引越し前にシロアリ対策をしておくと、新居を守るだけでなく、将来的なトラブルを防ぐことができます。
特にシロアリによる家の被害は気付きにくく、被害が進行してからでは対応が難しくなる場合もあります。新しい生活を始める前にシロアリ対策を行っておくことは、安心して暮らせる家づくりの第一歩です。
このブログでは、引越し前のシロアリ対策に必要な基本情報を解説します。具体的な防除剤の効果や適した時期、予防方法から業者選びのポイントまで、しっかりと紹介していきます。
シロアリの被害を防ぐための知識と対策方法を身につけて、安心できる新生活をスタートしましょう。
シロアリ被害が発生しやすい家の特徴
シロアリは特定の条件下で家に被害をもたらします。
ここでは、シロアリが発生しやすい環境の特徴を解説します。新居を長く安心して住み続けるために、シロアリが好む場所や条件を知っておくことが大切です。
日当たりや風通しが悪い場所に注意
シロアリは湿気を好みます。日当たりが悪く、風通しが悪い場所は湿気がこもりやすく、シロアリにとっては居心地の良い環境です。
特に床下や物置、通気が不十分な場所などは注意が必要です。新居であっても、湿気対策をしっかりと行うことでシロアリ被害のリスクを減らせます。
床下が湿気に弱い木材を使用している家
家の床下に湿気に弱い木材が使われている場合、シロアリの侵入が容易になります。
特に、木材の防腐処理がされていないと、湿気の多い環境ではさらに被害が拡大するリスクがあります。床下に換気システムを取り入れるなどして湿気対策を施すと安心です。
過去に水漏れや雨漏りがあった場所がある家
水漏れや雨漏りがある家は、シロアリが集まりやすいです。
湿った木材がシロアリにとっては栄養源になるため、特に水漏れが放置された場合はシロアリにとって理想的な環境が整ってしまいます。
新築の家でも、過去に雨漏りや水漏れがあった箇所には予防措置を行っておきましょう。
新築でも定期的なメンテナンスが必要な理由
「新築だから大丈夫」と思いがちですが、シロアリ予防には5年に一度の薬剤散布が推奨されています。
シロアリ防除剤の効果は5年程度で徐々に弱まるため、安心して住み続けるためにも定期的なメンテナンスが必要です。
引越し前のチェックはもちろん、その後の定期的な対策も検討しておきましょう。
引越し前に確認したいシロアリ発生のサイン
新居に引っ越す前に、シロアリの発生や侵入のサインがないか確認することが重要です。事前にチェックを行うことで、大きな被害を防ぎやすくなります。
床がきしむ、沈む、または空洞音がする箇所
シロアリが木材を内部から食べている場合、床を踏んだ時にきしむ音や沈み込む感覚が出てきます。
また、叩いた時に空洞音がする場合もシロアリの食害が疑われます。床下がしっかりしていないと感じた場合は注意が必要です。
羽アリの発生や蟻道(アリが作る土の道)などの確認方法
羽アリはシロアリの巣の拡大に伴って発生します。
春から夏にかけて羽アリを見かけた場合、シロアリが巣を作っている可能性が高いため、羽アリの出現や蟻道と呼ばれる土の道がないかを確認しましょう。
蟻道はシロアリの通り道で、地中から地表に移動する際に作られます。
家の周りや庭に置かれた木材やダンボールの処理
家の周りや庭に放置された木材やダンボールは、シロアリのエサになりやすいです。
新居に引っ越す際には、余分な木材や古いダンボールをしっかりと処分し、シロアリが好む環境を作らないようにしましょう。
簡単なシロアリ自己診断チェックリスト
- 床がきしむ、沈む箇所がないか
- 羽アリや蟻道が見られるか
- 湿気の多い場所に木材が置かれていないか
- 水漏れや雨漏りの形跡がないか
- 床下に換気設備があるか
シロアリ対策に最適な時期とその理由
シロアリ対策には、特定の時期や天候が最適です。このタイミングを逃さないことで予防効果を高められます。
シロアリ対策の季節(3〜5月や風が弱い快晴の日)の重要性と理由
シロアリの繁殖シーズンである春から夏にかけて、特に3〜5月の風が弱い晴天の日が防除剤の散布に適しています。
この時期に散布することで、シロアリの活発な季節にしっかりと予防効果を発揮します。
シロアリの繁殖シーズンに合わせて予防するメリット
シロアリの繁殖時期に合わせて予防することで、被害を未然に防げます。
シロアリは春に羽アリとして飛び立つため、その直前に薬剤を散布しておくと被害を最小限に抑えやすくなります。
対策の頻度と再実施の目安(5年に1度の薬剤散布推奨)
シロアリ防除剤は約5年間効果が持続するため、5年に一度の定期散布が推奨されます。
新居で安心して過ごすためにも、対策を怠らないようにしましょう。
引越し前におすすめのシロアリ防除剤と効果
シロアリ対策には防除剤の使用が効果的です。ここでは、引越し前に準備しておきたい防除剤を3つご紹介します。
おすすめ防除剤①:アースガーデン シロアリ・羽アリ撃滅ジェット
このスプレータイプの防除剤は、シロアリや羽アリを直接撃退し、約6ヶ月間の効果を持続します。水に濡れると効果が薄まるため、定期的に散布しましょう。
おすすめ防除剤②:フマキラー シロアリジェットプロ(効果持続9ヶ月)
狭い場所にもしっかりと届き、約9ヶ月の効果を発揮します。木材防腐成分が含まれているため、木材をしっかりと保護する効果も期待できます。
おすすめ防除剤③:イカリ消毒 木部専用 シロアリ退治スプレー
1.5年の長期効果が特徴で、針ノズルを使って狭い隙間にも散布できるため、効率的に防除可能です。業務用成分が含まれているため、家庭用よりも効果が高いのが魅力です。
自分でできるシロアリ予防法
引越し前に行うことでシロアリ対策に役立つ、簡単な予防方法をご紹介します。
家の周りに木材やダンボールを放置しない
シロアリは木材をエサにするため、家の周りや庭に木材やダンボールを放置しないようにしましょう。不要な木材や段ボールはすぐに処分し、シロアリが寄りつきにくい環境を整えることが大切です。
ウッドデッキなど木材を使用する場所に防腐剤を塗布する
ウッドデッキや木製プランターなどは、シロアリの格好のエサとなるため、定期的に防腐剤を塗布することで予防効果が期待できます。
水回りや風通しを良くする方法(通気口の設置や換気の徹底)
シロアリは湿気が大好きです。水回りをしっかりとチェックし、風通しの良い環境を作ることでシロアリの住みにくい環境を整えましょう。通気口の設置や定期的な換気も効果的です。
専門業者に依頼するメリットと選び方
自分でできる対策に加え、専門業者に依頼する方法も有効です。
専門業者に依頼するメリットと費用対効果
専門業者はシロアリ駆除の知識や経験が豊富で、家全体を調査して必要な薬剤を効果的に使用できます。自分で行う場合よりも駆除が確実で、被害の再発リスクも減らせます。
信頼できる業者を選ぶためのポイント
信頼できる業者を選ぶ際には、見積もりの明瞭さ、口コミ評価、実績、保証内容などを比較しましょう。また、費用相場として1坪あたり6,000円が一般的です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較して選ぶと安心です。
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【まとめ】引越し前のシロアリ対策で新生活を安心に
引越し前にシロアリ対策を行うことで、安心して新居での生活を始められます。シロアリ被害は一度発生すると深刻になるため、早めの対策が重要です。この記事で紹介した知識や方法を参考に、新居をシロアリから守るための準備をしておきましょう。
最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会、公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。