「うちは大丈夫」と思っていませんか?
実は、シロアリ被害は目に見えない場所から静かに進みます。床下や壁の内部で密かに被害が進行していると、家の耐震性が弱まり、高額な修繕費や家の価値が下がる原因になります。
今回は、「シロアリの初期症状」をわかりやすくご紹介。早期に見つけるためのポイントを一緒に確認していきましょう。
記事のポイント
●シロアリ被害の初期症状が画像付きで理解できる。
●初期症状を放置すると耐震性が低下し、危険であることが分かる。
●被害が進む前に気づく重要性がわかる。
●早期対応で修繕費用や家の資産価値低下を防げることが分かる。
【要注意】シロアリ被害の初期症状とは?
シロアリ被害は初期発見がカギ!
自宅のトラブルで特に注意したいのが「シロアリ被害」です。
シロアリは木材をエサにしてどんどん家を傷めていくため、早く気づけば気づくほど被害を抑えることができます。
しかし、実は初期症状って意外と見逃しやすいんですよね。「うちに限って大丈夫!」なんて安心していると、知らないうちに床下や壁の中で被害が広がっているケースも多いんです。
早めに見つけて対処することが、余計な修理費用や大掛かりな工事を防ぐ一番の方法になります。
今回は、シロアリ被害が初期段階にあるかどうかを見分けるために、「具体的に何をチェックすればいいか」をわかりやすく説明します。
簡単チェック!まずは家の中や庭を見回してみよう
シロアリ被害が疑われる初期症状として代表的なものは、「蟻道(ぎどう)」という泥でできたトンネル状の道が、壁や家の基礎部分にできていることです。
これは、シロアリが日光や風を避けるために作るもので、家の周りや壁の近くで茶色っぽい細い筋を見つけたら注意した方がよいでしょう。
また、春から夏にかけて家の周囲や部屋の中で羽アリを見かけるようになったら、すでにシロアリがいる可能性が高いと考えられます。
もう一つわかりやすいチェック方法は、床や柱を軽く叩いてみることです。叩いた時に「ポコポコ」と軽い空洞音が聞こえたら、木材がシロアリに食べられて空洞化している可能性があります。
床を歩いたときに普段よりも沈んだ感じやギシギシと音がする場合も、シロアリが床下で木材を傷めていることが原因かもしれません。
いずれにしても早めに気づくことが何より大切です。家族や大切な家を守るためにも、ぜひこまめなチェックを心掛けましょう。
シロアリの初期症状8つのサイン
①壁や基礎にできた蟻道(ぎどう)
シロアリは風や光が苦手なので、自分たちを守るために泥や土を使って細いトンネル状の道を作ります。
これを「蟻道(ぎどう)」と呼びます。壁や基礎部分に茶色く細い筋が見つかったら、蟻道の可能性が高いです。
泥が盛り上がった通り道が壁や基礎に付着していたら要注意です。特に湿った場所や家の外周をこまめにチェックしましょう。早めに見つければ大きな被害を防ぐことができます。
②家の中や庭で羽アリを発見した
春から夏にかけて家の周りや室内で羽のついたアリ(羽アリ)を見かけた場合、シロアリが繁殖期を迎えている可能性が高いです。
特に室内で見つけたときは、既に家の中に巣があるかもしれません。羽アリは群れで行動し、一度に大量に現れるため見つけやすいのが特徴です。
一般的な黒い羽アリとシロアリの羽アリは見分けづらいため、画像と見比べてシロアリかどうか確認するようにしましょう。
③床がきしんだり、ふわふわした感触がある
普段歩いていて床がギシギシと軋む音がする、またはフワフワした柔らかい感触がある場合、シロアリが床下で木材を食べてしまっている可能性があります。
特に湿気が多い場所は要注意です。
木材がシロアリに食べられると空洞ができ、強度が落ちます。そのまま放置すると歩くのも危険になるほど損傷が広がることがあるので、少しでも違和感を感じたらすぐに専門業者に調査を依頼しましょう。
④壁や柱を叩くとポコポコと空洞音がする
シロアリは木材の内部を食べ進んでいくため、表面上は異常がなくても中が空洞になっている場合があります。
壁や柱を軽く叩いてみて「ポコポコ」と響くような音がするなら、それは中が空洞になっている証拠です。
これは被害が進んでいるサインでもあり、そのままにしていると家の強度にも悪影響を与えるため、早めに対策が必要です。自宅でも簡単に確認できるのでぜひ試してみてください。
⑤壁や柱、床の木材が変色している
シロアリが被害を及ぼすと、木材に水分が入り込みやすくなり、壁や床、柱などが黒ずんだり、茶色っぽく変色することがあります。
特に浴室やキッチンなどの水回りは湿気が多く、シロアリの好む環境になりやすいため、変色が見られたら被害の可能性があります。
木材に変色が現れていると被害がある程度進んでいるケースも多いので、すぐに業者に見てもらうことをおすすめします。
⑥ドアや窓の建て付けが悪くなった
これまでスムーズに開閉できていたドアや窓が、急に開け閉めしにくくなったり、引っかかったりする場合も要注意です。
シロアリの食害で床や柱が歪んでしまい、ドアや窓がうまく動かなくなることがあります。「単なる経年劣化かな?」と見逃しやすい症状ですが、特に築年数が古くない場合はシロアリの可能性を疑ってみてください。
放置すると症状はさらに悪化してしまいます。
⑦床や柱に木くず・砂粒状のフンが落ちている
床や柱の周りに細かな木くずや砂粒のような小さな粒が落ちているのを発見したら、それはシロアリが残したフンかもしれません。
特に「アメリカカンザイシロアリ」という種類は砂粒状のフンを出すことで知られています。このフンを見つけた場合、すでに内部で被害が広がっている可能性が高いです。
掃除せず、そのまま専門業者に状況を見てもらうようにしましょう。
⑧庭や外構の木材に食害の跡がある
庭にある木製の杭やフェンス、ウッドデッキなどに、小さな穴や削れた跡が見つかった場合、シロアリが近くに潜んでいるかもしれません。
庭の木材が食害されると、やがて家屋にまで侵入してくることがあります。被害が庭だけだと油断せず、住宅の基礎部分や周囲の状況も詳しくチェックしましょう。
庭で被害を見つけたらすぐに対策を取り、家屋への侵入を防ぐことが重要です。
【リスク】シロアリの初期症状を放置するとどうなる?
家の耐震性が低下して危険になる
シロアリの初期症状を見つけても、「まぁ大丈夫かな」とそのまま放っておく人が意外と多いんです。
でも、シロアリは家の柱や床下など、大事な部分をどんどん食べ進んでいきます。特に柱や壁の内部を食べられてしまうと、見た目ではわからなくても家の強度が大幅に落ちてしまいます。
その結果、小さな地震や台風でも大きな被害が出やすくなり、最悪の場合、家そのものが倒れるリスクもあります。
修繕費用が高額に!家の資産価値も低下する
また、シロアリ被害が広がると、修理費が非常に高額になる可能性もあります。
初期のうちなら簡単な処置で済んだはずが、後回しにすると床や壁、柱まで全面的に取り替えが必要になるケースも珍しくありません。
そのため、修理費用は数万円から数十万円だったものが、一気に数百万円単位になってしまうこともあるんです。
さらに、シロアリの被害歴がある家は売却するときにも評価が下がってしまい、資産価値にも影響してしまいます。
【早期対策】シロアリの初期症状を見つけたらすぐやるべきこと
専門業者に無料診断を依頼する
シロアリの初期症状に気付いたら、自分でどうにかしようとせず、まずは専門業者に無料診断をお願いしましょう。
「ちょっとした症状だから大丈夫かな?」と放置してしまう方もいますが、シロアリは見えないところでどんどん家を蝕んでいきます。
初期のうちに専門家の目でチェックしてもらえば、早い段階で駆除や対策ができます。
また、業者の多くは無料で床下や家周りを調査してくれるサービスを提供しているので、まずは気軽に相談してみてください。
信頼できる業者を選ぶことが大切
業者を選ぶ際は、料金だけでなく、評判や実績をしっかり確認することが重要です。
「日本しろあり対策協会」に加盟している業者や、長年地域に密着している業者を選ぶと安心感が違います。
また、事前にしっかり見積もりを取ってもらい、診断内容を写真付きで説明してくれるところを選ぶと、より納得して依頼できます。
早めに動くことで、大きな被害と高額な修繕費用を防ぐことができますよ。
【安心できる業者選び】シロアリ駆除業者のポイント3つ
日本しろあり対策協会の加盟業者か確認する
業者を選ぶ際は、「日本しろあり対策協会」に加盟しているか必ずチェックしましょう。協会加盟業者は、定められた基準に沿って安全な施工を行っているため、信頼度が高いです。
地域密着型で施工実績が豊富な業者を選ぶ
地域で長年実績を積んでいる業者は、多くのケースに対応してきた経験があります。特に施工件数や社歴を公開している業者を選べば安心できます。
見積もりが具体的でわかりやすい業者を選ぶ
「一式」という曖昧な見積もりではなく、作業内容を明確に記載し、費用をわかりやすく提示してくれる業者を選ぶことが大切です。
福岡県内・佐賀県東部・山口県西部の
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公益社団法人日本しろあり対策協会会員
0120-640-551
【予防が重要】シロアリ初期症状を防ぐ2つの方法
家の周りを整理整頓して湿気を防ぐ
シロアリは湿気が多い場所が大好きです。
庭に枯れ枝や古い木材、ダンボールなどを置きっぱなしにしていると、シロアリが集まりやすくなります。
日頃から家の周りを整理整頓して風通しを良くし、湿気がたまらない環境を作りましょう。また、家の壁に植物が直接触れないように、こまめに剪定することも効果的です。
ちょっとした片付けを習慣にするだけでも、シロアリが寄り付かない家になりますよ。
定期的な薬剤散布で侵入を防ぐ
もうひとつ重要な予防策は、定期的に薬剤を家の周囲や床下に散布することです。
シロアリは見えない場所でひそかに活動するため、被害に気付いた時にはかなり広がっている場合が多いです。
そのため、特に何も症状がなくても、約5年に1回は専門業者に頼んで薬剤を散布してもらうことをおすすめします。早めの予防で、大切な家を長く守ることができますよ。
まとめ
シロアリの初期症状に気付いたら早めの対策を!
シロアリ被害は、初期のうちに気づいて対策することがとても大切です。
蟻道や羽アリ、床や壁の異常など、少しでも怪しいなと感じたら放置せずに専門業者へ連絡しましょう。早めに対応すれば、家の安全を守り、修理にかかる費用も大幅に抑えることができます
多くの業者が無料の診断や見積もりを提供していますので、この機会にぜひ気軽に相談してみてください。あなたと家族の安心のために、まずは行動してみましょう。
最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会、公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。