夜中に屋根裏でバタバタと音がする、庭に見慣れないフンがある…。このような経験をしたことはありませんか?
それはもしかすると、イタチやハクビシンが住み着いているサインかもしれません。
この二つの動物は見た目が似ており、どちらが侵入しているのか分からないことが多いです。しかし、見分け方を知らないと適切な対策が取れず、被害がどんどん広がってしまいます。
この記事では、イタチとハクビシンの違いを詳しく解説し、それぞれに合った対策方法も紹介します。家屋や農作物を守るために、正しい知識を身につけておきましょう。
記事のポイント
● イタチとハクビシンの見分け方を理解できる。
● 被害内容と健康リスクについて知ることができる。
● 効果的な対策方法を学べる。
● 法律を守った駆除の方法を理解できる。
【見分け方】イタチとハクビシンの違い
イタチとハクビシンは、見た目が似ているため、一目で区別するのが難しいことがあります。
しかし、それぞれの特徴を知っておくことで、屋根裏や庭で見かけた動物がどちらなのか判断しやすくなります。ここでは、見た目や鳴き声、フンの特徴を詳しく解説します。
見た目の違い
イタチとハクビシンの違いを分かりやすく表にまとめました。サイズや毛色、顔の模様などがポイントになります。
特徴 | イタチ | ハクビシン |
---|---|---|
体長 | 25~40cm | 50~70cm |
毛色 | 山吹色~茶褐色 | 灰褐色 |
顔の特徴 | 口の周りが白い | 鼻筋に白い縦線 |
足跡 | 5本指・小さい | 5本指・後ろ足が縦長 |
糞の特徴 | 細長く強烈な臭い | 大きく種が含まれる |
イタチは全体的に細長い体型をしており、茶色っぽい毛色が特徴です。特に口元が白い点が見分けるポイントになります。また、動きが素早く、木登りや泳ぎが得意です。
一方、ハクビシンはイタチよりも体が大きく、ふっくらとした体型をしています。灰褐色の毛並みで、鼻筋に白い縦線があるのが最大の特徴です。
木登りが得意で、高いところに住みつくことが多いため、屋根裏などで見かけることが多くなります。
鳴き声の違い
夜間、天井裏や庭先で動物の鳴き声を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。イタチとハクビシンは、それぞれ違った鳴き声を持っています。
- イタチ:「キーキー」「クックッ」
- ハクビシン:「キューキュー」「キーキー」
イタチの鳴き声は甲高く、「キーキー」と聞こえることが多いです。特に危険を感じたときや威嚇するときにこのような音を出します。
通常はあまり鳴かないため、鳴き声を聞く機会は少ないかもしれません。
ハクビシンは「キューキュー」「キーキー」と鳴きます。鳴き声が大きく、猫の鳴き声に似ていることがあります。
家の周りで夜中に大きな鳴き声が聞こえた場合は、ハクビシンの可能性が高いでしょう。
フンや足跡からの判断
姿を直接見られない場合でも、残されたフンや足跡を観察することで、どの動物が侵入しているのか判断できます。
フンの特徴
- イタチのフン:細長く、悪臭が非常に強い。水分が多く、黒っぽい色をしている。
- ハクビシンのフン:比較的大きく、5cm以上になることもある。果物をよく食べるため、種が混ざっていることが多い。
イタチのフンは肉食傾向が強いため、腐敗臭がきつく感じられます。屋根裏や床下など、狭い場所にためフンをすることがあり、放置すると悪臭が家中に広がってしまいます。
ハクビシンは、果物や野菜を多く食べるため、フンの中に未消化の種が残っていることが特徴です。庭先やベランダで、種が混ざったフンを見つけたら、ハクビシンが侵入している可能性が高いです。
足跡の違い
- イタチの足跡:5本指で、小さめ。爪の跡がくっきり残る。
- ハクビシンの足跡:5本指で、後ろ足が縦長の形をしている。
イタチの足跡は小さく、地面にくっきりと爪の跡が残ります。一方、ハクビシンの足跡はやや大きく、後ろ足が縦長の形をしているのが特徴です。
家の周りや屋根の上に残っている足跡を観察すると、どちらの動物か特定しやすくなります。
ポイント
イタチとハクビシンは見た目が似ていますが、体の大きさや顔の特徴、鳴き声、フンや足跡などで見分けることができます。
もし家の周りで怪しい動物の気配を感じたら、まずはこれらのポイントをチェックして、どちらの動物が侵入しているのか特定しましょう。
正しく見分けることで、適切な対策を取ることができ、被害を最小限に抑えることができます。
【被害】イタチとハクビシンが及ぼす被害
イタチやハクビシンが家の周りに現れると、さまざまな被害をもたらします。家の中や屋根裏への侵入だけでなく、健康被害や農作物への影響も深刻です。
放置すると被害が拡大するため、早めの対策が必要になります。ここでは、具体的にどのような被害があるのかを詳しく解説します。
家屋への被害
イタチやハクビシンは、家の屋根裏や床下などに住みつくことがあり、その結果、建物にさまざまな被害を与えます。
屋根裏の騒音
夜になると「ドタバタ」「ガリガリ」という音が天井から聞こえてくることがあります。
これは、イタチやハクビシンが屋根裏を走り回ったり、巣を作るために木材をかじったりする音です。特に夜行性のハクビシンは、夜間の活動が活発なので、睡眠を妨げるほどの騒音を引き起こします。
糞尿の悪臭
イタチやハクビシンには「ためフン」という習性があります。これは、同じ場所に繰り返し排泄する習慣のことで、その結果、屋根裏や床下に大量のフンが溜まってしまいます。
悪臭が家の中に広がるだけでなく、フンに含まれる細菌や寄生虫が原因で健康被害につながることもあります。
断熱材の破壊・天井崩壊
屋根裏に住みついた害獣は、断熱材を引き裂いて巣を作ることがあります。ボロボロになった断熱材は、本来の保温機能を失い、冬場は寒く、夏場は暑い状態になってしまいます。
さらに、大量のフン尿によって天井板が腐食し、最悪の場合、天井が崩れることもあります。
健康被害
イタチやハクビシンがもたらすのは、家屋の被害だけではありません。人の健康にも悪影響を与えることがあるため、注意が必要です。
寄生虫・ダニ・マダニの媒介
害獣の体には、ダニやノミ、マダニが多数寄生しています。屋根裏や床下に住みつくことで、これらの寄生虫が家の中に広がり、住人が刺される被害が発生します。
特にマダニは、アレルギーや感染症を引き起こす可能性があり、ペットを飼っている家庭では、ペットにも影響を与えることがあります。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)のリスク
特にハクビシンには、マダニが寄生していることが多く、これがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を媒介する危険性があります。
この病気は、発熱や倦怠感を引き起こし、重症化すると死亡するケースも報告されています。マダニの咬み傷から感染するため、ハクビシンが屋根裏にいる場合は、なるべく近づかないようにしましょう。
農作物・家畜被害
イタチやハクビシンは雑食性であり、食べ物を求めて畑や家畜小屋に侵入することがあります。農作物や家畜に被害を与えることも多く、農家だけでなく、家庭菜園をしている人も注意が必要です。
イタチによる被害
イタチは、小動物を襲う習性があります。特に、鶏やウサギなどの家畜を狙うことが多く、養鶏場ではイタチによる被害が頻繁に報告されています。
ニワトリの首を噛み切ることもあり、一晩で複数の家畜が被害に遭うことも珍しくありません。
ハクビシンによる被害
ハクビシンは、果物や野菜を好んで食べるため、農作物への被害が深刻です。
ブドウやミカン、トマトなどが狙われやすく、一度食害が発生すると、収穫前に作物がダメになってしまいます。また、木登りが得意なため、高い位置にある果樹も食べられてしまうことがあります。
ポイント
イタチやハクビシンは、家屋や農作物、健康にさまざまな被害をもたらします。騒音や悪臭だけでなく、感染症のリスクや家畜の被害など、放置すると大きな問題に発展する可能性があります。
早めに被害のサインを見つけて、適切な対策を取ることが大切です。
【対策】自分でできる対策と業者依頼の違い
イタチやハクビシンが家に侵入してしまった場合、早めに対策をすることが大切です。
しかし、対策方法には「自分でできる方法」と「専門業者に依頼する方法」の2種類があります。ここでは、それぞれの対策について詳しく説明します。
DIYでできる対策
イタチやハクビシンを寄せ付けないために、まずは自分でできる対策から始めましょう。
害獣は「臭い」「侵入経路」「食べ物の有無」に影響を受けやすいため、これらのポイントを押さえた対策を行うことが重要です。
忌避剤を使う
害獣は特定の匂いを嫌うため、忌避剤を使うことで寄せ付けない効果が期待できます。市販の忌避剤のほか、家庭にあるものでも代用できます。
- ハッカ油:スプレーにして家の周囲に散布すると、イタチやハクビシンが嫌がる匂いを発します。
- 木酢液:強い煙のような匂いが特徴で、害獣の侵入を防ぐ効果があります。特に庭や軒下に撒くとよいでしょう。
- クレゾール石鹸液:消毒にも使われる液体で、害獣が嫌う強い刺激臭があります。ただし、使用時には手袋やマスクを着用し、安全に配慮してください。
侵入口を塞ぐ
イタチやハクビシンは、屋根や床下の小さな隙間から侵入します。まずは、家の周囲を確認し、侵入口になりそうな場所をしっかり塞ぎましょう。
- 金網を設置する:換気口や排水管などの隙間に金網を設置すると、害獣の侵入を防ぐことができます。
- 防獣ネットを張る:家の周囲や畑に防獣ネットを張ることで、害獣が侵入しにくくなります。特にハクビシンは木登りが得意なので、屋根への侵入口もしっかりチェックしましょう。
庭の清掃を徹底する
イタチやハクビシンは、食べ物のある場所を好んで住みつくため、家の周囲を清潔に保つことが大切です。
- 生ゴミを放置しない:ゴミはしっかりと蓋のついたゴミ箱に入れ、害獣が漁れないようにしましょう。
- 落ちた果物や野菜をすぐに片付ける:庭や畑に廃棄された果物があると、ハクビシンが引き寄せられます。こまめに片付けることで、被害を防ぐことができます。
- 庭の草を刈る:草むらがあると、害獣の隠れ場所になりやすいため、定期的に草刈りをして見通しをよくしましょう。
業者に依頼すべきケース
自分で対策しても効果がない場合や、すでに害獣が住み着いてしまっている場合は、専門の駆除業者に依頼することをおすすめします。
自分で対策しても再侵入される
DIYで侵入口を塞いでも、害獣はしつこく侵入しようとします。
特にイタチは体が細く、わずか3cmの隙間でも通り抜けることができます。一度追い払っても、再び戻ってきてしまう場合は、専門業者による徹底的な封鎖作業が必要です。
フンが大量にあり清掃・消毒が困難
屋根裏や床下に大量のフンが溜まってしまうと、悪臭や衛生面でのリスクが高まります。
害獣のフンには病原菌や寄生虫が含まれていることがあり、素手で触ると健康被害を引き起こす可能性があります。
専用の防護服や消毒剤を使用する専門業者なら、安全に清掃・消毒を行うことができます。
法律(鳥獣保護管理法)に違反する恐れがある
イタチやハクビシンは「鳥獣保護管理法」によって守られているため、勝手に捕獲や殺処分をすることは法律違反になります。
駆除を行うには、自治体から許可を得る必要があり、申請手続きが必要になることもあります。無許可で駆除すると罰則の対象になるため、安全に駆除を行うためにも専門業者に依頼するのが確実です。
ポイント
イタチやハクビシンの対策には、「自分でできる方法」と「業者に依頼する方法」があります。
まずはDIYで忌避剤を使ったり、侵入口を塞いだりすることで、害獣の侵入を防ぎましょう。しかし、自力での対策が難しい場合や被害が大きい場合は、専門業者に相談することが重要です。
害獣は一度住み着くと簡単には出ていかないため、早めの対策が被害を最小限に抑えるポイントになります。家や農作物を守るために、適切な対策を行いましょう。
【法律】勝手に駆除してはいけない!鳥獣保護管理法とは?
イタチやハクビシンが家に住みついてしまったとき、「自分で捕まえて駆除してしまおう」と考える人もいるかもしれません。
しかし、これらの動物は法律によって守られており、許可なく捕獲したり、殺傷することは法律違反になります。ここでは、駆除に関する法律や適切な対処方法について解説します。
勝手な捕獲・殺傷は法律違反
イタチやハクビシンは、「鳥獣保護管理法」という法律で保護されています。この法律は、野生動物の適切な保護と管理を目的としており、むやみに捕まえたり、傷つけたりすることを禁じています。
仮に、自分の家に害獣が侵入して被害を受けていたとしても、法律を無視して勝手に駆除することはできません。
違反した場合、懲役や罰金などの厳しい罰則が科せられることもあるため、慎重に対応する必要があります。
特に、イタチやハクビシンは都市部でも見かけることが増えており、「迷惑だから」といって無許可で捕獲する行為が問題視されています。
適切な方法で対処しなければ、トラブルに発展することもあるため、法律をしっかりと理解しておきましょう。
駆除には市役所への許可申請が必要
イタチやハクビシンを駆除する場合は、自治体(市役所・役場)に許可を申請する必要があります。申請には「鳥獣の捕獲許可申請書」などの書類を提出し、審査を受けることになります。
ただし、自治体によって申請手続きの流れや必要な書類が異なるため、事前に市役所の窓口やホームページで確認することが大切です。
また、捕獲後の処理についても、自治体ごとにルールが異なります
。許可を得たとしても、適切な方法で捕獲・駆除を行わなければならないため、個人で対応するのは難しいことが多いです。そのため、専門の害獣駆除業者に依頼するのが一般的です。
メスのイタチは特に厳しく規制
イタチの中でも、メスの個体は特に厳しく保護されています。
これは、イタチの繁殖力が高く、むやみに駆除してしまうと生態系に悪影響を及ぼす可能性があるためです。そのため、メスのイタチを捕獲する際には、特別な許可が必要になる場合があります。
「オスとメスをどう見分けるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、個人で識別するのは難しいため、誤ってメスを駆除してしまうリスクもあります。
そのため、法律を遵守しつつ、安全に対処するためにも、プロの業者に相談することが推奨されます。
ポイント
イタチやハクビシンの駆除は、「鳥獣保護管理法」によって厳しく規制されています。許可なしに捕獲・殺傷することは法律違反となり、罰則の対象になることもあります。
駆除が必要な場合は、まず市役所に相談し、適切な手続きを踏むことが重要です。また、専門の害獣駆除業者に依頼すれば、安全かつ合法的に駆除を進めることができます。
無許可での駆除は大きなリスクを伴うため、まずは自治体や専門業者に相談し、適切な方法で対処しましょう。
【業者の選び方】信頼できる害獣駆除業者を見極める方法
イタチやハクビシンの被害が深刻な場合、自分で対策を行うのは難しくなります。
そんなときは、害獣駆除の専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。しかし、業者の中には高額な費用を請求したり、適切な駆除を行わない悪質な業者も存在します。
ここでは、信頼できる駆除業者を選ぶためのポイントと、注意すべき業者の特徴について解説します。
良い業者のポイント
害獣駆除は、単に動物を追い払うだけではなく、再発防止策や清掃・消毒も重要になります。以下のポイントを満たしている業者は、信頼性が高いといえます。
駆除後の清掃・消毒まで対応
害獣が屋根裏や床下に住み着くと、大量のフンや尿が残ります。放置すると悪臭が発生するだけでなく、カビや細菌が繁殖し、健康被害を引き起こす原因にもなります。
信頼できる業者は、駆除後にフンの清掃や消毒作業を行い、害獣が残した汚染物質をしっかり取り除きます。
また、再発を防ぐために消臭作業を行う場合もあります。作業内容に「清掃・消毒」が含まれているかを確認しましょう。
無料見積もり・現地調査がある
害獣駆除の料金は、家の構造や被害の状況によって異なります。そのため、事前に現地調査を行い、適正な見積もりを提示してくれる業者が理想的です。
無料で現地調査を実施し、具体的な駆除プランと料金を明示してくれる業者であれば、安心して依頼できます。逆に、見積もりを取らずにいきなり作業を始める業者には注意が必要です。
再発防止策までセットで提案してくれる
害獣を一度追い払っても、侵入経路を塞がなければ、また戻ってきてしまうことがあります。そのため、単なる駆除作業だけでなく、再発防止策までしっかりと提案してくれる業者を選びましょう。
具体的には、
- 屋根裏や床下の侵入経路を塞ぐ
- 金網や防獣ネットを設置する
- 家の構造上の弱点を補強する
といった対策を提供してくれる業者であれば、害獣被害を長期的に防ぐことができます。
悪徳業者の見分け方
害獣駆除の需要が高まるにつれ、悪質な業者も増えています。以下のような業者には注意が必要です。
「完全無料」「即日駆除」を強調する業者
「完全無料」や「即日対応」を強調する業者の中には、後から高額な追加料金を請求するケースがあります。たとえば、「駆除は無料」と言いながら、清掃や消毒に高額な料金を設定している場合もあります。
また、害獣駆除は慎重に行うべき作業であり、即日駆除を行う業者は、十分な調査をせずに適当に対処している可能性があります。
適切な対応を行うためには、事前の調査と計画が必要なため、「即日駆除」を売りにする業者には注意しましょう。
電話や訪問でしつこく営業してくる業者
「近くで害獣被害が増えているので無料点検します」「今すぐ駆除しないと危険です」といった営業電話や訪問販売をしてくる業者には要注意です。
このような業者は、不安をあおることで契約を迫り、十分な説明をしないまま作業を始めることがあります。
信頼できる業者は、必要以上に営業をかけることはなく、依頼者が納得したうえで対応を行います。
実績や口コミがない業者
駆除業者を選ぶ際は、会社の実績や口コミを確認することが重要です。
- 公式サイトに駆除の実績が掲載されているか
- 口コミサイトやSNSで評判が悪くないか
- 会社の所在地や連絡先が明記されているか
これらをチェックすることで、信頼できる業者かどうかを見極めることができます。特に、所在地が不明確だったり、連絡先が携帯電話だけの業者は避けたほうがよいでしょう。
ポイント
害獣駆除業者を選ぶ際は、料金やサービス内容だけでなく、信頼性や実績もしっかりと確認することが大切です。
信頼できる業者は、駆除後の清掃・消毒や再発防止策までしっかり対応してくれます。一方で、悪徳業者は「完全無料」や「即日対応」などを強調し、後から高額な請求をするケースが多いです。
被害を確実に解決するためにも、慎重に業者を選び、適切な対策を講じましょう。もし業者選びに迷った場合は、自治体に相談するのも一つの方法です。安全で確実な駆除を行うために、適切な業者を選びましょう。
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【まとめ】イタチ・ハクビシンを見つけたらすぐ対策!
イタチやハクビシンは、家屋や庭にさまざまな被害をもたらします。騒音や悪臭だけでなく、健康被害や建物の損壊など、放置すると深刻なトラブルにつながることもあります。
これらの害獣を見つけたら、早めに適切な対策を行うことが大切です。ここまでの内容を振り返りながら、ポイントを整理していきましょう。
見分け方:「毛色・顔の特徴・足跡・糞で判断」
イタチとハクビシンは似ているため、どちらが侵入しているのかを見極めることが重要です。
- 毛色と顔の特徴:イタチは茶色~黄色っぽい体毛で口元が白い。一方、ハクビシンは灰色がかった体毛で鼻筋に白い線がある。
- 足跡:イタチは小さく丸みのある足跡で、ハクビシンは後ろ足が縦長の形をしている。
- フンの特徴:イタチのフンは細長く悪臭が強い。ハクビシンのフンは大きめで果物の種が含まれることが多い。
これらの特徴をチェックし、どちらの動物が住み着いているのかを判断しましょう。
被害内容:「騒音・悪臭・健康被害・家屋破壊」
イタチやハクビシンが住みつくと、以下のような被害が発生します。
- 屋根裏の騒音:夜になると「ドタバタ」「ガリガリ」といった音がする。
- 悪臭の発生:ためフンの習性があるため、同じ場所に大量のフン尿が溜まり、強い臭いを放つ。
- 健康被害:フンや害獣の体に寄生するダニやノミがアレルギーや感染症の原因となる。特にハクビシンは、マダニを媒介することがあり、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの病気を引き起こすリスクがある。
- 家屋の損傷:巣作りのために屋根裏の断熱材を破壊したり、天井が崩れる原因になることもある。
被害が大きくなる前に、早めに対応することが重要です。
対策方法:「忌避剤・侵入経路封鎖・業者依頼」
害獣の侵入を防ぐためには、次のような対策が効果的です。
忌避剤を使う
イタチやハクビシンは特定の匂いを嫌います。
- ハッカ油や木酢液をスプレーして、侵入しやすい場所に散布する。
- クレゾール石鹸液を使うことで、強い刺激臭で害獣を遠ざける。
ただし、臭いに慣れてしまう場合もあるため、他の対策と組み合わせるのがおすすめです。
侵入口を封鎖する
害獣の侵入経路をふさぐことが最も効果的な対策です。
- 屋根裏や床下の隙間を金網で塞ぐ
- 換気口や排水管には防獣ネットを設置する
- 庭木を剪定して、屋根に登る足場をなくす
特にハクビシンは木登りが得意なので、高い場所からの侵入にも注意が必要です。
業者に依頼する
害獣がすでに住み着いている場合は、専門の駆除業者に依頼するのが最も確実です。
- 駆除後の清掃・消毒も行ってくれる業者を選ぶ
- 侵入口の封鎖や再発防止策をしっかり提案してくれるか確認する
- 無料見積もりや現地調査を行っている業者を選ぶと安心
無理に自分で追い払おうとすると、噛みつかれたり感染症のリスクがあるため、慎重に対応しましょう。
駆除は法律に注意!専門業者への相談が安全
イタチやハクビシンの駆除には、「鳥獣保護管理法」という法律が関係します。
- 許可なく捕獲や殺傷を行うと法律違反となる
- 駆除するには市役所に許可申請が必要
- 特にメスのイタチは厳しく規制されているため、個人での駆除は困難
法律を守りながら、安全に駆除を行うためには、専門業者に相談するのが確実です。自治体の窓口で相談できる場合もあるので、まずは情報を集めてから対応を進めましょう。
総括
イタチやハクビシンは、家屋や健康にさまざまな悪影響を与えるため、早めの対策が重要です。
- 見分け方:毛色や顔の模様、足跡、フンの特徴を確認する。
- 被害内容:騒音、悪臭、健康被害、家屋の損傷などさまざまな問題が発生する。
- 対策方法:忌避剤の使用、侵入口の封鎖、業者への依頼を検討する。
- 法律の遵守:許可なく駆除するのは法律違反となるため、自治体や専門業者に相談するのが安全。
もし害獣の気配を感じたら、すぐに対策を講じることが大切です。放置すればするほど被害が拡大してしまうため、早めの行動を心がけましょう。
\ 早めの対策で大切な家を守りましょう! /
最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会、公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。