶色

大きさ:4~7mm

出典:公益社団法人 東京都ペストコントロール協会

クマネズミの糞(お菓子の柿の種のような形)

色:茶色・灰色

大きさ:6~10mm

出典:公益社団法人 東京都ペストコントロール協会

コウモリの糞(線香のもみかすのような形)

色:黒色

大きさ:5~10mm

出典:公益社団法人 東京都ペストコントロール協会

建物への損害

コウモリが家に住み着くと、特に屋根裏や軒下、壁の隙間に巣を作ることが多く、これにより建物がダメージを受けます。

コウモリのフンや尿は、悪臭シミを引き起こし、これが長期間放置されると、天井や壁の材質に悪影響を及ぼします。特に、フンが蓄積すると湿気を含んで木材が腐食したり、断熱材が劣化する原因となります。

最終的には、構造的な損傷にまで至ることがあるため、早急な対策が必要です。

加えて、コウモリが巣を作る際に使用する場所は、隙間小さな穴が多く、これらの穴が建物の断熱性を低下させたり、他の害虫が侵入する原因にもなります。結果として、光熱費の増加や他の害獣の被害拡大につながるリスクが高まります。

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具体的な被害例

  1. フンによる壁の汚れと腐食: 屋根裏に巣を作ったコウモリが残す大量のフンは、屋根材に染み込み、腐敗を引き起こすケースがあります。これにより、屋根の修理費用が大幅に増加することがあります。

  2. 狂犬病のリスク: ある家庭では、ペットが家の中でコウモリと接触し、狂犬病の検査を受けることになったという例もあります。このような接触は、人間にも危険を及ぼす可能性があります。

  3. 断熱材の劣化: コウモリのフンや尿が断熱材に染み込むと、その効果が失われるため、冬は暖房費が増加し、夏は冷房効率が悪化します。また、臭いも長期間残るため、住環境全体の質が下がることになります。

コウモリ駆除

コウモリ被害の拡大を防ぐために

コウモリが家に住み着くのを防ぐためには、定期的な建物の点検と、早期の対応が重要です。もしコウモリがいることに気づいた場合は、すぐに駆除や対策を講じることが必要です。

特に、フンや尿が溜まっている場合は、健康リスクを避けるために適切な清掃と消毒を行うことが重要です。

日本でのコウモリの種類と特徴

日本に生息するコウモリは、意外と多くの種類がいます。コウモリは一般的に夜行性で、虫を食べることで自然環境のバランスを保つ重要な役割を果たしています。しかし、時に人間の住まいに侵入し、駆除が必要になることも少なくありません。

日本でよく見られるコウモリの中でも、アブラコウモリが最も一般的です。他にもオヒキコウモリコテングコウモリなど、さまざまな種類が存在し、それぞれが異なる習性を持っています。

ここでは、日本に生息する代表的なコウモリの種類と、それぞれの特徴や行動パターンについて詳しく見ていきましょう。

アブラコウモリ

コウモリ駆除

Wikipedia

日本の都市部から田舎まで、どこでも見られるのがアブラコウモリです。この小型のコウモリは、体長約5cm、翼を広げると20cmほどになります。

体長 約4~6cm
体重 約5~10kg
体色 黒やこげ茶
繁殖時期 夏。(1回の出産で1~3匹産む)
活動時期

春~秋。(暖かい気温を好む)

冬は冬眠時期。冬眠中気温によっては目覚めて活動することがある。

活動時間

日没~夜間。

夜行性なので昼間は人目のつかない暗い場所で休んでいる。

アブラコウモリは、昆虫を主食とし、特に蚊や蛾などの害虫を効率的に捕食します。そのため、自然環境においては益虫の役割を果たしています。

アブラコウモリは夜行性で、日没後に活動を始めます。日中は建物の隙間や木のうろ、洞窟などに身を隠し、暗くなると飛び回りながら昆虫を捕食します。

市街地では、建物の屋根裏や壁の隙間、さらにはエアコンのダクト内などに巣を作ることがよくあり、人間の生活空間に侵入することがあります。

オヒキコウモリ

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オヒキコウモリは、日本の森林や山地に多く生息するコウモリの一種です。このコウモリは、体長約5~6cmで、アブラコウモリよりも少し大きめです。

名前の由来は、尾が長く飛膜(ひまく)にまで伸びていることからです。オヒキコウモリも昆虫を主食としており、森林内の昆虫を捕食して生態系を支えています。

彼らは都市部にあまり進出せず、自然豊かな環境を好むため、住宅地で見かけることは少ないですが、山間部や林の近くに住む場合は、家の近くで見られることがあります。

コテングコウモリ

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Wikipedia

コテングコウモリは、日本国内で比較的珍しい種類のコウモリです。名前の通り、体のサイズが小さく、可愛らしい外見が特徴です。このコウモリは、洞窟や崖の隙間に住み着くことが多く、日中は暗い場所で休み、夜になると活動を開始します。

コテングコウモリも昆虫を主食とし、夜間に飛び回って餌を探しますが、その行動範囲は限られているため、都市部で見かけることはほとんどありません。

アブラコウモリの生態と習性

アブラコウモリは、日本で最もよく見られるコウモリの一種で、特に都市部で人間の生活に密接しています。

そのため、家の周辺や建物内に住み着くことも多く、駆除の対象となることがよくあります。ここでは、アブラコウモリの具体的な生態や習性について、さらに詳しく見ていきましょう。

アブラコウモリの生活サイクル

アブラコウモリは、主に春から夏にかけて活動が活発になります。春には、冬眠から目覚め、食欲を満たすために活発に飛び回ります。

夏になると繁殖期に入り、メスは安全な場所に巣を作り、子育てを行います。繁殖期のメスは非常に慎重で、静かで暗い場所を選んで子供を守ります。

冬になると、アブラコウモリは冬眠に入ります。冬眠中は建物内の隙間や洞窟、木の裂け目などで寒さを凌ぎます。冬の時期は活動がほぼ見られませんが、暖かくなる春先からまた活発に動き出します。

アブラコウモリの行動範囲

アブラコウモリは、狭い隙間でも入り込む能力があり、特に都市部の建物に住み着くことが多いです。

彼らは非常に小型で、約1cm程度の隙間があれば侵入することができます。そのため、屋根裏や壁の小さな亀裂、窓の隙間、エアコンの通風口など、思いもよらない場所に巣を作ることがあります。

行動範囲はそれほど広くなく、巣から1〜2km以内で食糧を探します。夜間に活発に飛び回り、主に昆虫を捕食して自分のエネルギーを補います。

アブラコウモリの飛行速度は非常に速く、方向転換も得意です。この特性により、夜間でも効率よく餌を捕まえることができます。

なぜアブラコウモリは人間の住環境に侵入するのか?

コウモリ駆除

アブラコウモリは、人間が作り出す建物や都市環境を利用して生活することに長けています。

彼らは自然環境よりも、安定した温度風や雨を避けられる場所を好むため、家屋やマンションの隙間は理想的な住処となります。

また、都市部は餌となる昆虫が多いため、食糧を探すのにも便利です。特に、街灯や窓に集まる蛾や蚊などは、コウモリにとって絶好の餌となります。

一度住み着いたアブラコウモリは、居心地が良ければ何年も同じ場所に留まり、毎年繁殖を繰り返します。放置すると、巣を拡大したり、フンや尿で建物が汚染され、悪臭や健康被害を引き起こす原因となるため、早期の対応が必要です。

コウモリが家に住み着く理由とは?

コウモリ駆除

コウモリは、自然界では重要な役割を果たしていますが、家や建物に住み着くと厄介な存在になることがあります。

では、なぜコウモリは人間の家に侵入し、住み着くのでしょうか?主な理由としては、暖かさ巣を作りやすい環境が整っていることが挙げられます。

以下では、コウモリが住み着く具体的な理由について詳しく説明します。

暖かさを求めて家に侵入

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コウモリは寒さに弱い生き物で、気温が低くなる秋から冬にかけて、暖かい場所を求めて建物に入り込むことがよくあります。

特に都市部では、自然の洞窟や木のうろなどが少なくなり、代わりに屋根裏や壁の隙間などがコウモリにとって理想的な隠れ場所となります。

家の中や建物の屋根裏は、日中の太陽の熱を吸収して暖かさが保たれやすい場所です。こうした安定した温度環境を求めて、コウモリは夜間に活動するものの、昼間は建物の中で休息します。

また、屋内は風や雨から守られた安全な場所でもあるため、寒さや天候に影響されにくい点も魅力です。

巣を作りやすい構造

コウモリが家に侵入するもう一つの大きな理由は、巣を作りやすい構造を持っている建物が多いためです。

コウモリは、体が小さく、狭い隙間でも容易に入り込むことができるため、わずかな隙間があれば家屋内に侵入して巣を作ることができます。

特に、築年数が経過した家やメンテナンスが不十分な建物では、屋根や壁に小さな亀裂ができていることが多く、これがコウモリにとって格好の住処となります。

また、エアコンの配管穴換気口なども侵入経路として利用されることが多く、これらがしっかりとふさがれていない場合、コウモリが住み着くリスクが高まります。

さらに、コウモリは群れで生活することがあり、一度住み着いたコウモリが他の仲間を呼び寄せて、問題がより深刻化することもあります。

コウモリ駆除

餌となる昆虫の多さ

コウモリが人間の住む場所に近づくもう一つの理由は、餌となる昆虫が多いことです。

コウモリの主食は蚊や蛾などの昆虫であり、都市部や住宅地では夜間に照明に集まる昆虫が多く、これがコウモリにとって魅力的な食料源とな ります。

特に庭や外灯がある家では、照明に引き寄せられる昆虫が多いため、それを狙ってコウモリが近くに住み着くことがあります。

安全な隠れ家を求めて

自然界において、コウモリは洞窟や木の隙間、岩の割れ目などに隠れて生活します。

しかし、都市化が進む現代では、こうした自然の隠れ場所が減少しており、代わりに建物の屋根裏や軒下、さらには壁の隙間などがコウモリにとって安全な隠れ場所となっています。

建物の構造によっては、特に周囲に天敵がいない安全な場所が多く、コウモリが侵入しやすくなります。

家のどこに巣を作るのか?

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コウモリが家に侵入する理由が分かったところで、次に気になるのは、具体的に家のどこに巣を作るのかという点です。

コウモリは、狭くて暗く、外敵から身を守れる場所を好んで巣を作ります。以下では、特にコウモリが好んで巣を作る場所について詳しく解説します。

屋根裏

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コウモリが住み着く場所として最も一般的なのが屋根裏です。屋根裏は外部から隔離された空間で、日中も比較的暗いため、コウモリにとって理想的な住処となります。

また、屋根裏は外気と直接接触しないため、冬でも温度が比較的安定しており、コウモリが冬眠するのにも適しています。

さらに、屋根の隙間や軒下などから容易に出入りできるため、一度住み着くと駆除が難しいことが多いです。

屋根裏にコウモリが住み着くと、フンや尿による被害が発生します。フンは悪臭を放つだけでなく、病原菌を含んでいることがあるため、放置すると健康被害の原因にもなります。

また、フンや尿によって天井や断熱材が劣化し、建物の構造にも悪影響を及ぼします。屋根裏にコウモリが住み着いている兆候としては、天井にシミや汚れが発生したり、夜間にカサカサとした音が聞こえることがあります。

軒下

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軒下もコウモリが巣を作る場所としてよく見られる場所です。特に、外壁と屋根の間に小さな隙間がある場合、そこに巣を作りやすくなります。

軒下は外敵から守られ、風雨もしのげるため、コウモリにとって安全で快適な場所です。また、軒下に巣を作ることで、建物の出入りが容易になり、夜間に外に出て餌を取るのにも便利です。

軒下にコウモリが巣を作ると、フンが地面や壁に落ち、悪臭や汚れを引き起こします。さらに、巣の周辺には寄生虫や害虫が発生することがあり、これが建物内に広がると衛生問題に発展することもあります。

壁の隙間

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コウモリは非常に小さな隙間でも入り込むことができるため、壁の隙間にも巣を作ることがあります。特に古い家やメンテナンスが不十分な建物では、外壁にひび割れや隙間ができやすく、これがコウモリの侵入経路となります。

壁の内部に巣を作られると、外からは気づきにくいものの、内部ではフンや尿が蓄積し、長期的には建物の構造に大きなダメージを与える可能性があります。

また、壁の内部にコウモリが住み着くと、夜間に壁の中から鳴き声や羽ばたきの音が聞こえることがあり、これがコウモリが住んでいるサインとなります。

エアコンの配管や換気口

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家の外壁には、エアコンの配管穴や換気口が設置されていますが、これらの穴がしっかりとふさがれていないと、コウモリが侵入する原因となります。

特に、エアコンの配管周辺に隙間がある場合、コウモリはそこから入り込み、壁の内部や天井裏に住み着くことがあります。

エアコンのダクト内にコウモリが巣を作ると、室内に悪臭が広がるだけでなく、エアコンの効率も低下します。

雨戸

コウモリ駆除

雨戸にコウモリが住み着くことがある、ってご存知でしたか?コウモリが雨戸に住み着く場合、基本的には「戸袋」に住み着きます。

戸袋というのは、晴れている日など雨戸がしまわれている場所ですね。造りによって、戸袋がある場合とない場合とがあるようです。

自分の家の雨戸には戸袋がついているという方は、ちょっと覗いてみましょう。どうでしょう、狭くて暗くて、なんとなくコウモリにとって居心地が良さそうな場所だと思いませんか?

コウモリが住み着かないために

コウモリが家に住み着く場所を理解することは、予防策を講じる上で非常に重要です。特に、家の隙間や穴をしっかりとチェックし、侵入経路をふさぐことが効果的です。

エアコンの配管周りや屋根裏へのアクセス口には、コウモリが侵入できないようなネットやシーリング材を使用することが推奨されます。

定期的に家の周辺や内部を点検し、早期に対策を行うことで、コウモリが住み着くリスクを大幅に減らすことができます。

コウモリ駆除のタイミング:いつが最適か?

コウモリ駆除

コウモリ駆除を成功させるためには、適切なタイミングが非常に重要です。コウモリは季節によって活動のピークが異なり、繁殖期や冬眠時期を避けて駆除を行うことで、効率的かつ合法的に対応することができます。

ここでは、コウモリ駆除に最適な時期について詳しく説明し、駆除を行う際の注意点も紹介します。

コウモリ駆除に最適な時期

コウモリ駆除に適した時期は、基本的に春先から秋口にかけての期間です。具体的には、5月から9月頃が最も適しているとされています。

この時期はコウモリが活発に飛び回っているため、駆除作業がしやすく、またコウモリの数が増える前に対策を講じることができます。

  • 5月〜6月:この期間はコウモリが冬眠から覚め、活動を始める時期です。巣を作る前に駆除を行うことで、大きな被害を防ぐことができます。
  • 7月〜9月:夏の間はコウモリが最も活動的な時期ですが、繁殖期を終えた後の駆除は、子供を残さないため、効率的に行えます。特に、8月末から9月初めは駆除に最適な時期とされており、この時期には繁殖を終えたコウモリが巣立ち、巣が空になることが多いです。

コウモリ駆除

冬に近づくにつれ、コウモリは冬眠の準備に入るため、駆除の難易度が上がります。冬眠中のコウモリは、動きが鈍くなるものの、駆除時に外に出すことが難しくなるため、冬眠期に入る前にしっかりと対策を講じておくことが重要です。

繁殖期を避ける理由

コウモリの繁殖期は、駆除を避けるべき時期です。日本におけるコウモリの繁殖期は、一般的に6月から8月にかけての期間です。

この時期には、メスが安全な場所に巣を作り、子供を育てています。繁殖期に駆除を行うことには、以下のリスクや問題が伴います。

1. 繁殖期の駆除は非効率

繁殖期のコウモリは、巣の中に幼い子供を抱えていることが多く、これが駆除を難しくする要因です。もし繁殖期に親コウモリを追い出したとしても、巣の中に子供が残ってしまうことがあり、取り残された子供はやがて死んでしまいます。

これによって悪臭や害虫の発生といった二次的な問題が生じ、家の中で深刻な衛生問題を引き起こす恐れがあります。

また、親コウモリが戻ってくることも多く、完全な駆除ができずに繰り返し駆除作業を行わなければならなくなる可能性があります。繁殖期を避けて駆除を行うことで、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。

2. コウモリの保護規制と法律

コウモリ駆除

日本では、コウモリの多くが法律で保護されています。特に、繁殖期のコウモリを無許可で駆除することは、動物愛護法などの法律に違反する可能性があり、罰則が科せられることがあります。

コウモリの種類によっては、絶滅危惧種に指定されているものもあるため、法律に従って適切に対処する必要があります。

駆除を行う際は、繁殖期かどうかを確認し、違法駆除を避けるために専門業者に依頼することが推奨されます。専門業者は、法的な規制を熟知しており、コウモリの保護状況を考慮しながら適切な駆除を行います。

3. 倫理的な問題

繁殖期にコウモリを駆除することは、倫理的な観点からも問題があります。巣の中で育てられている子供コウモリは、まだ飛び立つことができないため、駆除を行うと親から引き離され、結果的に命を落としてしまいます。

こうした状況を避けるためにも、繁殖期には駆除を行わず、コウモリが巣立ってから駆除作業を開始することが望ましいです。

繁殖期を避けた効果的な駆除方法

繁殖期を避けて駆除を行うことで、コウモリ駆除の成功率は格段に向上します。駆除を行う際は、以下のポイントに注意してください。

  1. 駆除の前に巣の状況を確認:巣が空になっているかどうかを確認し、子供コウモリが残っていないことを確かめましょう。

  2. 適切な道具を使用:コウモリは小さな隙間からも侵入するため、駆除後は建物内のすべての隙間をふさぐことが重要です。専門のシーリング材ネットを使用して、再侵入を防ぎます。

  3. 専門業者に依頼する:繁殖期を避けるべき理由や法的な制約を考えると、コウモリ駆除は専門業者に依頼するのが安全で確実な方法です。業者は駆除のタイミングを見極め、適切な方法で対応してくれます。

繁殖期を避けることで、倫理的かつ法的に正しい駆除が可能になります。これにより、建物に与えるダメージを最小限に抑え、コウモリによる二次的な被害も防ぐことができます。駆除を行う際は、繁殖期を避けたタイミングで対応し、専門業者の協力を得ることが効果的です。

コウモリ駆除の方法:自分でできる対策

家に住み着いたコウモリは、健康リスクや建物への被害を引き起こす可能性があるため、早めの対策が必要です。

プロに依頼するのも一つの方法ですが、自分でできる駆除対策もあります。ここでは、一般的なコウモリ駆除方法追い出し方、自宅で使用できるアイテムを紹介しながら、効果的な実践的アドバイスを詳しく解説します。

コウモリの駆除に必要な基本アイテム

自分でコウモリを駆除するには、以下のアイテムが役立ちます。これらの道具を使用することで、効率よくコウモリを追い出し、再侵入を防ぐことが可能です。

  • シーリング材やコーキングガン:コウモリが侵入する隙間や穴を塞ぐのに使用します。

  • 防護服や手袋:コウモリは寄生虫や病原菌を運んでいる可能性があるため、直接触れないように防護具を着用しましょう。

  • ライトやフラッシュライト:暗い場所に隠れているコウモリを追い出す際に使用します。

  • コウモリ専用忌避スプレー:コウモリが嫌がる成分が含まれているスプレーで、侵入を防ぐために使用します。

コウモリ駆除

コウモリを自分で駆除する手順

ステップ1:侵入経路の確認

最初に、コウモリがどこから侵入しているかを確認します。

夜行性のコウモリは夕方から夜にかけて活動を始めるので、日中に屋根裏や外壁の隙間、換気口などをチェックし、彼らが出入りしている場所を特定しましょう。

侵入経路が分かったら、駆除作業を始める前にその場所を明確にしておくことが重要です。

ステップ2:コウモリを追い出す

侵入経路が分かったら、次にコウモリを物理的に追い出す作業を行います。

夜間、コウモリが餌を探しに出かける時間帯を狙い、追い出しを行います。昼間に巣の中にいるコウモリを無理に追い出すのは、巣の中に取り残された子供コウモリがいる場合、問題を複雑化させるため避けるべきです。

以下の方法が効果的です。

  • 光を使った追い出し:コウモリは暗くて狭い場所を好みます。屋根裏や壁の隙間に明るいライトを当てると、コウモリは居心地が悪くなり、自然と外へ逃げ出します。特にフラッシュライトや強力なLEDライトを使用すると効果が高まります。

  • 音を使った追い出し:コウモリは聴覚が非常に鋭いため、高周波音を利用して追い出すことも可能です。市販のコウモリ用超音波デバイスは、コウモリが嫌がる高周波を発生させ、彼らが住み着かないようにする効果があります。

  • 忌避スプレーを使う:コウモリ専用の忌避スプレーも市販されており、コウモリが嫌がる匂いを発することで巣から出て行かせることができます。ただし、スプレーを使う際は、巣の中にいるコウモリが全て外に出てから使用するようにしてください。

(※動画はイタチ駆除と記載していますが、コウモリにも効果抜群です。)

ステップ3:侵入経路を塞ぐ

コウモリが完全に出て行ったことを確認したら、すぐに侵入経路を塞ぐ作業に取り掛かります。

シーリング材やコーキングガンを使用して、コウモリが出入りしていた隙間や穴を完全に封鎖しましょう。

1〜2cmの小さな隙間でもコウモリは容易に侵入するため、すべての経路をしっかりと確認し、塞ぐことが重要です。

コウモリ駆除

侵入を防ぐための対策

コウモリを追い出した後、再び侵入されないようにするための予防策が非常に重要です。

適切な対策を講じることで、再びコウモリが住み着くことを防ぐことができます。以下では、具体的な方法について説明します。

1. 建物の隙間を徹底的に塞ぐ

コウモリは非常に小さな隙間からでも侵入するため、家の外壁や屋根裏、換気口に隙間がないか定期的に点検しましょう。隙間や穴を見つけたら、コーキング材や金網ネットを使って封鎖します。

  • コーキング材:外壁の隙間や窓枠の亀裂などはコーキング材でしっかりと塞ぎます。特に雨漏りを防ぐためのメンテナンスも兼ねて、細かい亀裂も見逃さないようにしましょう。

  • 金網ネット:換気口やエアコンの配管口には、コウモリが侵入できないよう細かい目の金網ネットを取り付けます。これにより、空気の流れは確保しつつ、コウモリの侵入を防ぐことができます。

2. 木々や植物を整理する

家の周囲に植えられた木々や植物もコウモリの住み着く場所になることがあります。

特に、枝が家に接触している場合は、これがコウモリの足場となり、屋根や壁に簡単に到達できる原因となります。定期的に剪定を行い、家から離しておくことで、侵入のリスクを減らすことができます。

コウモリの追い出し方法

コウモリを家から追い出すためには、彼らが嫌がる環境を作り出すことが効果的です。ここでは、音や光、臭いを利用したコウモリの追い出し方法を詳しく解説します。

1. 音を使ってコウモリを追い出す

コウモリは非常に敏感な聴覚を持っており、特に高周波音を嫌います。市販されている超音波デバイスを設置することで、コウモリが住み着かない環境を作ることができます。

これらのデバイスは、コウモリには不快な音を発生させる一方で、人間には聞こえないため、安心して使用できます。

  • 設置場所としては、コウモリが出入りしている場所や、巣があると考えられる場所に設置するのが効果的です。

2. 光を使ってコウモリを追い出す

コウモリは暗くて狭い場所を好むため、明るい光を当てられると不快に感じ、住み着きません。屋根裏や隠れた場所に向けて明るいライトを照射することで、コウモリを自然に追い出すことができます。

  • 夜間にコウモリが活動を始める前に、明るいライトをつけておくと、コウモリは他の場所に移動する可能性が高まります。

3. 忌避スプレーを使用する

市販されているコウモリ専用忌避スプレーには、コウモリが嫌がる臭いを発する成分が含まれています。これをコウモリが住み着きそうな場所にスプレーすることで、コウモリが近づかなくなります。

  • スプレーは、定期的に散布することで効果を維持できます。また、巣から出て行った後に散布することで、再び巣作りを防ぐことができます。

自分でできるコウモリ駆除は、追い出し方法や予防策を正しく理解し、適切な道具を使用することが鍵です。コウモリが嫌がる環境を作り出し、しっかりと侵入経路を塞ぐことで、効果的に駆除を行うことができます。再侵入を防ぐためには、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。

コウモリ駆除業者に依頼するメリット

コウモリ駆除

コウモリが住み着いてしまった場合、自分で駆除を試みることも可能ですが、専門の駆除業者に依頼することで得られるメリットは数多くあります。

コウモリ駆除は一見簡単そうに見えるかもしれませんが、実際には隠れた危険や法律の問題も絡むため、プロに依頼する方が安全で効果的です。

ここでは、自分で行う駆除と比較して、駆除業者に依頼するメリットを詳しく解説します。

1. 安全かつ確実な駆除が可能

コウモリは狂犬病やヒストプラズマ症など、人間に感染する危険性のある病原菌を持っていることがあり、直接手で触れるのは非常に危険です。

プロの駆除業者は、適切な防護具や専用の道具を使用し、衛生的かつ安全にコウモリを追い出し、巣を処理します。これにより、健康リスクを最小限に抑えた対応が可能になります。

さらに、コウモリは小さな隙間からも侵入できるため、巣が複数箇所にあることが多く、全てのコウモリを駆除するのは素人には難しい作業です。

業者は経験豊富で、コウモリの生態や行動パターンを理解しているため、効果的な駆除が行えるのです。

2. 法律に基づいた適切な対応

日本では、コウモリは一部が法的に保護されています。

特に、繁殖期にコウモリを無許可で駆除することは、動物愛護法や自然保護法に抵触する可能性があります。専門の駆除業者は、これらの法律を遵守した上で、適切な手続きを踏んで駆除を行います。

自分で駆除を行う場合、こうした法律に違反してしまうリスクがありますが、業者に依頼すれば法的な問題を避けることができます。

3. 駆除後の再発防止策が確実

コウモリ駆除は、再発防止策が非常に重要です。自分で駆除を行った場合、コウモリを追い出すだけで侵入経路をしっかりと塞がないと、すぐに再び住み着いてしまいます。

プロの業者は、コウモリが侵入してきた隙間や穴を確実に塞ぎ、再侵入を防ぐためのメンテナンスを行います。

さらに、家全体を点検し、他に潜在的な侵入経路がないかをチェックしてくれるため、長期的な安心を得ることができます。

4. 駆除の効果が早い

業者に依頼する最大のメリットの一つは、短期間で問題を解決できることです。

自分で駆除を行う場合、試行錯誤が続き、結果的に時間がかかってしまうことが多いですが、プロの業者は経験を活かして迅速に対応します。

特に、コウモリの巣が複数ある場合や、大量のコウモリが住み着いている場合は、業者に任せる方が圧倒的に早く、効果的な駆除が可能です。

5. 精神的ストレスの軽減

コウモリが家に住み着いているという状況自体が、家主にとって大きなストレスになります。

駆除を自分で行おうとすると、駆除に対する知識不足や失敗の不安が重なることもあります。プロの業者に依頼すれば、精神的な負担を軽減でき、安心して任せることができるでしょう。

専門家が駆除と予防策をしっかりと施してくれるので、駆除後に再びコウモリが現れる心配もありません。

コウモリ駆除

どのように業者を選ぶべきか?

コウモリ駆除業者を選ぶ際には、信頼できる業者を見極めるためのポイントがいくつかあります。ここでは、業者選びのコツや注意すべき点について解説します。

1. 専門知識と経験を持つ業者を選ぶ

コウモリ駆除には、専門的な知識と経験が欠かせません。

業者を選ぶ際には、コウモリ駆除に特化した経験を持つかどうかを確認しましょう。ウェブサイトや口コミで、過去の実績や駆除の方法について確認し、具体的なコウモリ駆除の事例を持っている業者を選ぶと安心です。

また、業者が持つ資格や法律に基づいた対応を行っているかどうかもチェックポイントです。特に、コウモリが法的に保護されている場合は、違法な駆除を行わない業者を選ぶことが重要です。

2. 料金の相場を確認する

コウモリ駆除の料金は、業者や駆除の規模によって異なります

。一般的に、1万~5万円程度が相場とされていますが、コウモリの巣の場所や数、建物の構造によってはこれ以上の費用がかかることもあります。

業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取り、料金が適正かどうかを確認しましょう。

安すぎる料金の業者には注意が必要です。安価である一方、サービス内容が不十分だったり、再発防止策がしっかりしていないケースもあります。

見積もりの内訳をしっかり確認し、納得できる内容かどうか判断することが大切です。

3. 口コミや評判をチェック

信頼できる業者を選ぶために、口コミや評判を確認することも重要です。

インターネットでの口コミサイトやレビュー、またはSNSでの評判を確認し、過去に利用した人たちの体験談を参考にしましょう。特に、駆除の効果やアフターケアの質についての評価が高い業者は、信頼できる可能性が高いです。

ただし、口コミを鵜呑みにするのではなく、複数の意見を見て総合的に判断することが大切です。また、駆除後のフォローアップや保証があるかどうかも確認しましょう。業者によっては、駆除後に再発した場合の対応も含めた保証サービスを提供しているところもあります。

4. 保証やアフターサービスを確認

コウモリ駆除の完了後、再びコウモリが住み着いてしまうケースもあります。

そのため、保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶことが安心です。多くの業者は、一定期間内であれば無料で再駆除を行ってくれる保証を提供しています。

駆除後にどのような対応が受けられるのか、契約前にしっかりと確認しましょう。アフターサービスが充実している業者は、再発時にも迅速に対応してくれるため、安心感が違います。

コウモリ駆除は、プロの業者に依頼することで安全かつ効果的に行えます。業者選びの際は、経験や専門知識、口コミの評判、料金の相場をよく確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

また、再発防止のためのアフターケアや保証も確認し、長期的に安心できる対策を講じましょう。

コウモリ駆除は、プロの業者に依頼することで安全かつ効果的に行えます。業者選びの際は、経験や専門知識、口コミの評判、料金の相場をよく確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。また、再発防止のためのアフターケアや保証も確認し、長期的に安心できる対策を講じましょう。

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あい営繕が選ばれる理由

コウモリ駆除 あい営繕

コウモリ被害を防ぐための長期的な予防策

コウモリ被害は、駆除だけでは完全に解決するわけではありません。

長期的な被害を防ぐためには、継続的な建物のメンテナンスと、コウモリの侵入を防ぐための環境改善策が重要です。

コウモリは一度住み着くと、毎年戻ってきて巣を作ることがあり、定期的な点検と予防対策を行うことで、再侵入を未然に防ぐことができます。この記事では、具体的な長期的な予防策について詳しく説明します。

1. 定期的な建物のメンテナンス

建物の点検とメンテナンスは、コウモリが住み着かないための基本的な対策です。

コウモリは、建物のわずかな隙間や穴を通って侵入するため、家の構造に問題があると簡単に巣を作ってしまいます。特に注意すべきポイントは、屋根裏や軒下、外壁のひび割れ、換気口、窓やドアの周りです。

隙間や穴を塞ぐ

  • シーリング材やコーキング材を使って、建物の隙間や穴をしっかりと埋めましょう。特に屋根裏や壁のつなぎ目、エアコンの配管口などは、コウモリが侵入しやすい場所です。コウモリはわずか1~2cmの隙間でも入り込むため、家全体をくまなく点検し、どんな小さな隙間でも見逃さないことが重要です。

  • 金網ネットの設置も効果的です。換気口や排気口など、どうしても塞げない部分には細かい目の金網ネットを設置することで、通気性を保ちながらもコウモリの侵入を防ぐことができます。

屋根や軒下のメンテナンス

  • 屋根の瓦スレートがずれていると、その隙間からコウモリが侵入することがあります。定期的に屋根をチェックし、ズレや破損があれば早めに修繕しましょう。

  • 軒下の隙間もコウモリの格好の侵入経路になります。軒下の隙間には、コウモリ用の侵入防止ネットを取り付けるか、シーリング材でしっかり塞いでください。

家の周りの環境整備

コウモリが住み着かない環境を作るためには、家の周辺の整備も欠かせません。

庭や建物の周辺環境を見直し、コウモリが好む場所を排除することで、コウモリ被害を未然に防ぐことができます。ここでは、庭や建物周りの整理整頓や、コウモリが好む餌や水源を排除する方法について詳しく説明します。

1. 庭や建物周りの整理整頓

コウモリは、安全で静かな場所を好みます。家の周りが散らかっていたり、コウモリが隠れやすい環境が整っていると、彼らが住み着くリスクが高まります。以下の点に注意して、家の周りの環境を整えましょう。

木々や植栽の剪定

  • 家の近くに木が植えられている場合、その枝が屋根や外壁に接触していると、コウモリが簡単に屋根裏に侵入する足場となります。木々や植栽の枝を定期的に剪定し、家から離しておくことが重要です。

  • また、茂みや雑草もコウモリが隠れたり休息する場所になる可能性があります。庭や家の周りは常に整頓し、雑草や茂みをきれいに保ちましょう。

屋外に物を置かない

  • コウモリは、物陰や隙間に隠れる習性があります。庭に放置されている物や、倉庫周辺に積まれた荷物の下などは、彼らにとって格好の隠れ家となることがあります。屋外に物を置きっぱなしにせず、しっかりと収納するよう心掛けましょう。

  • バーベキューグリルゴミ箱も、整理整頓しておくことが大切です。これらのアイテムが野外に放置されると、コウモリや他の害獣が住み着く原因になることがあります。

2. コウモリの餌となる昆虫の排除

コウモリの主な餌は、蚊や蛾などの昆虫です。これらの昆虫が家の周りに多いと、それを求めてコウモリが集まってきます。昆虫を減らすことで、コウモリの住み着く可能性も低くなります。

照明の管理

  • 夜間の照明に引き寄せられる昆虫は、コウモリの餌となります。外灯やガーデンライトを減らしたり、コウモリや昆虫が嫌がる黄色いライトを使用することで、昆虫の数を減らすことができます。

  • また、光の量を減らすために、外灯をタイマー式センサーライトに変更するのも有効です。常に光がある環境は、昆虫やそれを捕食するコウモリを引き寄せやすいので、できるだけ短時間しか点灯しないように調整しましょう。

水源をなくす

  • コウモリは、水を飲むために水源の近くに集まることが多いです。庭に池や水たまりがある場合、それがコウモリの活動範囲を広げる原因となることがあります。池や水たまりを作らないようにし、雨水が溜まらないように水の管理を徹底しましょう。

  • 雨樋や排水口が詰まっていると、そこに水が溜まり、コウモリの餌となる昆虫が発生する原因にもなります。定期的に掃除を行い、コウモリが集まりにくい環境を維持しましょう。

3. 家の周りでの餌や巣の提供を防ぐ

コウモリが集まりやすい環境を作らないよう、餌や巣を提供する可能性のあるものは排除しましょう。特に、コウモリの巣作りの足場となりそうな場所を整理整頓することで、住み着くリスクを減らすことができます。

コウモリ被害を防ぐためには、長期的な予防策が不可欠です。定期的な建物の点検やメンテナンス、そして庭や家の周りの環境整備を徹底することで、コウモリの侵入を防ぐことができます。

また、昆虫の数を減らすことで、コウモリが集まらない環境を作ることも重要です。これらの対策を講じることで、コウモリによる被害を長期的に回避することができるでしょう。

コウモリのフンによる被害と対策

コウモリが家に住み着くと、そのフンが引き起こす被害が大きな問題となります。

コウモリのフンには、健康リスク悪臭シミ、そして病原菌の問題が含まれています。適切な対策を講じなければ、フンが蓄積し、住環境全体に悪影響を及ぼします。この記事では、コウモリのフンがもたらす被害と、適切な対策について詳しく説明します。

コウモリのフンがもたらす健康リスク

コウモリのフンは、一見無害に見えるかもしれませんが、実は健康に対して深刻なリスクをもたらす可能性があります。特に、フンには病原菌や寄生虫が含まれており、これが空気中に拡散されることで、ヒトに感染する恐れがあるのです。

ヒストプラズマ症のリスク

コウモリのフンに含まれる最も危険な病原菌の一つが、ヒストプラズマ菌です。この菌は、コウモリのフンに棲息していることがあり、乾燥して粉状になったフンが風などで舞い上がり、それを吸い込むことで感染する恐れがあります。

ヒストプラズマ菌に感染すると、ヒストプラズマ症という病気を引き起こし、以下のような症状が現れます。

  • 咳や呼吸困難:肺に菌が侵入するため、風邪のような症状から始まり、重篤化すると呼吸困難になることもあります。

  • 発熱や疲労感:感染が進行すると、発熱や強い倦怠感が生じ、日常生活に支障をきたします。

  • 免疫力低下による合併症:特に高齢者や免疫力の弱い人が感染すると、重症化するリスクが高くなります。

ヒストプラズマ症は通常は軽度で済む場合が多いものの、放置すると慢性化し、肺炎など深刻な病状を引き起こすこともあるため、フンの取り扱いには注意が必要です。

コウモリのふん対策

寄生虫や他の病原菌のリスク

コウモリのフンには、他にもサルモネラ菌リッケチアといった病原菌が含まれている場合があり、これらもまた健康に害を及ぼします。

さらに、コウモリ自体にはノミやダニといった寄生虫が多く付着しているため、これらが家の中に広がると、皮膚炎やアレルギー反応を引き起こすリスクも高まります。

コウモリのフンや巣の近くで見つかるダニは、刺されることでかゆみや発疹を引き起こし、最悪の場合には皮膚感染症につながることもあります。したがって、コウモリのフンが確認されたら、適切な清掃と消毒が非常に重要です。

コウモリ駆除

フンの掃除方法と消毒の手順

コウモリのフンは、家や建物にとって大きな衛生問題です。フンが放置されると、健康リスクが高まるだけでなく、臭いやシミの原因となり、建物の劣化を早める可能性があります。ここでは、コウモリのフンを安全に掃除し、消毒するための具体的な手順を解説します。

1. 安全装備の準備

まず、コウモリのフンを掃除する際には、健康リスクを避けるために適切な防護装備を着用することが重要です。以下の装備を準備しましょう。

  • 防塵マスク:ヒストプラズマ菌などの病原菌が含まれている可能性があるため、マスクを着用して空気中の微粒子を吸い込まないようにします。

  • 手袋:フンに直接触れないように、使い捨てのゴム手袋や防護手袋を使用します。

  • 防護服や長袖の衣類:皮膚にフンが触れないように、長袖や使い捨ての防護服を着用します。

2. フンの除去手順

安全装備を整えたら、次にコウモリのフンを物理的に除去します。以下の手順で行いましょう。

  1. フンを湿らせる:フンが乾燥している場合、粉状になり空気中に舞い上がる可能性があるため、まずはスプレーボトルで軽く水をかけて湿らせます。この処理によって、菌が飛散するリスクを抑えます。

  2. ゴミ袋に慎重に取り除く:湿らせたフンをペーパータオルや布で慎重に取り除き、すぐに密閉できるビニール袋に入れます。この際、できるだけフンに直接触れないように注意しましょう。

  3. ゴミの処理:フンを入れた袋は、しっかりと密閉し、地域の廃棄ルールに従って適切に処理します。多くの自治体では、有害ごみとして扱う必要があります。

3. 消毒の手順

フンを取り除いた後は、徹底的に消毒を行いましょう。以下の方法で、安全に消毒を行います。

  1. 消毒液を準備する:市販の消毒用スプレーや、漂白剤を水で薄めたもの(1:10の割合で希釈)を使用します。漂白剤は菌やウイルスを除去するのに非常に効果的です。

  2. フンがあった場所をスプレーする:フンがあった場所に消毒液をスプレーし、十分に浸透させます。特に、フンが染み込んでいた可能性のある壁や床は、念入りに消毒することが大切です。

  3. 拭き取りと乾燥:消毒液を数分間放置してから、清潔なタオルや布で拭き取ります。最後に、自然乾燥させるか、風通しを良くして乾かします。

4. 繰り返し消毒

コウモリが再び住み着かないようにするためには、定期的に消毒を繰り返すことが重要です。コウモリの巣やフンがあった場所は、菌が残っている可能性があるため、数回にわたって消毒を行い、完全に除去できるよう努めましょう。

コウモリのフンは、健康リスクや建物の損傷を引き起こすため、放置せずに適切な対応を行うことが非常に重要です。

ヒストプラズマ症や寄生虫による感染を防ぐためには、フンを扱う際に防護装備を着用し、しっかりと除去した後、消毒を徹底することが不可欠です。これらの手順を守ることで、安全かつ効果的にコウモリのフンによる被害を防ぐことができます。

コウモリ駆除に関する法律と保護規制

日本国内では、コウモリの駆除に関して一定の法律や規制が存在します。コウモリは生態系のバランスを保つ重要な存在であり、特に絶滅の危機に瀕している種が法律で保護されています。

そのため、駆除を行う際には法的な制約許可手続きを守らなければならないケースがあります。本記事では、日本で保護されているコウモリの種類や、駆除に際しての法的な注意点について詳しく説明します。

1. 法的な罰則

コウモリを違法に駆除した場合、鳥獣保護法自然環境保護法に基づき、厳しい罰則が科されます。無許可で保護対象のコウモリを駆除すると、以下のような罰則が適用される可能性があります。

  • 罰金刑:数万円から数十万円の罰金が科されることがあります。
  • 懲役刑:悪質な場合には懲役刑が科されることもあります。
  • 捕獲したコウモリの放棄命令:違法に捕獲したコウモリを放すよう命じられる場合もあります。

特に繁殖期に保護されているコウモリを捕獲したり、駆除したりした場合、罰則がさらに重くなる可能性があるため注意が必要です。

2. 環境への悪影響

コウモリは、昆虫を捕食することで害虫の数を抑え、農業や自然環境に大きな役割を果たしています。

無闇にコウモリを駆除すると、その地域での害虫の増加や、他の動物への影響が出る可能性があります。特に、農村地域や自然豊かな場所では、コウモリがいなくなることで、害虫の数が増え、農作物に被害が及ぶケースもあります。

違法な駆除は、このような環境への悪影響も引き起こすため、法律を守りながら、適切な手段でコウモリ駆除を行うことが求められます。

3. 正しい手続きを踏むことの重要性

コウモリ駆除を行う際には、法的な手続きをきちんと踏むことが非常に重要です。

具体的には、自治体や環境保護団体に問い合わせて、駆除が必要な場合は許可申請を行い、繁殖期や保護期間中には駆除を行わないようにする必要があります。

また、信頼できる業者を選び、正規の手続きに基づいて駆除を行うことで、法律違反を避けることができます。

自治体によっては、コウモリ駆除に関する補助金制度駆除のためのガイドラインが提供されている場合もあるため、事前に情報収集を行うことが賢明です。

コウモリの駆除を行う際には、法的な規制手続きを守ることが不可欠です。保護されているコウモリを無許可で駆除することは違法であり、厳しい罰則が科されるだけでなく、生態系にも悪影響を与える可能性があります。

違法な駆除を避けるためには、自治体に許可を申請し、正しい手順で駆除を行うことが重要です。また、信頼できる駆除業者を選び、正規の手続きを守ることで、安心してコウモリ駆除を行うことができます。

コウモリに関するよくある質問(FAQ)

コウモリ駆除

コウモリが家に住み着いてしまった場合、すぐに対応することが重要ですが、コウモリ駆除に関してはさまざまな疑問や不安があるかと思います。

ここでは、コウモリ駆除に関するよくある質問とその回答をまとめました。これを読めば、駆除に関する基本的な知識や対策方法がクリアになるでしょう。

Q1. コウモリは家にどのように侵入するの?

回答: コウモリは非常に狭い隙間から侵入することができます。屋根裏や外壁の小さなひび割れ、エアコンの配管周り、換気口など、わずか1~2cmの隙間があれば、コウモリは簡単に入り込むことが可能です。

特に夜行性のため、夕方から夜にかけて活発に動き回り、巣を作るために家屋に侵入することがあります。

Q2. コウモリが家にいることに気づいた場合、すぐに駆除しなければならない?

回答: はい、早急な対応が必要です。コウモリは巣を作り、そこに留まるとフンや尿による健康被害や建物の損傷が発生することがあります。

また、コウモリが一度住み着くと、毎年同じ場所に戻ってくる習性があるため、早期に駆除することが重要です。ただし、繁殖期(夏季)は親コウモリを駆除すると巣の中に子供が残ってしまうことがあるため、繁殖期を避けた時期に駆除するのが望ましいです。

Q3. コウモリの駆除には許可が必要ですか?

回答: 日本国内では、鳥獣保護法によって保護されているコウモリの種類が存在します。そのため、無許可での駆除は違法となる場合があります。

駆除を行う前には、まず自治体に問い合わせて、駆除許可が必要かどうか確認することが大切です。また、コウモリ駆除を行う専門業者に依頼する際は、業者が必要な許可を得ているか確認することも重要です。

Q4. コウモリ駆除は自分でできるの?

回答: コウモリ駆除を自分で行うことは可能ですが、適切な道具と知識が必要です。まずはコウモリが侵入している隙間を特定し、巣を作っている場所を把握します。

その後、光や音を利用して追い出すことが一般的な方法です。追い出した後は、侵入経路をしっかりと塞ぐことが肝心です。

ただし、コウモリのフンには病原菌が含まれていることがあるため、掃除や消毒には防護具を着用することが必要です。法律的な問題や再発防止を考慮すると、プロの業者に依頼するのが最も安心です。

Q5. コウモリのフンや尿による健康リスクはどのようなものがありますか?

回答: コウモリのフンには、ヒストプラズマ症を引き起こす可能性があるヒストプラズマ菌が含まれていることがあります。

ヒストプラズマ菌は乾燥したフンが粉状になり、空気中に舞い上がって吸い込むことで感染します。この病気は肺炎のような症状を引き起こし、免疫力の低い人や高齢者に特にリスクが高いです。

また、コウモリのフンや尿は強い悪臭を放ち、建物にシミや腐食を引き起こすこともあります。そのため、適切な防護具を使って徹底した掃除と消毒が必要です。

Q6. コウモリ駆除を業者に依頼した場合の費用はどれくらい?

回答: コウモリ駆除にかかる費用は、侵入場所の数や被害の規模によって異なりますが、一般的には1万円から5万円程度が相場です。

大規模な駆除や、複数箇所に巣がある場合はこれより高くなることもあります。見積もりを複数の業者から取り、サービス内容や料金を比較することをお勧めします。また、駆除後の再発防止策やアフターサービスが含まれているかも確認すると良いでしょう。

コウモリ駆除まとめ

コウモリが家に住み着いてしまうと、健康リスクや建物への損害が生じる可能性があるため、早期に対応することが非常に重要です。

この記事では、コウモリ駆除の基本的な知識や方法、そして長期的な予防策について詳しく解説してきました。ここでは、その内容をまとめ、コウモリ駆除を成功させるために押さえておきたいポイントを整理します。

  1. 住み着く原因
    コウモリは暖かく隙間がある場所を好みます。屋根裏や壁の隙間、エアコンの配管穴などが侵入経路となるため、早めに隙間を塞ぎましょう。

  2. 駆除方法
    光や音でコウモリを追い出し、侵入経路を塞ぐことが重要です。法律で保護されているコウモリもいるため、自治体に確認が必要です。

  3. 健康リスク
    コウモリのフンにはヒストプラズマ菌などの病原菌が含まれており、掃除の際には防護具と消毒が必要です。

  4. 業者に依頼するメリット
    業者に依頼すれば、安全な駆除や法律遵守、再発防止策の提供など、確実で安心な対応が得られます。

  5. 法的注意点
    コウモリは鳥獣保護法により保護されている場合があるため、無許可での駆除は違法です。必ず許可を得てから駆除を行うか、業者に依頼しましょう。

  6. 再発防止策
    定期的なメンテナンスと環境整備で、コウモリの再侵入を防ぐことができます。特に隙間の修繕や庭の整理が重要です。

早期対応と再発防止策がコウモリ駆除の鍵です。法律を守りながら、専門業者を活用することで、安心して問題を解決できます。

 

最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もしコウモリ駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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