北九州市小倉北区のお客様よりご相談を頂きました。「羽ありが窓枠の所にたくさん出たから見て下さい!」ここだけを聞けば一戸建てのお宅様から駆除のご相談なのかなと思います。実はこちらのお客様は鉄筋コンクリートのマンションの一階の方でした。電話での聞き取りの際にこちらから「築年数は何年位でしょうか?」と伺った時に「マンションですけど15年位です」とのことでした。
下の写真は和室からベランダに出るサッシの枠木の下の方です。畳のヘリが見えます。ここからもハネアリが大量に出たとのことでした。
恐らく、冬の寒い時、部屋の内側と外の温度差からくる結露です。窓ガラスに付く水滴が原因と思われますが、窓枠は実年数より見た目の劣化がすすんでいます。サッシのレールには羽ありの残骸が未だたくさん残っていました。
こちらはヤマトシロアリの羽ありです。食害箇所が巣を兼ねていますので細かく駆除していかなくてはいけません。イエシロアリなら被害は激烈で建物全体に及んでいても、ほとんど一つのコロニー(集団)ですのでベイト工法で巣ごと撲滅も可能なのですが・・・ヤマトシロアリはそうはいきません。
白蟻の種類によって、被害の出方も違えば駆除の処理方法も違ってきます。解決としてこちら様には被害ヶ所を含めた一軒だけでの《駆除》のご提案をさせて頂きました。