シロアリ駆除 自分でやってみた!必要な道具と効果的な手順

シロアリ駆除 自分でやってみた

シロアリの被害に悩まれている方、そして「できるだけ自分で対処して費用を抑えたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

プロに依頼すると安心ですが、その分費用が高くつくため、DIYで挑戦する選択肢を考える方が増えています。

しかし、シロアリ駆除を自分でやってみた経験を持つ方の多くは、その作業が想像以上に大変であることに気づくのです。

そこで本記事では、「シロアリ駆除 自分でやってみた」挑戦を成功させるために必要な道具と具体的な手順をわかりやすく解説します。

無計画に始めてしまうと作業が中途半端になり、効果が出ずに逆に被害を広げてしまうこともあります。そのため、最初から適切な準備と進め方を理解することが成功の鍵です。

▼シロアリ駆除をDIYでやる理由とその難しさ▼

「シロアリ駆除をプロに頼むと高いから、自分でやってみたい」と思うのは自然な発想です。

業者への依頼費用は10万円以上かかるケースも珍しくなく、大きな出費に抵抗を感じるのは当然でしょう。

DIYなら、自分のペースで進められる上、材料費だけで済むため、コストを削減できる可能性があります。

しかし、DIYのシロアリ駆除には見えない落とし穴もあります。床下作業の物理的な大変さや、正しい道具の使い方の難しさは予想を超えるもので、準備不足や経験不足が原因で効果が不十分になりかねません。

さらに、施工後に定期的なメンテナンスも必要です。例えば、使用した薬剤の効果はおよそ5年程度なので、その後の再施工を計画する必要も出てきます。

とはいえ、しっかりと準備をして正しい手順を踏めば、DIYでも効果的にシロアリを駆除することが可能です。

本記事を読めば、必要な道具の選び方から施工手順のポイントまで、初心者にもわかりやすく学べます。安心して作業を進められるように、成功のためのノウハウをぜひ参考にしてください。

記事のポイント
DIYでのシロアリ駆除に必要な準備と道具が理解できる。
DIYとプロの駆除の費用対効果が比較できる。
失敗を防ぐための具体的な手順やコツがわかる。
不安がある場合のプロ業者への依頼の重要性が理解できる。

  1. DIYシロアリ駆除のメリットとデメリット
    1. メリット:費用が抑えられる、施工工程が理解できる
    2. デメリット:体力が必要、道具が揃わないと効果が低い
    3. シロアリ駆除を成功させるための判断基準
  2. DIYシロアリ駆除に必要な道具と参考価格
      1. 木部処理剤(21,626円)
      2. 土壌処理剤(69,300円)
      3. 噴霧器(5,430円)
      4. ヘッドライト(2,980円)
      5. 防護服・マスク・ゴーグル(7,700円)
      6. 電動ドリル(4,480円)
      7. 補修材(1,109円)
    1. 道具を揃えるだけで11万円以上かかる可能性も
    2. 必要な道具について
  3. DIYシロアリ駆除の手順を徹底解説
    1. 手順1:床下の点検口を確保する
    2. 手順2:床下全体を点検する
    3. 手順3:薬剤を使用して駆除する
    4. 手順4:施工後の点検と補修
  4. DIYとプロのシロアリ駆除、どちらがお得?
    1. DIYの場合:11万円以上の初期費用
    2. プロの施工:88,000円~300,000円(業者による差)
    3. メンテナンスの周期:DIYは都度確認が必要、プロは定期点検付き
  5. シロアリ駆除を成功させるための3つのポイント
    1. 適切な場所に薬剤を散布する(蟻道を狙う)
    2. 必ず防護服やマスクを着用する
    3. 床下での作業時は焦らず、パニックにならない
  6. DIYシロアリ駆除に関するよくある質問
    1. 市販のスプレーだけで駆除できますか?
    2. DIYで駆除しきれなかった場合はどうすれば?
    3. DIYで使う薬剤の安全性は?
  7. まとめ:シロアリ駆除をDIYで成功させよう!
    1. 道具や手順の準備を徹底することが成功の鍵
    2. 費用対効果を見極め、無理ならプロに依頼する判断も重要
    3. シロアリ駆除に挑戦してみましょう!
    4. 関連している記事

DIYシロアリ駆除のメリットとデメリット

シロアリ駆除を自分で行う際には、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

DIYには費用面のメリットがありますが、十分な効果を出すためには時間と労力が必要です。ここでは、DIYでのシロアリ駆除のメリットとデメリットを具体的に解説します。

メリット:費用が抑えられる、施工工程が理解できる

DIYでシロアリ駆除を行う最大の魅力は、費用を抑えられる点です。また、自分で施工することで、家の構造や施工工程を深く理解できるという利点もあります。

業者に依頼すると、床下の広さや被害の程度に応じて数十万円の費用がかかる場合があります。DIYなら、薬剤や道具代の約11万円ほどで抑えられる可能性があります。

また、自分でシロアリ駆除を行う過程で、家の床下構造や湿気の溜まりやすい場所を知ることができるため、将来的なメンテナンスの計画にも役立ちます。

例えば、DIYで床下の点検をしながらシロアリの蟻道(通り道)や被害箇所を見つけると、次回以降の点検が楽になります。

また、床下に潜る作業はプロに任せると高額になりますが、自分で行えばその分コスト削減が可能です。作業を数回に分けて進められるのもDIYの利点です。

DIYのシロアリ駆除には、費用を削減できる点や、自宅の状況を把握できるメリットがあります。時間と計画をしっかり立てれば、満足感も得られるでしょう。

デメリット:体力が必要、道具が揃わないと効果が低い

一方で、DIYには労力と専門性が求められるため、注意が必要です。体力が必要なうえ、適切な道具を揃えないと十分な効果を得られないリスクがあります。

シロアリ駆除は、狭い床下での作業が中心になります。床下に潜るだけでも体力を消耗し、移動や薬剤散布の作業は慣れないと難しく感じるでしょう。

また、電動ドリルや専用の噴霧器などが必要になりますが、これらが揃っていなかったり不十分だと、施工漏れが発生する可能性があります。

施工漏れは、後でプロの業者に依頼し直すことになり、結果的に余計な出費につながることも。

例えば、手動の噴霧器を使って薬剤を散布する場合、頻繁に薬剤を補充しなければなりません。狭い空間で何度も床上に戻るのは非常に大変です。

また、木材に穴を開けて薬剤を注入する「穿孔注入」を行う際、どこに穴を開けるべきかの判断はプロでも難しい作業です。これを誤ると、被害箇所を放置したままになりかねません。

DIYは魅力的な選択肢ですが、体力と専門性が求められ、道具の不備があれば施工が不十分になる可能性があります。そのため、事前に準備を万全にすることが不可欠です。

シロアリ駆除を成功させるための判断基準

DIYのメリットとデメリットを踏まえ、自分で行うか業者に依頼するかを慎重に判断することが重要です。どちらの方法が自宅の状況に適しているかを考えましょう。DIYは確かに費用が抑えられますが、手間や労力を考慮すると、業者の力を借りた方が確実で安心な場合もあります。

DIYシロアリ駆除に必要な道具と参考価格

シロアリ駆除 自分でやってみた

DIYでシロアリ駆除を行うには、適切な道具を揃えることが欠かせません。必要な道具が揃わなければ、施工漏れが発生し、効果が不十分になってしまう可能性もあります。

ここでは、シロアリ駆除に必要な道具を一覧にし、参考価格も紹介します。道具にかかる費用を理解し、事前に予算を計画することで、作業をスムーズに進めましょう。

木部処理剤(21,626円)

木部に直接噴霧するための処理剤です。シロアリがすでに被害を及ぼしている木材に浸透させることで、侵食を食い止めます。木材の奥までしっかり届くように、たっぷりと散布することが重要です。

土壌処理剤(69,300円)

床下の土壌に散布する薬剤で、シロアリの再発を防ぐために必須です。特に布基礎など、土壌がむき出しになっている場所では、この処理剤を均一にまくことで効果を発揮します。液体をジョウロや専用噴霧器で散布し、隅々まで行き渡らせましょう。

噴霧器(5,430円)

薬剤をまんべんなく散布するための道具です。床下という狭い場所では、小型で持ち運びが簡単な手動式の噴霧器が便利ですが、容量が限られるため頻繁な補充が必要になります。電動式に比べると手間はかかりますが、DIYで使用するには十分です。

ヘッドライト(2,980円)

床下作業では、両手を空けて作業するためにヘッドライトが欠かせません。暗く狭い空間での作業では、明るいライトがあると精神的にも安心です。長時間の作業を考えると、充電式でバッテリーが長持ちするものを選ぶとよいでしょう。

防護服・マスク・ゴーグル(7,700円)

薬剤やほこりから身体を守るための防護装備です。防塵マスクゴーグルは薬剤散布時の安全性を確保します。使い捨ての防護服も用意することで、汚れを気にせず作業に集中できます。狭い床下での作業では、丈夫な服を重ねて着るのもおすすめです。

電動ドリル(4,480円)

シロアリの侵入経路を塞ぐためには、木材に穴を開け、薬剤を注入する「穿孔注入」が必要になることもあります。狭い場所でも使えるコンパクトで充電式のドリルが作業を効率化します。

補修材(1,109円)

薬剤を注入した後は、木材の穴を塞ぐための補修材が必要です。パテ状の補修材を使えば、手軽に穴を埋められ、見た目もきれいに仕上がります。

道具を揃えるだけで11万円以上かかる可能性も

DIYでシロアリ駆除を行う際、必要な道具を一式揃えると11万円以上の費用がかかることもあります。下記の表は、各アイテムの参考価格をまとめたものです。

道具 参考価格
木部処理剤 21,626円
土壌処理剤 69,300円
噴霧器 5,430円
ヘッドライト 2,980円
防護服・マスク・ゴーグル 7,700円
電動ドリル 4,480円
補修材 1,109円
合計 112,625円

価格はあくまで目安ですが、家の床面積や被害の範囲によっては追加の道具や薬剤が必要になることもあります。そのため、予算は余裕を持って計画することが重要です。

また、作業が未熟なために施工漏れが発生した場合、後からプロに依頼することになり、結果的に費用が高くついてしまうこともあります。逆に、必要な道具をきちんと揃えて計画的に進めることで、DIYでも十分な効果を得ることができるでしょう。

必要な道具について

シロアリ駆除に必要な道具は、一式揃えると高額になる可能性がありますが、適切な準備が成功への鍵です。道具が揃っていなければ効果的な施工は難しく、結果的にコストがかさむ可能性もあります。そのため、最初から道具をしっかり揃え、計画的に作業を進めましょう。

また、プロの業者に依頼した場合との費用比較も参考にしながら、自分で行うかプロに任せるかの判断をすると良いです。予算と時間を考慮し、最適な選択をしましょう。

福岡県内・佐賀県東部・山口県西部の
「シロアリ駆除」ならお電話1本で駆け付けます!
0120-640-551

DIYシロアリ駆除の手順を徹底解説

DIYでシロアリ駆除を成功させるためには、正しい手順をしっかりと把握することが重要です。

床下作業には体力が必要な上、施工漏れを防ぐための丁寧な作業も求められます。ここでは、4つのステップに分けたシロアリ駆除の具体的な手順を解説します。

手順1:床下の点検口を確保する

床下に潜るための出入り口を確保することが最初の作業です。床下の状態を確認し、駆除を進めるためには、点検口をしっかり準備する必要があります。

多くの住宅では、点検口がない場合もあり、その場合は和室の畳や床板を外して新たな出入り口を作ることが求められます。作業には男性2人以上の協力が必要になる場合もあります。

さらに、床下は暗いので、ヘッドライトを用意することで両手が自由になり、作業が格段に進めやすくなります。

点検口が狭い場合、薬剤の噴霧器や工具を持ち込むのに苦労することがあります。そのため、最初に広めの開口部を作成しておくと、後の作業が楽になります。

作業をスムーズに進めるため、しっかりとした点検口の確保とヘッドライトの準備が欠かせません。床下にアクセスしやすくする工夫が、全体の効率を上げます。

手順2:床下全体を点検する

床下に潜ったら、シロアリの侵入経路や被害箇所をしっかりと点検することが重要です。見落としがあると、施工漏れの原因になるため、隅々まで確認しましょう。

シロアリは蟻道(アリの通り道)を作って移動します。基礎や束柱に土や泥が付着した蟻道があれば、シロアリが活動している証拠です。

また、床下の湿気やカビの状態もチェックする必要があります。湿気が多い場所はシロアリの発生リスクが高いため、湿気対策も同時に考えるとよいでしょう。

蟻道が確認できなくても、床や柱を軽く叩いて音を確認しましょう。シロアリに食害された木材は内部が空洞になっているため、軽い音がすることがあります。

こうした点検を怠ると、駆除後に再発する可能性も高まります。

床下点検は慎重に行い、蟻道や湿気の有無を見逃さないようにすることが重要です。こうした点検が、駆除の成功に大きく影響します。

手順3:薬剤を使用して駆除する

シロアリの侵入を防ぎ、被害を食い止めるために、木部処理剤と土壌処理剤を正しく使用することが大切です。施工漏れを防ぐために、丁寧な薬剤散布が必要です。

木材には専用の木部処理剤を噴霧器で均一に散布します。特に被害が確認された部分には、薬剤を多めに使用することが推奨されます。

また、土壌には土壌処理剤をジョウロで散布し、シロアリの再発を防止します。さらに、木材に穴を開けて薬剤を注入する「穿孔注入」も効果的です。

この作業には電動ドリルを使用し、シロアリの被害が進行している箇所に直接薬剤を注入します。

薬剤を噴霧する際、手動の噴霧器を使用する場合は頻繁な補充が必要になるため、効率的に作業を進める工夫が求められます。

また、穿孔注入は木材の強度を落とさないよう慎重に行う必要があります。同じ高さに何度も穴を開けると、木材が脆くなってしまうので注意が必要です。

木部処理剤と土壌処理剤の使用は、シロアリ駆除の基本です。丁寧な薬剤散布と穿孔注入の実施が、駆除の効果を最大化します

手順4:施工後の点検と補修

駆除作業が完了したら、施工漏れがないか点検し、必要に応じて木材の補修を行いましょう。また、道具の清掃や今後の再施工の計画も大切です。

薬剤を注入した箇所や、穿孔注入で開けた穴はパテなどの補修材で埋めることで、木材の強度を維持できます。

施工後に点検を怠ると、わずかな見落としから再発するリスクがあるため、作業終了後のチェックは必須です。

また、薬剤の効果はおよそ5年間持続するため、再施工の計画を立てておくと安心です。

施工後、道具が汚れたままだと次回の作業がスムーズに進みません。そのため、噴霧器やヘッドライトなどの清掃も忘れずに行いましょう。

さらに、5年後の再施工時に備えて、今回の作業の記録を残しておくと便利です。

シロアリ駆除は、施工後の点検と補修が重要な工程です。道具の清掃と再施工の計画も怠らず、長期的な視点で予防策を考えることが大切です。


 

DIYでのシロアリ駆除は、正しい手順を守ることで効果を最大化できます。

点検口の確保、床下の点検、薬剤の散布、施工後の点検と補修を丁寧に行うことが成功の鍵です。

また、シロアリ駆除は一度きりではなく、5年後の再施工も視野に入れることが重要です。費用を抑えながらも確実に駆除するためには、計画的な作業が欠かせません。

DIYとプロのシロアリ駆除、どちらがお得?

シロアリ駆除をDIYで行うか、プロに依頼するかは、多くの人が迷うポイントです。

それぞれにメリットとデメリットがあり、費用だけでなく、労力や効果の持続性も判断材料となります。ここでは、DIYとプロの施工の費用を比較し、どちらがあなたの状況に合っているかを考えるための材料を提供します。

DIYの場合:11万円以上の初期費用

DIYでシロアリ駆除を行う場合、初期費用はおおよそ11万円以上になると考えましょう。

薬剤や必要な道具を揃えることで、一見すると割安に見えますが、長期的なコストや手間も考慮する必要があります。

DIYでは、自分で木部処理剤や土壌処理剤を購入し、噴霧器や防護服などの道具を用意する必要があります。

これだけでも、約11万円以上の初期費用がかかります。また、施工漏れが発生する可能性もあり、完全な効果を得るには細心の注意を払わなければなりません。

さらに、定期的な点検や再施工を自分で行う必要があり、そのたびに新たな薬剤が必要になるため、時間と労力の負担もあります。

例えば、DIYで30坪の住宅にシロアリ駆除を行う場合、土壌処理剤の使用量は大量になるため、一度の施工でもかなりのコストがかかります。

しかも、シロアリ被害は床下など目に見えない場所で進行するため、施工漏れに気づかないまま被害が広がるリスクもあります。

DIYは初期費用を抑えつつ、自分のペースで進められる点が魅力です。しかし、細かな点検作業や効果の持続性に不安がある場合は、DIYだけでは不十分になる可能性もあります。

プロの施工:88,000円~300,000円(業者による差)

プロに依頼する場合、88,000円から最大30万円ほどの費用がかかります。業者によって価格に幅がありますが、確実な駆除と長期的な効果を期待できるのがプロ施工の強みです。

プロの施工では、専門の機材や経験豊富なスタッフによる確実な作業が行われます。

特にシロアリの被害が見えにくい場所への処置や、穿孔注入などの高度な作業もスムーズに行えるため、DIYよりも効果的です。

さらに、プロ業者は施工後の定期点検も含めたサービスを提供することが多く、被害の再発防止策も施してくれます。

30坪の住宅の場合、プロに依頼すると18万円から30万円ほどかかることがありますが、初回の施工だけでなく、5年ごとのメンテナンスがパッケージになっているケースもあります。

このため、一度の支払いで安心感が得られる点もプロ施工のメリットです。

プロに依頼すると一度にまとまった費用がかかりますが、確実な施工とアフターフォローが受けられる点は大きな安心材料です。

再発防止策まで含めた長期的な視点で考えれば、コストパフォーマンスが高い選択肢とも言えます。

メンテナンスの周期:DIYは都度確認が必要、プロは定期点検付き

DIYとプロ施工の違いは、メンテナンスの手間と安心感にも大きく現れます。

DIYでは自分で定期的に床下を点検しなければなりませんが、プロ施工には定期点検が含まれるため、その手間を省くことができます。

DIYでのシロアリ駆除は、5年ごとの再施工を自分で計画して実施する必要があります。

しかも、毎年の点検を怠ると、知らないうちに被害が再発している可能性もあります。一方、プロ施工では、業者が定期的に点検とメンテナンスを行ってくれるため、日常的な手間がかかりません。

例えば、DIYの場合、5年後の再施工を忘れてしまうと、その間にシロアリの被害が進行するリスクがあります。しかし、プロに依頼すれば定期的な点検で再発防止ができ、被害の拡大を防げます。

DIYは手間がかかりますが、費用を抑えることができます。一方、プロの施工は定期点検がセットになっているため、長期的に安心して暮らせるというメリットがあります。


 

DIYとプロのシロアリ駆除には、それぞれに利点と課題があります。DIYは初期費用を抑え、自分のペースで作業を進められる反面、効果の持続や施工漏れに不安が残ることもあります。

一方、プロ施工は費用が高額になるものの、確実な効果とアフターフォローが期待できるため、長期的な安心感が得られます。

どちらを選ぶかは、予算や労力、安心感をどこまで重視するかによって決まります。費用対効果を見極め、自分の状況に合った選択をしてください。

シロアリ駆除を成功させるための3つのポイント

シロアリ駆除 自分でやってみた

DIYでシロアリ駆除を行う場合、正しい方法と心構えが欠かせません。準備不足や焦りは施工漏れにつながり、再発の原因になります。

ここでは、シロアリ駆除を成功させるための重要な3つのポイントを紹介します。この3つのポイントを押さえることで、効果的な駆除が可能になり、失敗を防ぐことができます。

適切な場所に薬剤を散布する(蟻道を狙う)

薬剤を効果的に使用するには、シロアリの移動経路である蟻道を的確に狙うことが大切です。適切な場所に散布しなければ、駆除の効果が十分に発揮されません。

シロアリは、木材の内部や壁の裏など、目に見えない場所を好んで移動します。

そのため、蟻道(アリが通る泥の道)や被害箇所の周辺にしっかりと薬剤を散布することで、駆除の効果を高めます。もし蟻道を見つけた場合、その近くに集中して薬剤を散布するのがポイントです。

例えば、床下の基礎部分や束柱に泥が付いたような筋がある場合、それが蟻道の可能性があります。

その場合、木部処理剤を使って隅々まで噴霧し、土壌部分にも土壌処理剤をまくと効果的です。見える部分だけでなく、隠れた箇所にも散布することが駆除成功の鍵です。

シロアリの行動を予測し、薬剤を適切な場所に散布することが、駆除を成功に導く重要なステップです。特に蟻道を見逃さないよう、細かく点検しましょう。

必ず防護服やマスクを着用する

DIYでシロアリ駆除を行う際は、防護服やマスクを必ず着用することが重要です。安全な作業環境を整えることで、健康被害を防ぎます。

シロアリ駆除剤には、肌に触れると荒れやかゆみを引き起こす成分が含まれているものもあります。

防護服やゴーグル、防塵マスクを装着することで、薬剤の影響を最小限に抑えられます。狭い床下では、ほこりやカビの吸い込みも避けるため、マスクの着用が必須です。

作業中にゴーグルを忘れてしまうと、床下で薬剤が目に入るリスクも考えられます。

また、床下は通気が悪いため、マスクを着用せずに作業を行うと、薬剤の匂いやほこりで気分が悪くなることもあります。防護服を着用することで、服が汚れる心配もなくなり、作業に集中できるでしょう。

防護服やマスクを使うことで、安全かつ快適な環境で作業が進められます。無理をせず、安全を優先することが大切です。

床下での作業時は焦らず、パニックにならない

床下での作業中は、焦らず、冷静に作業を進めることが成功の鍵です。狭く暗い空間では、パニックを起こさない心構えが大切です。

床下は、思った以上に狭く暗いため、焦って作業を進めると失敗しやすくなります。

暗闇の中で思い通りに動けず、パニックになると、誤った場所に薬剤を散布してしまうこともあります。落ち着いて作業することで、確実に施工を進めることができ、施工漏れのリスクを減らせます

床下での移動は、ほふく前進が基本になるため、無理な姿勢で作業を続けると疲労が溜まりやすくなります

そんなときは、一度床上に戻って休憩を取りましょう。ラジオをつけたり、家族に声をかけてもらったりすることで、不安を和らげるのも効果的です。

作業はゆっくりと丁寧に進めることが失敗を防ぐポイントです。

狭い床下での作業では、焦らず冷静に取り組むことが成功の秘訣です。無理をせず、休憩を挟みながら進めましょう。


 

DIYでのシロアリ駆除を成功させるためには、適切な場所に薬剤を散布すること、防護服やマスクを必ず着用すること、そして冷静に作業を進めることが重要です。

これらのポイントを守ることで、効果的な駆除が可能になります。また、安全に作業を進めることが、失敗を防ぐための大切な要素です。

DIYだからこそ、焦らず計画的に進めましょう。安全を第一に考え、しっかりと準備を整えることで、シロアリ駆除の成功に近づきます。

DIYシロアリ駆除に関するよくある質問

DIYでのシロアリ駆除を考えている人が抱えやすい疑問にお答えします。正しい知識を持って挑戦することで、トラブルを避け、効果的に駆除することができます。

市販のスプレーだけで駆除できますか?

市販のスプレーだけでシロアリの完全な駆除を行うのは難しいです。

シロアリは表面に現れた個体を駆除するだけでは解決しません。巣を根本から取り除かない限り、シロアリは再発し、被害が拡大する可能性があります。

市販のスプレーは即効性があるものの、効果が一時的なため、完全な駆除には不十分です。また、床下などの見えない部分に巣があると、表面的な対策では対応できません。

例えば、壁の裏や木材の内部にシロアリの巣がある場合、市販スプレーでは届かないため、根本的な解決ができません。そのまま放置すると、時間とともに被害が広がり、修理費用が高額になる恐れがあります。

市販のスプレーはあくまで応急処置と考え、本格的な駆除をするには薬剤の散布や穿孔注入などの適切な手順が必要です。

DIYで駆除しきれなかった場合はどうすれば?

DIYで効果が出ないと感じた場合は、速やかにプロの業者に相談することをおすすめします。

DIYでのシロアリ駆除には限界がある場合があります。特に、施工漏れが発生すると、被害が再発する可能性が高くなります。

プロの業者は特殊な機材や豊富な経験を持っており、自分では対応しきれない場所にも確実にアプローチすることができます。

また、専門業者は施工後の保証や定期点検も含めたサービスを提供していることが多いため、長期的な安心感が得られます。

床下の点検を自分で行ったものの、蟻道を見落としてしまい、再発したケースもあります。このような場合、プロに依頼することで早期に被害を抑えられ、修復費用も最小限に抑えられます。

DIYで対応しきれない場合は無理をせず、プロの業者に相談するのが最適な判断です。早めの対応が被害を最小限に抑えるカギとなります。

DIYで使う薬剤の安全性は?

DIYで使用する薬剤の多くは人体に安全な成分で作られていますが、作業中の防護は欠かせません

最近のシロアリ駆除剤は、安全性が向上しており、人体に悪影響を及ぼさない成分が使用されることが一般的です。

しかし、皮膚や粘膜への直接の接触を避けるため、防護服やゴーグル、マスクを着用することが推奨されます。特に、床下など通気が悪い環境では、薬剤の匂いがこもりやすく、吸い込みを防ぐためにマスクが不可欠です。

作業中に防護服を着用していなかったため、皮膚に薬剤が付着し、かゆみを引き起こしたケースもあります。こうしたトラブルを防ぐためにも、事前に必要な装備を揃えてから作業を始めることが重要です。

DIY用の薬剤は比較的安全とはいえ、安全対策を怠らないことが大切です。必ず防護服やマスクを着用し、安全な環境で作業を進めましょう。


 

シロアリ駆除のDIYに関するよくある質問についてお答えしました。

市販のスプレーでは一時的な対処にしかならず、完全な駆除を目指すには計画的な作業が必要です。

もしDIYでの対応が難しい場合は、プロの業者に早めに相談することがベストです。

また、薬剤は安全性が高いものが多いとはいえ、防護装備の着用を徹底することで、安心して作業が進められます

これらのポイントを押さえて、確実なシロアリ駆除に取り組みましょう。

まとめ:シロアリ駆除をDIYで成功させよう!

DIYでシロアリ駆除を成功させるためには、道具と手順の準備を徹底することが最も重要です。

シロアリは見えない場所で活動するため、準備が不十分だと施工漏れが発生し、被害が広がるリスクもあります。

この記事で紹介したポイントを押さえ、確実な計画を立てて取り組むことで、効果的な駆除が可能になります。

道具や手順の準備を徹底することが成功の鍵

DIYでシロアリ駆除を成功させるには、事前準備が結果を左右します。必要な道具を揃え、正しい手順で進めることが失敗を防ぐカギです。

シロアリの駆除には、木部処理剤や土壌処理剤を使用し、木材に穿孔注入を施すなど、複数のステップが必要です。

作業の途中で道具が不足したり、手順を間違えたりすると、効果が不十分なまま終わってしまう可能性があります

また、床下という特殊な環境での作業は慣れていないと大変です。無理のない計画を立てることがポイントです。

例えば、木部処理剤の散布を怠ると、駆除後も木材の中に潜んでいたシロアリが再び活動を始めてしまいます。

また、ヘッドライトを忘れて作業を進めると、狭い床下での視界が悪くなり、ミスが増える原因にもなります。

DIYを成功させるには、事前に道具を揃え、手順を確実に把握しておくことが不可欠です。焦らず準備を整え、無理のない計画で挑戦しましょう。

費用対効果を見極め、無理ならプロに依頼する判断も重要

DIYが難しいと感じた場合は、プロに依頼する判断も視野に入れることが重要です。

初期費用を抑えられるDIYですが、無理をして被害が広がるよりも、早めのプロ対応が効果的な場合もあります。

DIYは一見コストを抑えられるように見えますが、施工漏れが発生したり、再施工が必要になると、結果的に高額な費用がかかることもあります。

一方、プロに依頼すれば、施工の確実さに加えて、アフターフォローや定期点検も受けられるため、長期的にはコストパフォーマンスが高い選択となることも多いです。

DIYで一度シロアリ駆除を行ったものの、隠れた箇所に気づかず被害が再発し、最終的に業者へ依頼するケースも少なくありません。

このような場合、最初からプロに相談していれば、早期に問題を解決できた可能性もあります。

無理をしてDIYで対応するのではなく、費用対効果を見極めた上で、プロに頼る選択肢を検討することが賢明です。

シロアリ駆除に挑戦してみましょう!

シロアリ駆除を自分で行うのは、大変な作業ですが、正しい準備と計画があれば十分に成功させることができます。

費用を抑えながら、効果的な駆除を目指しましょう。ただし、少しでも不安を感じた場合は、無理をせずプロの業者に相談することをおすすめします。

 

最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。

【関連記事】公益社団法人日本ペストコントロール協会とは?

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

あい営繕

シロアリ駆除 あい営繕

アイちゃん

調査・見積無料!

タイトルとURLをコピーしました