コウモリ 駆除できない理由と自力対策の限界

コウモリ 駆除できない理由

コウモリが家に住みついて困っているけれど、自分で駆除してもいいの?

そう疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

実はコウモリの駆除には法律の制限があり、個人の判断で対応すると思わぬトラブルにつながることがあります。

この記事では、コウモリを駆除できない理由や、自力での対策が難しい現実、さらに安全に対処するための方法について詳しく解説します。

記事のポイント
コウモリを自力で駆除できない理由が法律や作業の難しさにあること。
市販グッズやネットの情報だけでは十分な対策にならないこと。
専門業者に依頼するメリットと安全性が高い理由。
信頼できる駆除業者の選び方と注意点。

コウモリを駆除できない最大の理由は法律にある

コウモリ 駆除できない理由

「コウモリが家に住みついて困っているけど、自分でどうにかしても大丈夫なのかな?」

そんなふうに考えている方は少なくないと思います。

けれども実は、コウモリの駆除は法律で厳しく制限されているのです。

知らずに勝手に駆除してしまうと、思わぬトラブルや罰則につながる可能性があります。ここでは、なぜコウモリを自分で駆除できないのか、その最大の理由である法律について、わかりやすく説明していきます。

鳥獣保護法で守られている野生動物

コウモリは「鳥獣保護管理法(旧・鳥獣保護法)」という法律によって守られています。

この法律は、野生の鳥や獣をむやみに捕まえたり、傷つけたり、殺したりすることを禁止しているもので、コウモリもその対象に含まれています。とくに住宅に住みつくことで知られている「アブラコウモリ(イエコウモリ)」も、この法律の保護対象です。

つまり、いくら家に被害が出ているからといっても、自分の判断で捕まえたり、殺したりすることはできません。

もし無許可で駆除を行った場合、1年以下の懲役や100万円以下の罰金が科される可能性があるという、かなり重い罰則が設けられています。

このように、コウモリの駆除はただの害獣対策ではなく、法律に関わる行為だということをしっかり理解しておく必要があります。

環境省 鳥獣保護管理法

駆除には自治体への申請が必要

では、コウモリを駆除したい場合はどうすればよいのでしょうか。

実は、自治体に正式な手続きをして「捕獲許可」を得なければなりません。たとえば、熊本市では「自然保護課」という担当部署に申請書を出す必要があります。

申請には時間も手間もかかるうえに、内容が複雑で分かりづらいことも多いため、一般の方がスムーズに対応するのはなかなか難しいのが現実です。

このような背景もあり、コウモリ駆除は専門業者に依頼するのが一般的です。

専門業者であれば、法律を守った正しい手順で作業をしてくれますし、必要な申請も代行してくれることがほとんどです。

無知のまま自己判断で駆除を試みると、コウモリに逃げられるだけでなく、最悪の場合は法に触れてしまうリスクもあるため注意が必要です。

被害を最小限に抑えるためにも、まずは法律の知識を押さえたうえで、専門のプロに相談することをおすすめします。

自力駆除が難しい4つの現実的な理由

コウモリ 駆除できない理由

「コウモリが家に入ってきたから、自分でなんとかしよう」と思う方も多いかもしれません。

ですが、実際にやってみると、その難しさに驚くことになります。

なぜなら、コウモリの駆除には専門的な知識や技術が必要で、素人が対応するにはあまりにもハードルが高いのです。

ここでは、自分で駆除をするのが難しいとされる4つの現実的な理由を紹介します。

1〜2センチの隙間でも侵入できるコウモリの習性

まず一番の問題は、コウモリの侵入口を完全に見つけてふさぐことが非常に難しいという点です。

コウモリはとても小さな体をしており、わずか1〜2センチ程度の隙間でも簡単に出入りできてしまいます。

屋根の端や壁のちょっとした割れ目、換気口の隙間など、私たちが見落としがちな場所に侵入口があるケースが多くあります。

一見、しっかりとふさいだつもりでも、別の場所から再び入り込まれる可能性があるのです。

実際に、専門業者はコウモリの動きや侵入経路のパターンを熟知しており、それに合わせて細かく封鎖作業を行っています。つまり、素人が完璧に塞ぐのはかなり難しいのが現実です。

作業には危険がつきもの。高所や狭い場所でのリスク

もう一つ大きな問題が、作業の危険性です。

コウモリは屋根裏や軒下など、高くて狭い場所を好んで住処にします。そのため、駆除や侵入口をふさぐためには脚立やはしごを使った高所作業が必要になることもあります。

特に屋根の上などは傾斜もあり、慣れていない人が作業を行うとバランスを崩して転倒したり、落下して大けがをする恐れもあります。

さらに、天井裏での作業も非常に大変です。狭くて暗い場所を這うように移動しなければならず、踏み外して天井を破ってしまったり、天井板を突き抜けて下の階に落ちてしまう事故も実際に起きています。

こうした危険を避けるためにも、安全な装備と経験が必要です。専門の業者は、ヘルメットや安全帯、照明器具などを使って安全に作業を進めています。

フンの清掃・除菌は想像以上に過酷

コウモリ被害でよく問題になるのが、フンによる汚れや悪臭です。

コウモリは夜行性で、毎晩エサを大量に食べるため、フンの量もかなりのものになります。屋根裏などにコウモリが長期間住み着いていた場合、糞尿が大量にたまり、悪臭や害虫の原因になります。

しかも、コウモリのフンにはダニやノミ、場合によっては病原菌が含まれていることもあるため、素手で触るのはもちろん、吸い込むのも危険です。

清掃するにはマスクや防護服、除菌用の薬剤などの準備が必要になります。

さらに、天井裏での清掃は汗だくになるほど過酷で、暑い季節にはサウナのような環境になることも。想像以上に重労働で、健康リスクも伴う作業になるのです。

市販のグッズでは根本的な解決にならない

最近では「コウモリ撃退スプレー」や「超音波機器」など、手軽に使えそうな市販グッズも多く見かけます。

こうした商品に期待して使ってみる人も多いですが、実際のところ効果は一時的なものにすぎません。

スプレーは匂いでコウモリを追い出す効果がありますが、時間が経てば匂いは消えてしまいますし、コウモリも慣れてしまうことがあります。

超音波も同様で、最初は効果があっても、次第に慣れてしまって再び戻ってくることが多いです。

しかも、コウモリをスプレーなどで追い出した後に侵入口を塞がなければ意味がありません。出ていったと思っても、何も対策しないままだと、すぐに戻ってきてしまいます。

結局のところ、グッズだけではコウモリ被害の根本解決にはならず、継続的に管理しないと効果が続かないのです。

このように、自力でのコウモリ駆除には、さまざまな困難が伴います。

一見できそうに見えても、実際には大きなリスクや手間がつきまとい、結果的に問題が解決しないまま時間やお金だけが無駄になるケースもあります。

だからこそ、無理せずに専門業者に相談するのが、最も確実で安心な方法なのです。

「自分でできそう」と思ってしまう3つの誤解

コウモリ 駆除できない理由

コウモリの被害に遭ったとき、最初に「なんとか自分で追い出せないかな?」と考える方は多いと思います。

インターネットで調べると、さまざまな方法やグッズが紹介されていて、自力でもなんとかなるように感じてしまうかもしれません。

ですが、実際にはそう簡単にはいかないのが現実です。ここでは、多くの人が信じてしまいがちな「誤解」について、3つのケースを紹介します。

超音波や忌避スプレーで完全に追い出せると思っている

市販されている超音波装置や忌避スプレーは、たしかにコウモリを一時的に追い出す効果があります。ですが、それだけで完全に解決できるわけではありません。

コウモリも慣れてしまう生き物です。最初は逃げていても、時間が経つとまた戻ってきてしまうことがよくあります。

さらに、スプレーで追い出しても、侵入口をふさがなければ意味がありません。

逆に、まだ中にいる状態でふさいでしまうと、コウモリが屋根裏で死んでしまい、悪臭の原因になることもあります。

つまり、こうしたグッズはあくまで一時的な対処法であり、根本的な解決にはならないのです。

ネットの「体験談」だけを鵜呑みにしてしまう

「自分で駆除できた!」というネット上の体験談を読んで、自分でもできそうだと思ってしまう方もいるかもしれません。でも、そこには大きな落とし穴があります。

その人の家の構造や被害状況、コウモリの数などはあなたの状況と全く同じではありません。

また、見えないところで再侵入されていたり、数ヶ月後に再発していたりする可能性もあります。

一時的に姿を見なくなっただけで「駆除成功」と判断するのは早すぎます。体験談はあくまで参考程度にとどめ、安易に真似をしないようにしましょう。

実は法律違反になることを知らなかった

コウモリを勝手に追い払ったり、捕まえたりするのは、実は法律に触れる行為です。

日本ではコウモリも「鳥獣保護管理法」で守られていて、無許可で捕獲や殺処分を行うことは禁じられています。

このことを知らずに、知らないうちに違法行為をしてしまっている人も少なくありません。

「害獣だから自分で何とかしてもいい」と思い込んで行動すると、思わぬトラブルに発展してしまうこともあります。

コウモリ駆除には法律の知識も必要なので、専門業者に相談するのが安心です。

一見すると簡単に見えるコウモリ対策ですが、実際には多くの誤解やリスクが潜んでいます。思い込みで行動せず、正しい知識を持って対処することが大切です。

コウモリ駆除はプロに任せるべき理由

コウモリ 駆除できない理由

「自分でコウモリを追い出そうとしたけどうまくいかなかった」「やればやるほど被害が広がっている気がする」――そんな声をよく聞きます。

コウモリ駆除は、ただの虫退治とは違い、法律の制限があり、作業内容もかなり特殊です。だからこそ、プロの業者に任せるべき理由がいくつもあるのです。

ここでは、なぜ専門業者に頼るのが一番安心なのか、そのポイントを具体的に解説します。

法律や作業の知識、安全性までカバーしている

コウモリの駆除を行うには、まず「鳥獣保護管理法」を理解している必要があります。

許可を取らずに捕まえたり傷つけたりすると、罰則の対象になることがありますが、専門業者であればその点をしっかり把握したうえで対応してくれます。

必要に応じて自治体への申請手続きなども代行してくれるので、法律面での心配はありません。

また、コウモリが住み着きやすいのは屋根裏や軒下など、危険を伴う場所がほとんどです。

素人が無理に脚立を使って作業しようとすると、転落したり、家を傷つけてしまうリスクも高くなります。業者は安全帯やヘルメット、専用の照明や工具を使い、安全かつ効率的に作業を進めることができます。慣れていない人が真似できるような作業ではないのです。

再発防止のための封鎖と徹底した作業が魅力

業者が行う作業の中でも特に重要なのが「侵入口の封鎖」です。コウモリはわずか1〜2センチの隙間でも出入りできるため、完全に再発を防ぐには細かいチェックと確実な施工が欠かせません。

業者は専用の工具や資材を使って、家全体を点検し、怪しい隙間を一つひとつふさいでいきます。

作業の流れとしては、まずは忌避スプレーなどを使って屋内にいるコウモリを外へ追い出します。

その後、すべての侵入口を封鎖し、最後にフンや汚れの清掃と消毒作業を行います。こうした一連の流れをしっかり行うことで、コウモリが戻ってこないような状態をつくることができるのです。

さらに、多くの業者では作業後の保証をつけている場合もあります。

たとえば、「○年以内に再発した場合は無償で対応」といったアフターサポートがあると、より安心して任せられます。

万が一のことを考えても、自力よりはるかに安全で確実な方法といえるでしょう。

最初は費用を気にして自分でどうにかしたくなる気持ちも分かりますが、結果的に長引かせてしまったり、被害を広げてしまったりすることになりかねません。

手間や危険を避け、確実に解決するためには、やはりプロに任せるのが賢い選択だといえます。

信頼できる駆除業者の選び方と注意点

コウモリ 駆除できない理由

「コウモリを専門業者に頼もう」と思ったとき、どの業者を選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

業者によって対応内容や料金は大きく異なりますし、中にはあまり良心的でない業者も存在します。

ここでは、後悔しないために知っておきたい信頼できる駆除業者の選び方と、注意すべきポイントを紹介します。

無料見積もり・作業保証の有無をチェックする

まず確認しておきたいのが「見積もりが無料かどうか」です。

優良な業者は現地調査と見積もりを無料で行ってくれるケースが多く、費用の内訳も明確に説明してくれます。

もし初回から料金が発生する、もしくは見積もりがあいまいな業者であれば、少し注意したほうがいいかもしれません。

また、作業後に再発してしまった場合の保証があるかも大切なポイントです。

しっかりとした業者であれば、「○年以内に再発したら無償対応します」といった保証制度を用意しています。アフターフォローがあるかどうかで、業者の責任感や信頼性が見えてくる部分でもあります。

説明の丁寧さと、複数社の比較がカギ

もうひとつ大事なのは、作業内容をどれだけ丁寧に説明してくれるかです。

たとえば、「どこから侵入しているのか」「どうやって追い出すのか」「どんな場所を塞ぐのか」といった具体的な説明をきちんとしてくれる業者は安心できます。

逆に、内容を曖昧にしたまま「任せてください」とだけ言う業者には注意が必要です。

悪質な業者の中には、コウモリを追い出すだけの作業をして、侵入口の封鎖やフンの清掃を行わずに高額請求するケースもあります。

こうしたトラブルを避けるためにも、複数の業者に相見積もりを取ることをおすすめします。料金やサービス内容を比較することで、納得できる業者を選ぶ手助けになります。

業者選びは、コウモリ対策の成否を分ける大切なポイントです。

価格の安さだけで決めるのではなく、丁寧な説明や保証の有無、過去の実績などもしっかり確認することが大切です。不安な点があれば遠慮せずに質問して、納得したうえで依頼するようにしましょう。

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まとめ:自力での駆除はリスクしかない。まずは相談を

ここまでご紹介してきたように、コウモリの駆除には法律の制限があり、作業には危険が伴い、市販の対策グッズだけでは根本的な解決にはつながりません。

自分でなんとかしようとしても、うまくいかないどころか、状況が悪化してしまう可能性すらあります。

少しでも早く被害を食い止めたいなら、最も確実で安全な方法は「専門業者に相談すること」です。

費用はかかるかもしれませんが、法律を守ったうえで安全に作業を行い、再発防止のためのしっかりとした対策まで施してくれるので、結果的には安心で効率の良い選択になります。

コウモリの被害は、放っておくとどんどん広がってしまいます。

「なんかおかしいな」と感じたら、早めに行動することが大切です。多くの業者は無料で見積もりや相談を受け付けてくれますので、まずは気軽に問い合わせてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

早期対策が、住まいと家族の安心を守る第一歩になります。

 

最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。

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