コウモリ駆除は、自分で行う方法と業者に依頼する方法の2つがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶか迷う方も多いのではないでしょうか?自分で駆除を行えば費用を抑えられますが、作業の難易度や安全性を考えると、プロの業者に依頼する方が安心な場合もあります。
また、業者依頼の際の料金が気になる方も多いでしょう。
この記事では、コウモリ駆除を成功させるための具体的な方法や料金の目安、自分でできる対策と業者依頼のポイントを詳しく解説します。
これを参考に、あなたに合った解決方法を見つけてください!
記事のポイント
●コウモリ駆除を自分で行う方法や手順について理解できる。
●業者依頼のメリットと信頼できる業者の選び方がわかる。
●コウモリ駆除に適した時期と避けるべき時期を知ることができる。
●駆除の料金相場や悪徳業者を見分けるポイントを理解できる。
コウモリ駆除の重要性とポイント
コウモリ駆除の必要性とは?
あなたの家の屋根裏や通気口から、夜になると「キューキュー」という鳴き声が聞こえることはありませんか?
それはコウモリが住み着いているサインかもしれません。コウモリは害虫を食べてくれる益獣としての側面もありますが、人間にとって無害というわけではありません。
彼らのフンには危険な病原菌が含まれており、放置すると健康被害を引き起こす可能性があります。
また、コウモリが寄生するノミやダニが家中に広がり、アレルギーやかゆみの原因になることもあります。
さらに、コウモリのフンや尿による建物の劣化も深刻です。天井裏や壁の隙間に排泄物が溜まり、悪臭やシミとなって外壁や内部構造を傷めてしまいます。
これらの理由から、コウモリ駆除は早急に取り組むべき問題です。
自力駆除と業者依頼の違い
自力駆除のメリット・デメリット
自力でコウモリを駆除する最大のメリットは、費用を抑えられる点です。
忌避剤や簡易的な封鎖部材は、比較的安価で購入できます。また、自分のペースで作業を進められる点も魅力です。
しかし、自力駆除には大きな課題もあります。
特に高所での作業には危険が伴い、落下のリスクがあります。また、適切な装備や知識がないと、駆除が不完全となり、コウモリが再び戻ってくる可能性があります。
さらに、鳥獣保護法に則った対応が求められるため、法律違反となる行為を避けなければなりません。
業者依頼のメリット・デメリット
プロの駆除業者に依頼する場合、確実性が高く、迅速な対応が期待できます。
業者はコウモリの習性や巣穴を熟知しており、専用機材を使って徹底的に駆除を行います。また、消毒や防虫対策もセットで行うため、健康リスクの軽減にもつながります。
一方で、業者依頼には費用がかかるのがデメリットです。駆除箇所が複数に及ぶ場合、料金が高額になることがあります。
ただし、自力駆除で失敗し、再び作業をやり直すリスクを考えれば、コストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
コウモリ駆除は、被害を最小限に抑えるための重要なステップです。自力駆除と業者依頼のどちらを選ぶにしても、正しい知識を持ち、安全を最優先に行動することが大切です。
コウモリ駆除を成功させる5つの秘訣とは?
コウモリ駆除を成功させるためのポイント
コウモリ駆除を成功させるには、計画的なアプローチと正しい方法が欠かせません。この記事では、確実に駆除を実現するための5つの秘訣をご紹介します。
1つ目は、コウモリの生態や行動パターンを知ることです。これにより、効率的な駆除方法が選べます。
2つ目は、鳥獣保護法などの法律を守り、適切な対応を行うこと。違法行為を避けながら、安全に作業を進めることが大切です。
3つ目として、駆除に最適な時期を見極めることで、作業効率が大幅に向上します。
また、4つ目には、効果的な道具や製品を使用することが挙げられます。適切な道具を使えば、自力駆除でも成功率が高まります。
最後に、5つ目はプロの業者に依頼するタイミングを見極めることです。
特に難しい状況や高所作業が必要な場合は、専門家の力を借りるのが賢明です。これらの秘訣について、以下で詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
秘訣1:コウモリの生態と被害の特徴を理解する
コウモリの行動と巣を作る場所の傾向
コウモリは夜行性の動物で、主に夕方から活動を開始します。
日中は暗くて静かな場所で休息する習性があり、住宅の屋根裏や通気口、シャッターの隙間など、狭くて風雨を避けられる場所を巣に選びます。
また、1~2cm程度の小さな隙間でも簡単に侵入できるため、家のどこにでも住み着く可能性があります。
巣の場所には特徴があり、糞が周囲に散らばっていることが多いです。例えば、軒下や壁際に黒い粒状のフンが積もっている場合は、近くにコウモリの巣があると考えられます。
このような痕跡を探すことで、コウモリの住み着いている場所を特定する手がかりになります。
コウモリ被害の実態と健康リスク
コウモリが家に住み着くと、さまざまな被害が発生します。
最も多いのはフンや尿による悪臭と衛生問題です。フンには病原菌が含まれており、放置すると空気中に舞い上がり、人間が吸い込んでしまう危険があります。
これにより、呼吸器系の病気やアレルギーを引き起こす可能性があります。
さらに、コウモリにはノミやダニといった寄生虫が多く付いており、これらが家中に広がることで健康被害のリスクが高まります。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。
被害を放置すると、建物の劣化も避けられません。フンや尿が建材を腐食させるため、修繕費用がかさむこともあります。このような被害を防ぐためには、早めのコウモリ駆除が重要です。
秘訣2:法律(鳥獣保護法)の制約を守ること
コウモリが守られている理由
コウモリは「鳥獣保護法」という法律で保護されている生き物です。
この法律は、日本の生態系を維持し、生物多様性を守るために制定されています。そのため、コウモリを勝手に捕獲したり、殺傷したりすることは禁止されています。
特に「アブラコウモリ」のような住宅地でよく見られる種類も含め、すべてのコウモリがこの法律の対象です。
違反すると罰則が科されることも知っておきましょう。鳥獣保護法に違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課される可能性があります。
このような厳しい罰則が設けられているのは、コウモリが生態系の中で重要な役割を果たしているからです。
正しい駆除手順とは?
コウモリ駆除を行う際には、捕獲や殺傷ではなく「追い払う」方法を取る必要があります。
例えば、忌避剤を使用して巣から出て行ってもらい、その後、侵入経路を封鎖するという流れです。これなら、法律を守りながら被害を軽減できます。
また、プロの駆除業者は市役所の環境課などに捕獲の申請を行ったうえで作業を進めるため、法律を順守した形で対応してくれます。
自力駆除が難しい場合は、無理をせず業者に相談するのも一つの手です。
秘訣3:最適な駆除の時期を選ぶ
春と秋が駆除に最適な理由
コウモリ駆除を成功させるためには、時期の選定が非常に重要です。
特におすすめの時期は、春の4~5月と秋の10月です。春は冬眠から目覚めたコウモリが活発に動き始める時期であり、まだ子育てが始まっていません。
このため、駆除が比較的容易で、追い出しても子どもが取り残される心配が少ないのが特徴です。
一方、秋の10月はコウモリが冬眠の準備を始める時期です。この時期も巣の移動が活発になるため、忌避剤や侵入口の封鎖が効果的に機能します。
これらの時期を選ぶことで、駆除作業がスムーズに進みやすくなります。
夏や冬の駆除を避けるべき理由
一方、夏(6~9月)や冬(11~3月)は駆除に適した時期とは言えません。夏は繁殖期にあたり、巣の中で子どもが育っています。
この時期に駆除を行うと、親だけが追い出され、子どもが取り残される可能性があります。これにより、巣の中での腐敗や悪臭が発生し、健康リスクが高まります。
冬はコウモリが冬眠しているため、忌避剤を使用しても効果が薄くなります。
また、冬眠中のコウモリを無理に追い出そうとすると、衰弱して命を落とす可能性があるため、法律的にも倫理的にも問題があります。
秘訣4:効果的な自力駆除の手順と注意点
駆除の準備物を揃える
コウモリ駆除を自力で行う際には、まず必要な準備物を揃えることが重要です。以下のリストを参考に、事前に道具を準備しましょう。
- 防塵マスクとゴム手袋:糞やほこりを吸い込んだり触れたりするリスクを防ぐため。
- 忌避剤:スプレータイプやジェルタイプのものが効果的です。
- 清掃道具:ほうき、ちりとり、消毒液、ビニール袋。
- 工具と封鎖部材:金網、シーリング材、コーキングガンなど、侵入経路を封鎖するための道具。
- 脚立や懐中電灯:高所や暗い場所の作業に役立ちます。
これらを用意すれば、コウモリ駆除作業を安全かつ効率的に進められます。
忌避剤を使用して追い出す
忌避剤はコウモリを巣から追い出すための強力なツールです。
まず、巣穴の場所を特定し、忌避剤を使ってコウモリを追い出します。スプレータイプの忌避剤は即効性があり、狭い隙間や換気口にも適しています。
手順:
- 防塵マスクと手袋を着用します。
- 巣穴を確認したら、忌避剤を吹きかけます。スプレーの場合、10秒以内の使用が目安です。
- コウモリが飛び出したことを確認し、必要に応じて複数回行います。
注意点として、忌避剤の使用後は必ず換気を行い、自分や家族が刺激臭を吸い込まないようにしてください。
侵入経路を封鎖する
コウモリ駆除で最も重要なのが侵入経路の封鎖です。コウモリはわずか1~2cmの隙間からでも侵入可能ですので、見逃さないように慎重に作業を行いましょう。
手順:
- 巣穴やフンが落ちている場所を中心に、屋根裏や通気口を点検します。
- 金網やシーリング材を使い、隙間を完全に封鎖します。
- 雨風が強い場所には耐久性のある素材を使用するのがおすすめです。
侵入経路を封鎖した後も、しばらくの間は新しい隙間ができていないか確認することが大切です。
清掃と消毒を徹底する
最後に、巣穴周辺やフンが散らばっている場所を清掃・消毒します。コウモリのフンには病原菌が含まれているため、十分な注意が必要です。
手順:
- フンをビニール袋に集め、封をして廃棄します。
- 消毒液を使って、巣穴やフンがあった場所をしっかり拭きます。
- 高所作業や広範囲にわたる場合は、業者に依頼するのも一つの方法です。
秘訣5:プロの業者に依頼するタイミングと選び方
業者依頼のメリットとタイミング
コウモリ駆除を自力で試みても、状況によっては解決が難しい場合があります。特に以下のようなケースでは、プロの「コウモリ駆除業者」に依頼することを検討しましょう。
- 高所作業が必要で危険が伴う場合
- コウモリの数が多く、駆除範囲が広範囲に及ぶ場合
- 何度駆除してもコウモリが戻ってくる場合
- 健康リスクが心配で清掃・消毒が難しい場合
業者に依頼する最大のメリットは、専門的な知識と経験を持つプロが安全かつ確実に作業を行ってくれることです。
さらに、駆除後の清掃や消毒、侵入経路の封鎖まで一括で対応してもらえるため、再発リスクを大幅に減らせます。
信頼できる業者の選び方と注意点
業者に依頼する際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
1. 無料見積もりや調査を実施しているか
信頼できる業者は、現地調査や見積もりを無料で提供しています。事前に料金や作業内容を明確に提示してもらうことで、トラブルを避けることができます。
2. 具体的な作業内容と保証を確認する
見積もり時には、どのような作業が行われるのか具体的に説明を受けましょう。また、作業後に再発した場合の保証がある業者を選ぶと安心です。
3. 費用相場を知る
コウモリ駆除業者の料金相場は、被害範囲や箇所数によりますが、一般的に2万~3万円(1箇所の場合)、10万~30万円(複数箇所の場合)とされています。
費用が異常に高い場合は、別の業者と比較して慎重に判断しましょう。
4. 悪徳業者に注意
中には、過剰な料金を請求する悪徳業者も存在します。
広告や口コミだけを鵜呑みにせず、実績や評判を調べることが大切です。業者選びで迷った際は、自治体や信頼できる専門サイトから紹介を受けるのも良い方法です。
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まとめ:安全で効果的なコウモリ駆除を目指そう
コウモリ駆除を成功させるためには、正しい知識と計画的な行動が必要です。
本記事では、コウモリの生態を理解することや法律を守る重要性、最適な駆除時期の選び方、効果的な自力駆除の手順、そしてプロの業者に依頼するタイミングと選び方について詳しく解説しました。
これらのポイントを押さえることで、安全で確実な駆除が可能になります。
自力駆除も業者依頼も、準備がカギ
この記事を参考に、まずは自分でできる対策から始めてみてください。
また、高所作業や広範囲の駆除が必要な場合には、プロの「コウモリ駆除業者」に依頼することで、手間やリスクを減らすことができます。
信頼できる業者を選ぶためのポイントもお伝えしましたので、業者選びの際にはぜひ活用してください。
コウモリ駆除は放置せず、早めの対策を取ることが大切です。この記事をきっかけに、安心で快適な住環境を取り戻してください!
最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会、公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。