「木造住宅だけでなく鉄筋住宅でもシロアリ被害に遭う危険性があることをご存じですか?」
シロアリと聞くと、木造住宅の柱や土台が食べられるイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実は鉄筋住宅でも油断は禁物です。
コンクリートや鉄筋だから安心と思っている間に、見えない部分で被害が広がるケースが少なくありません。
この記事では、木造住宅と鉄筋住宅それぞれのシロアリ侵入経路を詳しく解説し、どのようにして大切な家を守るべきかを具体的にお伝えします。
読了後には、自分の家で何をチェックし、どのように対策を取るべきかが明確になりますので、ぜひ最後までお読みください。
記事のポイント
● シロアリは木造住宅だけでなく鉄筋住宅にも侵入する理由がわかる。
● 基礎や配管周りの隙間、湿気がシロアリの侵入経路になることが理解できる。
● 木造住宅と鉄筋住宅で異なるシロアリ対策方法が確認できる。
● 定期点検や湿気管理の重要性と具体的な実践方法がわかる。
シロアリ被害の現状と脅威
木造住宅でのシロアリ被害
木材が主食であるシロアリの生態を説明
シロアリは木材を主食とする昆虫で、木造住宅にとって大敵です。彼らは木材に含まれる「セルロース」を栄養源として食べます。
そのため、柱や土台、床束といった住宅の重要な部分が食害されることが多く、結果的に家全体の耐震性や安全性が大幅に低下してしまいます。
例えば、家の中で「床を歩くとぎしぎし音がする」「畳を踏むと沈む感覚がある」といった症状が現れた場合、それはシロアリ被害の兆候である可能性があります。
表面的には気づきにくいですが、木材の内部はすでにスカスカになっているかもしれません。
考察:なぜシロアリ被害が深刻なのか?
木造住宅のシロアリ被害が深刻なのは、被害箇所が住宅の構造そのものに直結するためです。家を支える柱や土台が弱ると、地震などの外力に耐えられなくなる可能性があります。
特に、日本のような地震の多い国では、シロアリ対策は命を守るためにも重要なポイントです。
結論:早期発見が家を守る第一歩
木造住宅でのシロアリ被害を防ぐためには、定期的な点検と早期発見が欠かせません。目に見えないところで進行する被害だからこそ、プロの力を借りることも検討すべきでしょう。
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鉄筋住宅でも油断できない理由
「コンクリートは食べられないが、シロアリは隙間をかじって侵入する」
鉄筋住宅だからといって安心してはいけません。シロアリは木材だけを食べるわけではなく、侵入のためにコンクリートやプラスチックをかじる習性があります。
特に配管の隙間や基礎の継ぎ目など、1ミリ程度の小さな隙間でも侵入してくることがあります。
例えば、「築10年でまだ新しい鉄筋コンクリート住宅なのに、床下からシロアリが侵入していた」という事例も珍しくありません。
こうした侵入経路は目に見えにくいため、気づいたときには被害が拡大していることが多いのです。
「鉄筋住宅の床下や仕上げ材などに使用される木材が被害を受ける」
鉄筋住宅には木材がほとんど使われていないと思われがちですが、実際には床下や壁の仕上げ材、さらには断熱材に木材が使用されています。
これらはシロアリにとって絶好の餌場となるため、鉄筋住宅でも被害を受けるリスクは十分にあります。
考察:鉄筋住宅の盲点とは?
鉄筋住宅の強みであるコンクリートの構造が、逆にシロアリ被害を隠す原因になることもあります。
木造住宅と異なり、被害が建物内部で進行するケースが多いため、外からでは気づきにくいのです。そのため、鉄筋住宅では「侵入経路を作らせない対策」が特に重要になります。
結論:鉄筋住宅にもシロアリ対策は必須
鉄筋住宅は木造住宅ほどシロアリ被害のリスクが高くないと思われがちですが、実際には侵入されると木造以上に対応が難しくなることがあります。
したがって、基礎の隙間や配管周りのシーリング強化など、鉄筋住宅特有の対策をしっかりと施す必要があります。
ポイント
木造住宅でも鉄筋住宅でも、シロアリ被害の脅威は避けられません。特に、基礎や配管周りの隙間といった侵入経路を防ぐことが、住宅を守るための重要なポイントです。
被害を未然に防ぐために、日頃から家の状態を確認し、必要であれば専門業者に相談することをおすすめします。
シロアリが侵入する主な経路
基礎の隙間
ベタ基礎と布基礎の違い
住宅の基礎には、主に「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。それぞれの構造によって、シロアリの侵入リスクに違いがあります。
ベタ基礎は、床下一面をコンクリートで覆う工法です。一見すると、コンクリートに隙間がないためシロアリが侵入できないように見えます。
しかし、配管の貫通部やコンクリートの継ぎ目など、わずかな隙間が侵入経路となることがあります。さらに、経年劣化によるヒビ割れができると、そこから侵入されるリスクが高まります。
一方、布基礎は住宅の壁や柱の下にコンクリートを打設する方法です。ベタ基礎と比べて床下全体が覆われていないため、基礎の隙間が多く、シロアリが侵入しやすい構造となっています。
経年劣化によるリスク
どちらの基礎にも共通して言えることは、時間の経過とともにコンクリートにヒビ割れが発生する可能性がある点です。こうしたヒビ割れは、シロアリにとって侵入しやすい通り道になります。
考察:基礎の選択と対策の重要性
新築時にベタ基礎を選ぶことでリスクを低減できますが、完全にシロアリの侵入を防ぐことは難しいです。そのため、基礎部分の定期的な点検が必要不可欠です。
また、ヒビ割れを発見した場合には早めの補修が重要です。
配管貫通部
配管の周囲がシーリング不足だと侵入されやすい
住宅内の配管が通る部分は、シロアリの侵入経路として非常に一般的です。
コンクリート基礎に開けられた配管の穴は、建築時にシーリング材で塞がれていることが多いですが、施工が不十分だったり、時間が経つとシーリング材が劣化したりすることがあります。
このような場合、わずかな隙間からシロアリが侵入してしまいます。
対策:防蟻シーリングの徹底
配管周りのシーリングがしっかり施されているかを確認することが大切です。
特に、築年数が経過した住宅では劣化が進んでいる可能性があるため、専門業者による点検や補修を依頼するのが効果的です。
防蟻シーリング材を使用することで、シロアリの侵入をさらに防ぐことができます。
玄関やサッシ周りの小さな隙間
特に湿気の多い玄関周辺が好まれる
玄関や窓のサッシ周りは、湿気が溜まりやすい場所です。湿気はシロアリが生息するための最適な環境を作り出します。また、これらの部分には小さな隙間ができやすく、シロアリが侵入しやすいポイントとなります。
考察:日常的なチェックの重要性
玄関や窓周りは、日常生活の中でも目にする機会が多いため、隙間がないかを定期的に確認することが効果的です。特に梅雨や雨が多い季節には、湿気が原因で木材が膨張し隙間が広がることもあります。少しの隙間でも放置せずに補修を行いましょう。
庭や敷地に放置された木材や枕木
庭での木材やダンボールがシロアリを引き寄せる原因になる
庭や敷地内に放置された木材や枕木、ダンボールは、シロアリにとって格好の餌場になります。これらが放置されていると、シロアリを引き寄せてしまい、結果として住宅内への侵入を招く原因となります。
対策:周辺環境の整備
庭や敷地に木材やダンボールを置く場合は、シロアリの侵入を防ぐためにも地面に直接接触しないようにしましょう。さらに、庭の周辺環境を整備し、湿気が溜まらないようにすることも重要です。
ポイント
シロアリの侵入経路は意外なところに隠れています。基礎の隙間や配管周り、玄関や庭といった目に見える場所だけでなく、気づきにくい部分もチェックが必要です。特に湿気の多い環境や、劣化した隙間はシロアリの侵入を招きやすいポイントです。
自宅の状況をしっかりと把握し、日頃からこまめな点検を心がけることで、大切な家をシロアリから守りましょう。必要に応じて専門業者に相談し、適切な対策を講じることをおすすめします。
木造住宅と鉄筋住宅のシロアリ対策の違い
木造住宅向けの対策
木造住宅は、シロアリ被害に特に注意が必要な住宅タイプです。家の主要な構造部分に木材が使われているため、シロアリが侵入すると耐震性や安全性が大幅に低下します。そこで以下のような対策を講じることが重要です。
防蟻薬剤散布
木造住宅では、防蟻薬剤を木材に散布することが基本的な対策の一つです。この薬剤はシロアリを寄せ付けない効果を持つため、家全体を長期間守ることができます。新築時やリフォームの際に、木材の隅々まで散布することで、シロアリ被害のリスクを大幅に減らすことができます。
ただし、薬剤の効果は永久ではありません。一般的に5年程度で効果が薄れるため、定期的に再散布を行う必要があります。
土壌処理
シロアリは地面から侵入してくるため、床下の土壌に薬剤を散布しておくことが非常に有効です。特に、家を建てる前に土壌処理を行うことで、シロアリが家に近づくことを防ぎます。この処理は雨や湿気の影響で効果が薄れる可能性があるため、数年ごとに再処理を検討するのが理想的です。
点検口の設置で定期確認
シロアリ対策を行っていても、完璧に侵入を防ぐのは難しいため、定期的な点検が欠かせません。木造住宅では、床下に点検口を設けることで、シロアリの侵入や被害の兆候を早期に発見することが可能です。
床下を確認する際には、蟻道や湿気が溜まっている箇所がないかを重点的にチェックしましょう。定期的なプロの点検を依頼することもおすすめです。
鉄筋住宅向けの対策
鉄筋住宅は、シロアリが直接食べる木材の量が少ないため、木造住宅に比べると被害リスクは低いと言われています。しかし、鉄筋住宅にも木材や断熱材が使われているため、適切な対策を講じないと被害を受ける可能性があります。
コンクリートのヒビや配管周りのシール強化
シロアリはコンクリートそのものを食べるわけではありませんが、コンクリートのヒビや配管周りの隙間から侵入します。特に経年劣化で発生するヒビ割れは、シロアリにとって絶好の侵入経路となります。
対策として、定期的に基礎部分のヒビ割れを点検し、必要に応じて補修を行いましょう。また、配管の周囲には防蟻シーリングを施して、侵入を完全に防ぐことが大切です。
断熱材や木材への薬剤処理
鉄筋住宅でも、断熱材や仕上げ材には木材が使われていることが多いです。これらの部分に防蟻薬剤を塗布することで、シロアリの侵入を防ぐことができます。
特に断熱材は湿気を含みやすいため、シロアリが好む環境になりがちです。断熱材への薬剤処理を行うことで、住宅全体の防御力を高めることができます。
考察:木造と鉄筋、それぞれに適した対策を
木造住宅と鉄筋住宅では、シロアリ対策の優先度や具体的な方法が異なります。木造住宅はシロアリの主な標的となる木材部分を保護することが重要であり、鉄筋住宅では、隙間や劣化した箇所を侵入経路として利用されないようにすることが大切です。
いずれの住宅も、定期的な点検を怠らず、予防策を講じていくことが、シロアリ被害を最小限に抑える鍵となります。特に湿気が多い環境では、シロアリが活発に活動するため、環境改善にも気を配りましょう。
ポイント
木造住宅と鉄筋住宅のどちらに住んでいても、シロアリ対策は必要不可欠です。それぞれの住宅に応じた適切な方法でシロアリの侵入を防ぎ、家を長く安全に保ちましょう。
もしも自分での対策が難しい場合は、専門業者に相談することをおすすめします。プロのアドバイスを受けることで、より効果的なシロアリ対策が可能になります。
効果的なシロアリ予防と駆除のポイント
定期的な点検の重要性
「築5年ごとに点検を行うのが理想的」
シロアリ被害を防ぐためには、定期的な点検が欠かせません。特に築年数が経過するほど、シロアリが侵入するリスクが高まります。理想的には「築5年ごと」に専門業者による点検を依頼するのがベストです。
シロアリの侵入や被害は、家の見えない部分で進行していることが多いため、表面的な異常がない場合でも定期点検を行うことで早期発見が可能です。たとえば、床下や壁の内部など、自分では確認しにくい箇所もプロならしっかりチェックできます。
考察:なぜ定期点検が必要なのか?
シロアリ被害が進行すると、修復には多額の費用がかかります。さらに、被害が深刻化するほど建物の耐久性が低下し、場合によっては生活の安全性にも関わる問題に発展します。早めの点検が結果的に家を守るコスト削減につながると言えるでしょう。
結論:点検は予防の第一歩
プロの目で住宅を定期的に確認してもらうことで、安心して生活を送ることができます。点検はシロアリ被害を未然に防ぐ最も効果的な方法の一つです。
湿気管理
床下の湿気対策(調湿剤、換気扇など)
湿気はシロアリが好む環境を作る最大の要因です。特に床下の湿度が高いと、シロアリが住みつきやすくなります。そのため、湿気管理はシロアリ予防において非常に重要です。
具体的な対策としては、以下のような方法があります。
-
調湿剤の設置
ホームセンターやインターネットで購入できる調湿剤を床下に設置することで、湿気を吸収し、シロアリの活動を抑制します。 -
換気扇の設置
床下換気扇を設置することで、湿気を外に排出し、床下の環境を乾燥状態に保つことができます。 -
排水の確認
家の周りに排水不良がないか確認し、雨水が床下に溜まらないように整備することも効果的です。
考察:湿気管理がシロアリ対策の基本
湿気対策は、シロアリ予防の中でも基本的かつ重要な要素です。湿気が取り除かれるだけで、シロアリが寄りつくリスクを大幅に減らすことができます。また、湿気が少ない環境は家全体の劣化を防ぐ効果も期待できます。
結論:湿気管理で住環境を快適に
湿気を取り除くことは、シロアリ予防だけでなく家全体の寿命を延ばすことにもつながります。手軽に始められる対策から着手し、床下環境を改善しましょう。
専門業者への依頼
「自己判断だけでは見逃しが発生するため、専門家の知識を活用」
シロアリ対策は、自己判断で対応することが難しいケースが多いです。特に、目に見えない部分で被害が進行している場合、経験のない人が見逃してしまう可能性が高くなります。
専門業者に依頼することで、以下のようなメリットが得られます。
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的確な診断と対策
被害状況を正確に診断し、必要な駆除や予防措置を講じてもらえます。 -
安全で効果的な薬剤使用
シロアリ駆除のプロは、住宅や環境に安全な薬剤を適切に使用します。 -
持続的なフォロー
駆除後の定期点検や再施工保証など、長期的なサポートを受けられる業者も多いです。
考察:専門家を頼るべき理由
シロアリ駆除には専門知識と経験が必要です。自己流の対策では見逃しや効果の不十分さが生じることがあり、結果的に被害が進行してしまうリスクがあります。プロに依頼することで、家全体を効率よく守ることができます。
結論:プロの力で確実な予防を
シロアリ対策は、長期的な視点で計画を立てる必要があります。専門業者に相談することで、安心感のある生活を実現しましょう。
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ポイント
シロアリ予防と駆除のポイントは、定期点検、湿気管理、そして専門業者の活用です。
それぞれが独立した対策ではなく、相互に補完し合うことで効果を最大限に発揮します。これらを実践することで、大切な家をシロアリから守り、長く安全に住み続けることができます。
まずは点検から始め、家の現状を把握することをおすすめします。その上で、必要な対策を講じていきましょう。専門業者への相談も選択肢に入れながら、安心できる住環境を作り上げてください。
実例:被害を防ぐために取られた具体策
築10年の木造住宅で成功した予防策
背景と問題
築10年の木造住宅では、柱や土台に木材が多く使用されているため、シロアリ被害のリスクが高まります。
このケースでは、湿気が多い地域に建つ住宅が対象で、過去に近隣でシロアリ被害が報告されていたことから、オーナーが予防策を講じることを決断しました。
取られた予防策
以下の具体策が実行されました。
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床下の土壌処理
床下の土壌に防蟻薬剤を散布することで、シロアリの侵入を防ぎました。この処理により、地面から上がってくるシロアリが家に到達するリスクが減少しました。 -
防蟻薬剤の散布
柱や土台に防蟻薬剤を塗布しました。この方法は、木材自体を保護する効果があり、シロアリが近づかない環境を作り出しました。 -
定期点検の導入
年に一度、専門業者に依頼して床下や家の周囲を点検しました。この点検では、蟻道(シロアリが作る道)の有無や湿気の溜まり具合を確認しました。
成果と考察
この予防策の結果、築10年を過ぎてもシロアリの侵入は確認されませんでした。特に定期点検が被害を防ぐ上で大きな役割を果たしました。
湿気の多い地域では、湿気管理と防蟻薬剤の併用が効果的だと分かります。
まとめ
築10年を迎えた木造住宅では、シロアリ予防が不可欠です。土壌処理や防蟻薬剤散布に加え、定期的な点検を組み合わせることで、被害を防ぐ可能性を大幅に高められます。
鉄筋コンクリート住宅で見落とされがちな侵入経路
背景と問題
鉄筋コンクリート住宅は木造住宅に比べてシロアリ被害が少ないと思われがちですが、実際には侵入経路が見落とされやすいケースがあります。
この実例では、築15年の鉄筋コンクリート住宅で、配管周りのシーリングが劣化していたため、そこからシロアリが侵入しました。
取られた具体策
問題が発見された後、以下の対策が取られました。
-
配管周りのシーリング補強
配管が通る部分の隙間に防蟻シーリング材を追加し、シロアリが入れないようにしました。この対策により、再び侵入されるリスクを防ぎました。 -
ヒビ割れの補修
経年劣化によってコンクリートに生じた小さなヒビ割れを専門業者が補修しました。シロアリは1ミリ程度の隙間でも侵入可能なため、ヒビを完全に塞ぐことが重要でした。 -
断熱材への防蟻処理
床下に使用されていた断熱材に防蟻薬剤を処理しました。湿気を吸収しやすい断熱材はシロアリにとって住みやすい環境となるため、薬剤散布で対策を強化しました。
成果と考察
これらの対策の結果、住宅内に広がりつつあったシロアリ被害を未然に防ぐことができました。
この事例から、鉄筋コンクリート住宅でも配管周りやヒビ割れといった侵入経路の点検が欠かせないことが分かります。
まとめ
鉄筋コンクリート住宅では、配管周りやコンクリートのヒビ割れがシロアリの侵入経路になる可能性があります。
これらの箇所を定期的に点検し、必要に応じて補修や防蟻処理を行うことで、被害を最小限に抑えることが可能です。
ポイント
木造住宅と鉄筋コンクリート住宅、それぞれに異なるシロアリ侵入リスクがあります。
木造住宅では木材そのものを守る対策が重要であり、鉄筋コンクリート住宅では見えにくい隙間や劣化部分の点検が必要です。
どちらの場合も、専門業者の力を借りて定期点検や適切な処置を行うことが、被害を防ぐ最善の方法です。
今回ご紹介した実例を参考に、自宅の環境に合わせた対策を講じ、シロアリから家を守りましょう。
まとめ:侵入経路を防ぎ、大切な家を守るために
本記事の要点を再整理
シロアリは木造住宅だけでなく、鉄筋住宅にも侵入する可能性があります。木材を主食とするシロアリですが、コンクリートをかじり、隙間を通って侵入することもあります。基礎部分や配管周りの隙間、さらには湿気の多い環境がシロアリにとって理想的な条件を作り出すため、これらのポイントを重点的に対策することが重要です。
具体的には以下の点に注意しましょう:
- 木造住宅では、防蟻薬剤の散布や土壌処理を行い、木材を直接保護する対策を。
- 鉄筋住宅では、基礎のヒビや配管周りの隙間を定期的に点検し、湿気管理を徹底すること。
湿気管理は、シロアリ対策の基本中の基本です。床下の換気状態を良くし、湿度を下げることでシロアリの活動を抑制できます。また、定期点検を行うことで、目に見えない場所で進行する被害を早期発見できる可能性が高まります。
読者への行動喚起
シロアリから大切な家を守るためには、まず行動を起こすことが必要です。難しいことはありません。まずは以下のステップを試してみてください:
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家の周囲を確認する
- 基礎部分や配管周りに隙間がないかをチェックします。
- 庭に不要な木材や段ボールが放置されていないかを確認します。
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湿気管理を始める
- 床下に換気扇を設置したり、調湿剤を使ったりして湿度を下げる対策を取りましょう。
-
専門業者に点検を依頼する
- 自分では確認しにくい床下や壁の内部は、専門業者に依頼するのがおすすめです。特に築年数が10年以上経過している場合は、早めの点検が被害を防ぐポイントです。
シロアリ対策は、時間が経つほど大きなコストがかかる可能性があります。被害が進行する前に予防することが、経済的にも賢明な選択です。
結論
シロアリの侵入経路を理解し、適切な対策を取ることで、木造住宅でも鉄筋住宅でも家を長持ちさせることができます。特に湿気管理や定期点検は、家全体の健康を保つうえでも重要な役割を果たします。
まずは簡単な確認から始め、大切な家をシロアリから守りましょう。そして、不安な点があれば専門業者に相談し、プロの力を借りることで、安心できる住環境を整えてください。これが、家を守る最善の方法です。
最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会、公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。