シロアリは、木造住宅だけでなく、コンクリートで建てられた家でも被害を及ぼすことがあります。
多くの人は「コンクリート構造だからシロアリの心配はない」と安心してしまいがちです。しかし、実際にはわずかな隙間やひび割れがあれば、シロアリが侵入し、建物に深刻なダメージを与えることがあります。
例えば、ベタ基礎であっても、経年劣化でコンクリートにできた小さなひびからシロアリが侵入し、床下の木材を食害する事例が後を絶ちません。
コンクリートだから安全というのは誤解であり、定期的な点検や予防策を講じなければ、大切な家が被害に遭うリスクが高いのです。
記事のポイント
● シロアリはコンクリートを食べず、隙間を通って侵入すること。
● ベタ基礎でも定期点検が必要で、ひび割れが侵入経路になる可能性があること。
● DIYの補修は効果があるが、専門業者による点検が推奨されること。
● 定期的な予防と専門家のサポートがシロアリ対策に重要であること。
シロアリ コンクリート対策は有効なのか?侵入防止の具体策と実例を解説
結論として、コンクリート住宅にもシロアリ対策は必要です。
シロアリは木材を好みますが、コンクリート自体に小さな隙間があれば、その隙間を利用して侵入する性質があります。
たとえ床下一面をコンクリートで覆うベタ基礎構造の住宅であっても、シロアリが入る可能性はゼロではありません。
特に経年劣化でコンクリートが収縮すると、微細なひびができやすく、そこから侵入されるケースが報告されています。
効果的な防止策を取らなければ、気付かないうちにシロアリが繁殖し、家の耐久性に悪影響を及ぼします。
そのため、コンクリート住宅におけるシロアリの侵入経路と予防策を知り、事前に対策を講じることが重要です。
このブログでは、シロアリがコンクリート住宅に侵入する仕組み、よくある被害のパターン、そして有効な予防策を具体的に解説します。
これを読めば、あなたの大切な家をシロアリから守るために、何をするべきかがはっきりとわかるでしょう。
なぜコンクリート構造でもシロアリ被害が発生するのか?
シロアリがコンクリート住宅に侵入する理由は主に3つです。
1つ目は、コンクリートにできる微小な隙間です。シロアリは、わずか0.6ミリの隙間があれば侵入できます。
2つ目は、配管や水抜き穴などの構造的な穴です。施工後に塞いだはずの隙間が、経年で再び開くケースも少なくありません。
3つ目は湿気です。コンクリートの下の湿度が高いと、シロアリにとって快適な住環境となり、侵入リスクが高まります。
これらの理由から、コンクリートだからといって安心してはいけません。むしろ、ベタ基礎や配管周りのひび割れを見逃さず、シロアリの侵入経路をしっかり防ぐことが必要です。
シロアリとコンクリートの関係(基本知識)
シロアリはコンクリートをどうやって侵入するのか?
シロアリは木材を好む昆虫ですが、実はコンクリート住宅でも侵入することがあるのをご存じでしょうか?
「コンクリートだから大丈夫」と思って油断してしまうと、シロアリは床下や壁内に潜り込み、建物の強度に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、シロアリがコンクリートにどのように侵入するのか、その方法と理由を解説します。
シロアリはコンクリートを食べるのか?
誤解:「シロアリがコンクリートを溶かす」という噂の真実
インターネット上には「シロアリがコンクリートを溶かして侵入する」という情報を目にすることがあります。
しかし、この情報は正しくありません。シロアリはコンクリートを溶かすことはできません。アリが分泌する蟻酸によってコンクリートを溶かす、という噂もありますが、これは誤解です。シロアリは蟻酸を出さないため、このような作用は不可能です。
正しい情報: シロアリはコンクリートそのものを食べず、微小な隙間を通る
シロアリはコンクリート自体を食べることもありません。
シロアリの主な栄養源は木材に含まれるセルロースです。そのため、木材のようにコンクリートを直接狙うことはないのです。
しかし、シロアリが侵入しないわけではありません。彼らはコンクリートの小さな隙間やひび割れを見つけて、そこを通り道にすることが多いのです。
わずか0.6mmの隙間でも、シロアリにとっては十分な通路となります。
このように、シロアリはコンクリートを溶かしたり食べたりするわけではなく、むしろ構造上の弱点や隙間を巧妙に利用することが、彼らの侵入の特徴です。
コンクリートの隙間やひび割れが侵入経路になる理由
例:「0.6mmの隙間があればシロアリが侵入可能」
シロアリの侵入経路を見逃さないためには、まずどのような場所が危険なのかを知る必要があります。
コンクリートのひび割れや継ぎ目、配管周りにできた小さな隙間は、シロアリの侵入ポイントになりやすいです。
特に、施工時にできる隙間や経年劣化によって生じたひび割れには注意が必要です。コンクリート住宅であっても、わずかな隙間から侵入を許してしまえば、床下の木材に被害をもたらす恐れがあります。
侵入口例:配管周り、セパレーターの隙間、水抜き穴など
- 配管周り: コンクリートの基礎を通して屋内外をつなぐ配管は、コンクリートと密着していないことが多いため、その隙間が侵入口となります。
- セパレーターの隙間: コンクリート施工時に使われる「セパレーター」という金具の周囲にわずかな隙間ができることがあります。これもシロアリが入り込むポイントです。
- 水抜き穴: ベタ基礎や土間コンクリートには、施工時の水を排出するための水抜き穴が設けられています。施工後にこの穴を適切に塞がない場合、シロアリの格好の侵入経路となることがあります。
考察:小さな隙間がもたらす大きなリスク
シロアリの侵入経路は肉眼では確認しづらく、「大したことはない」と放置しがちです。
しかし、0.6mm程度の隙間でもシロアリにとっては十分な入り口です。さらに、コンクリートの特性として、経年によるひび割れや隙間の拡大が避けられないため、定期的な点検が欠かせません。
また、施工後に適切な防除対策を取らないと、いざシロアリが侵入した際に被害が発見されるまで時間がかかり、大きな被害となる可能性があります。
これを防ぐためにも、事前の予防策や定期的な点検が不可欠です。
このように、コンクリート住宅でもシロアリの侵入は避けられません。シロアリが狙うのは「隙間」であり、そのため施工時やメンテナンス時に注意深く管理することが重要です。
シロアリ コンクリート対策の有効な防止策とは?
シロアリはわずかな隙間やひび割れからコンクリート住宅にも侵入するため、効果的な対策を講じることが重要です。
早めの予防策と正しい施工を行うことで、大切な住まいをシロアリから守ることができます。このセクションでは、シロアリの侵入を防ぐための具体的な対策を紹介します。
隙間・ひび割れの補修とDIY対策
市販の補修材を使ったひび割れの補強
シロアリの侵入経路として多いのが、コンクリートのひび割れや施工時にできた隙間です。特に経年劣化で生じるひびは、知らないうちに広がってしまい、シロアリにとって侵入しやすい通路になります。
対策:
自分でできる対策として、ホームセンターなどで購入できる市販の補修材を使ったひび割れの補強があります。細かいひびには、シーラントやモルタルなどの補修材を使って埋めることで、シロアリの侵入を防ぎます。これにより、施工費を抑えながら侵入経路を塞ぐことができます。
短いタイプのセパレーターを使った施工のポイント
コンクリートの基礎を施工する際、セパレーター(金具)が使われます。しかし、セパレーターの長さや設置方法によっては、その周囲に隙間ができることがあります。
短いタイプのセパレーター(半セパレーター)を使うことで、隙間が生じにくくなり、シロアリ侵入のリスクを減らせます。
このような工夫を事前に施工会社と相談することで、シロアリ対策を強化できます。
専門業者による点検と防蟻処理の重要性
1年に1度の定期点検で未然に被害を防ぐ
シロアリは、目に見えない場所で活動するため、定期的な点検が欠かせません。1年に1度の点検を受けることで、ひび割れや隙間の拡大を早期に発見し、被害を最小限に抑えることができます。
特に新築の場合、最初の5年間は施工業者による保証がついていることが多いため、無料点検を活用すると良いでしょう。
防蟻シートや薬剤散布による予防策
シロアリの侵入を防ぐためには、防蟻シートの設置や薬剤散布も効果的です。
防蟻シートは、基礎部分や土壌に敷くことで、シロアリの侵入経路を物理的に遮断します。また、木材や土壌に防蟻薬剤を散布することで、シロアリが近寄りにくくなる環境を作ることができます。
これらの対策は、専門業者に依頼することで確実な効果が得られます。自分で補修を行うだけでは限界があるため、点検と予防をセットで行うのが理想的です。
ベタ基礎と布基礎の選択:違いと対策
ベタ基礎がシロアリ耐性に優れる理由(湿気の防止)
ベタ基礎は、床下一面をコンクリートで覆う工法であり、シロアリ対策として非常に効果的です。ベタ基礎の最大のメリットは、地面からの湿気を遮断できることです。
湿気はシロアリにとって好ましい環境であるため、湿気の少ない環境を作ることが重要です。
一方、布基礎は住宅の壁に沿ってコンクリートを打設する工法で、地面が露出している部分が多く、湿気がたまりやすい構造です。そのため、シロアリの侵入リスクが高まります。
リフォームの提案: 布基礎からベタ基礎への切り替えのメリット
もし、既存の住宅が布基礎で建てられている場合、ベタ基礎へのリフォームを検討するのも一つの方法です。
布基礎では防湿シートや薬剤散布である程度の対策は可能ですが、根本的なリスクを減らすためには、基礎工事の見直しが効果的です。
リフォームによって、床下全体がコンクリートで覆われるため、シロアリが侵入しにくくなり、住宅の寿命も延ばすことが期待できます。
大規模な工事にはなりますが、長期的な住まいの安心を得られる投資と考えると良いでしょう。
考察:効果的な防止策で大切な住まいを守る
シロアリの侵入は、発見が遅れると建物に深刻な被害を与える可能性があります。
そのため、早めの点検と予防策の実施が重要です。隙間の補修や防蟻シートの設置など、できる範囲の対策をDIYで進めることも効果的ですが、定期的な専門業者の点検や施工が欠かせません。
また、建物の基礎構造を見直すことで、根本的なリスクを減らすことも可能です。布基礎からベタ基礎への変更を含め、リフォームを検討する価値は十分にあります。
シロアリ被害を防ぐためには、住宅の特性に合わせた多角的な対策が求められます。
これらの取り組みによって、長期間にわたって安心して暮らせる住まいを維持しましょう。
シロアリ侵入の事例と解決方法
シロアリは、たとえコンクリートで覆われた住宅であっても、その構造のわずかな隙間を利用して侵入します。
今回は、実際に発生した事例を紹介しながら、具体的な解決策について解説します。シロアリ対策は「想定外の侵入経路」への備えが重要です。以下の事例を参考に、適切な予防策を講じましょう。
ベタ基礎にも侵入されたケース
事例:継ぎ目のわずかな隙間から侵入された例
ベタ基礎は、床下一面をコンクリートで覆い、建物と地面の間に隙間を作らないことで、シロアリの侵入リスクを減らす構造です。
しかし、施工時のコンクリートの継ぎ目や、床板と立ち上がり部分の間にできるわずかな隙間が原因で、シロアリが侵入するケースがあります。
こうした隙間は、わずか0.6mm程度であっても、シロアリにとっては十分な通り道となります。
解決策:定期的な補修と専門業者による点検の重要性
コンクリートにできた隙間やひび割れを放置しておくと、シロアリが侵入するリスクが高まります。
そのため、定期的な点検と早期の補修が重要です。市販の補修材を使ったDIYによる補修も有効ですが、広範囲なひび割れや、継ぎ目の劣化が進んでいる場合は専門業者による補修を依頼することが望ましいです。
さらに、専門業者による1年に1度の定期点検を行うことで、ひび割れが拡大する前に発見し、迅速に対応することが可能になります。
点検を受けることで隙間を見逃すリスクを減らし、被害が拡大する前に手を打てるため、安心して暮らしを続けられます。
配管や水抜き穴からの侵入事例
事例:水抜き穴からシロアリが侵入し、床下被害が発生
コンクリート住宅では、施工時に使用する水抜き穴や配管の通り道が、シロアリの侵入経路になることがあります。
ある住宅では、施工後に塞ぎ忘れた水抜き穴からシロアリが侵入し、床下の木材に被害を及ぼしました。
水抜き穴をそのままにしておくと、外部から床下へのアクセスができてしまうため、シロアリにとって格好の侵入口となるのです。
解決策:防虫ネットの設置や穴の密閉
水抜き穴のような侵入経路には、防虫ネットの設置や穴の密閉が効果的です。
防虫ネットを設置することで、シロアリが外部から侵入するのを防ぎつつ、必要な通気性を保つことができます。また、使用しない水抜き穴や配管の周囲は、補修材で密閉するのが理想的です。
ただし、これらの作業は、専門業者に相談することをおすすめします。
隙間の完全な密閉には専門知識が必要であり、DIYでは見落としが生じる可能性があるためです。また、業者による防蟻処理を併用することで、万全のシロアリ対策が可能になります。
考察:シロアリ被害を未然に防ぐための行動
シロアリは、見た目では気づかないようなわずかな隙間からも侵入します。
ベタ基礎だから安心と思い込んでしまうと、後から予想外の被害に気づくことになります。コンクリート住宅であっても、施工時や経年劣化で生じる隙間を早めに見つけ、対策を講じることが重要です。
さらに、専門業者による定期点検を受けることで、シロアリ被害を未然に防ぐことができます。
シロアリ対策は「万が一」を想定して計画的に行うことが大切です。床下や水抜き穴など、細かい部分まで点検を怠らず、早期発見と予防に努めることで、大切な住まいを守りましょう。
シロアリが嫌がる家をつくるための工夫
シロアリの侵入を防ぐためには、彼らが住みにくい環境を整えることが大切です。
シロアリは湿気や木材を好むため、それらを排除する工夫をすることで被害を未然に防げます。ここでは、換気の改善、不要な木材の撤去、定期的な防除とメンテナンスという3つの観点から、シロアリが侵入しにくい家をつくる方法を具体的に解説します。
換気を良くして湿気を防ぐ
強制換気システムの導入で床下の湿度をコントロール
シロアリは湿気が多い場所を好むため、家の湿度管理は重要なポイントです。
特に床下は風通しが悪く、湿気がたまりやすい環境です。そのため、自然換気だけに頼るのではなく、強制換気システムを導入することが効果的です。
強制換気システムを使うことで、床下の空気を循環させ、湿気のたまりやすい場所を防ぎます。
また、湿度を適切にコントロールすることで木材の腐敗も防げるため、シロアリが寄りつきにくい環境を作れます。
床下の換気システムは一度設置してしまえば、日常的な管理の手間が減り、長期的なシロアリ対策としても有効です。
屋外に木材を放置しない
シロアリが好む木材や段ボールは撤去する
シロアリは木材や段ボールなどのセルロースを好みます。
屋外に放置された木材や、雨ざらしになった段ボールなどは、シロアリを引き寄せる原因になります。庭や軒下にこれらを放置していると、シロアリが寄りつき、そこから住宅内部へ侵入するリスクが高まります。
対策として、使わない木材や段ボールはすぐに撤去するか、雨風を避ける場所に保管しましょう。
また、ガーデニングで使用する木材の鉢や棚なども、できるだけ床から浮かせ、湿気を防ぐ工夫をすることが大切です。これにより、シロアリが住み着く可能性を大幅に減らせます。
定期的な防除とメンテナンス
いくら事前の対策をしていても、時間の経過とともに建物には劣化が生じます。
シロアリ対策において最も重要なのは、定期的な防除とメンテナンスを怠らないことです。特に、コンクリート住宅であっても定期的な点検が欠かせません。
経年でひび割れや隙間が発生した場合、そこを放置しているとシロアリに侵入されるリスクが高まります。
防蟻処理を定期的に行うことで、シロアリの侵入を未然に防ぐことができます。5年に1度の防蟻処理が理想的ですが、1年に1回の点検もあわせて行い、被害が出る前に対策を講じましょう。
メンテナンスの際には、シロアリ予防に特化した専門業者に依頼するのが確実です。業者は、見えない部分のひび割れや侵入経路を見逃さず、適切な処理を施してくれます。
考察:シロアリ予防は日常的な工夫から
シロアリ予防は、一度の施工や対策だけで終わりにするものではありません。
日常的な管理と工夫を積み重ねることが、被害を防ぐための鍵です。特に、湿気の多い床下や、屋外の木材の管理に気を配り、定期的に防蟻処理を施すことが長期的な安心につながります。
「シロアリ予防 コンクリート対策」をしっかりと行うことで、建物の寿命も延ばすことができます。家の構造や環境に合わせた予防策を講じ、シロアリが寄りつかない家を目指しましょう。
シロアリ対策の専門業者の選び方
シロアリの被害を防ぐためには、専門業者に依頼することが非常に効果的です。
しかし、どの業者に依頼するかによって、施工の品質やその後のサポートに大きな差が出るため、業者選びは慎重に行う必要があります。
ここでは、信頼できる専門業者を選ぶためのポイントと、見積もり比較の重要性、さらにアフターフォローの確認について解説します。
業者選定のポイントと相見積もりの重要性
過去の実績や保証内容の確認が必要
シロアリ対策の専門業者を選ぶ際には、まず過去の実績を確認することが重要です。
信頼できる業者は、これまでの施工事例を公開していたり、顧客からの評価が高い傾向にあります。
例えば、「どのような建物でどのようなシロアリ対策を施したのか」という具体的な事例を確認することで、その業者のスキルや専門性を把握できます。
また、施工後の保証内容も見逃せないポイントです。優良業者は、防除作業後の保証期間を設定しているため、もし再発した場合でも追加の費用がかからないケースがあります。
保証期間が5年~10年程度の業者を選ぶと安心です。
見積もりを複数取り、料金とサービス内容を比較
シロアリ対策にはそれなりの費用がかかるため、相見積もりを取って、料金とサービス内容を比較することが欠かせません。
1社だけの見積もりに頼ると、相場よりも高い金額で契約してしまう可能性があります。
最低でも2~3社から見積もりを取り、施工内容、料金、保証期間の違いを比較することをおすすめします。
注意したいのは、料金が安すぎる業者です。安価な見積もりの場合、施工内容が不十分であったり、保証が短期間だったりすることがあります。そのため、料金だけでなくサービス内容を総合的に判断することが大切です。
防除作業後のアフターフォローの確認
施工後の無料点検や保証期間の有無をチェック
シロアリ対策は、施工後のアフターフォローが非常に重要です。
コンクリート住宅であっても、経年劣化で新たな隙間ができる可能性があり、そのままでは再びシロアリの侵入を許してしまいます。
そのため、施工後も定期的な点検を無料で行ってくれるかどうかを事前に確認することが大切です。
また、業者によっては、保証期間中にシロアリが再発した場合に無料で再施工を行うところもあります。
これにより、万が一のトラブルが発生しても安心です。保証期間の有無やその内容についても、契約前にしっかり確認しておきましょう。
考察:信頼できる業者を選ぶための準備が重要
シロアリ対策は、一度の施工で終わりではなく、定期的なメンテナンスや点検が必要です。信頼できる業者を選ぶためには、過去の実績や保証内容を確認し、複数の見積もりを比較することが大切です。
また、アフターフォローが充実している業者を選ぶことで、長期的な安心感を得られるでしょう。
慎重に業者を選ぶことで、家を守るための確実な対策が可能になります。ぜひこの機会に複数の業者に相談し、最適なシロアリ対策を講じましょう。
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まとめ:シロアリ コンクリート対策を始めるための第一歩
コンクリート住宅だからといって、シロアリの侵入リスクがゼロではないことを知っておく必要があります。
コンクリートのわずかなひび割れや隙間、湿気の多い床下環境があれば、シロアリはそこを通って内部に侵入し、被害をもたらす可能性が高まります。
被害を未然に防ぐためには、日頃からの予防策と早期の点検が欠かせません。
小さな隙間や湿気を防ぐことが、被害予防のカギ
シロアリは0.6mm程度の小さな隙間があれば容易に侵入します。
そのため、コンクリート住宅であってもひび割れや施工時の隙間を定期的にチェックし、補修することが重要です。
また、湿気の多い場所を好むため、床下の換気を良くする工夫も必要です。湿度を抑えることは、シロアリの侵入リスクを減らすだけでなく、木材の腐敗防止にもつながります。
定期点検とメンテナンスの重要性を強調
シロアリ被害は、初期段階では気づきにくいため、被害が広がってから発見されるケースも少なくありません。
そのため、1年に1度の定期点検を専門業者に依頼することが、安心して住み続けるための大切なステップです。
点検でひび割れや湿気の問題が見つかった場合、早期に補修や防蟻処理を行うことで、大きな被害を防ぐことができます。
また、点検だけでなく、5年ごとの防蟻処理を定期的に実施することで、シロアリの侵入を予防する効果が高まります。
シロアリ対策は「いざというときのため」ではなく、日頃のメンテナンスが非常に重要です。
今すぐできる対策の提案と行動
シロアリから家を守るためには、早めの行動が最も効果的です。
放置すると被害が広がり、修復にかかるコストも大きくなります。今からできる対策として、以下のステップを実践しましょう。
- まずは専門業者に点検を依頼する
- ひび割れや隙間があれば補修を行う
- 床下の換気状態を確認し、必要であれば改善する
これらの対策を早めに講じることで、家を長持ちさせ、安心して暮らし続けられる環境を整えることができます。
シロアリ コンクリート対策に関するよくある質問
コンクリート住宅でもシロアリの侵入リスクがあることを知ると、さまざまな疑問が出てくるでしょう。このセクションでは、シロアリ対策について多くの人が抱く質問にお答えします。正しい情報をもとに、効果的な対策を取りましょう。
Q: シロアリは本当にコンクリートを食べますか?
A: いいえ、シロアリはコンクリートを食べることはありません。シロアリの主な栄養源は、木材や段ボールなどのセルロースを含む素材です。
しかし、コンクリートにできた微小な隙間やひび割れを通って侵入し、建物内部の木材に被害を及ぼすことがあります。そのため、コンクリートだからといって油断は禁物です。ひび割れや隙間を見つけたら、すぐに補修することが重要です。
Q: ベタ基礎ならシロアリ対策は不要ですか?
A: いいえ、ベタ基礎でも定期的な点検は必要です。ベタ基礎は床下全面をコンクリートで覆うため、湿気を防ぐ効果があり、シロアリ侵入のリスクが低いとされています。
しかし、施工の継ぎ目や経年劣化でできるひび割れからシロアリが侵入することはあります。
また、配管や水抜き穴といった箇所も、見落としがちな侵入経路です。1年に1度の定期点検を実施し、シロアリが入り込む隙間がないかを確認することが大切です。
Q: DIYでのシロアリ対策は効果がありますか?
A: DIYによる対策も、一定の効果はあります。たとえば、ひび割れの補修は市販の補修材を使って自分で行うことができます。
しかし、DIYには限界があるため、専門業者による定期的な点検が推奨されます。見えない部分にシロアリの巣ができていたり、自力で発見しにくい場所に隙間が生じていることもあるためです。
さらに、専門業者は防蟻処理や床下の湿気管理なども併せて対応してくれるため、プロの目によるチェックを受けることで、安心して長く暮らせる環境を整えられます。
考察:正しい知識と予防が安心につながる
シロアリ対策には、適切な知識を持ち、計画的に予防することが不可欠です。
コンクリート住宅でも油断することなく、隙間や湿気対策を行いましょう。また、DIYでできることと、専門業者に任せるべきことを上手に使い分けることで、より効果的な対策が可能になります。
疑問を解消した今、早めの行動が大切です。シロアリ対策を実践し、安心できる住まいを維持しましょう。
最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会、公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。