鳩のフンに困ったら読むべき対処法

鳩 フン

朝起きてベランダに出たら、床や手すりにポツポツと黒っぽいフン…。

玄関の上や車のボンネットにも同じような跡がついていたら、「どこから来たの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

「掃除すれば終わり」と思って放置してしまうと、フンが蓄積されて臭いがきつくなったり、健康を害するような病原菌やダニの温床になるリスクもあります。

実際、鳩のフンには感染症を引き起こす菌が含まれていることもあり、アレルギーや喘息を悪化させる原因になるケースも報告されています。

この記事では、鳩のフンを安全に掃除する方法注意すべき病気リスク、そしてフン被害を繰り返さないための予防策について、誰でも実践できる形でわかりやすく解説していきます。

記事のポイント
鳩のフンの特徴や発見場所について理解できる。
フンを安全に掃除する方法と注意点がわかる。
再発を防ぐための対策グッズや予防法が学べる。
専門業者に相談すべきタイミングとメリットが把握できる。

鳩のフンの特徴と見分け方

鳩 フン

鳩のフンの見た目と場所の傾向

鳩のフンは黒や白が混ざった独特の色合いをしています。

黒っぽい部分は食べた種子や穀物の消化物、白い部分は尿酸と呼ばれる排泄物で、鳥類特有のフンの特徴です。この二色のコントラストで、他の動物のフンと簡単に見分けがつきます。

さらに、鳩のフンは粘着性が高く乾燥しにくいため、床や壁にこびりついて取れにくいのが特徴です。乾燥したあとでも、粉状になって空気中に舞い上がる可能性があるため、掃除の際は注意が必要です。

よく見られる場所は以下の通りです。

  • ベランダの床や手すり

  • 窓枠や室外機の上

  • 車のボンネットやルーフ

  • 屋根の縁、雨どいまわり

  • 看板や電線下

このような場所は、鳩が止まりやすい・フンをしやすいという共通点があり、「フン=その上に鳩が止まっている証拠」ともいえます。

フンがある=鳩が近くに住み着いているサイン

もし毎日同じ場所にフンがある場合、それは偶然ではなく、鳩がその場所を“ねぐら”や“止まり木”として定着している可能性が高いです。

鳩は一度安全な場所と判断すると、長期間にわたって同じ場所に住み着く習性があります。フンを掃除してもすぐに同じ場所にされるようであれば、それは「近くに巣や休憩場所があるサイン」です。

このようなケースでは、単に掃除をするだけでは根本解決になりません。鳩にとって居心地の良い場所になってしまっているため、フン被害は今後も継続・悪化していくと考えられます。

また、フンの周辺に羽根が散らばっていたり、鳴き声や羽ばたき音が頻繁に聞こえる場合も、巣作りが進行している可能性があります。

放置しておくと以下のような被害にもつながるため、早めの対処が必要です。

  • 健康被害(病原菌・ダニなど)

  • 臭いや見た目による生活ストレス

  • 近隣トラブルの原因

鳩のフンは単なる汚れではなく、「警告サイン」として捉えることが大切です。

鳩のフンを掃除する方法と注意点

鳩 フン

自分で掃除する場合の手順

鳩のフンを自分で掃除する場合、まず大前提として「衛生対策」を万全にしておくことが重要です。掃除には次のような準備と手順が必要です。

【準備するもの】

  • ゴム手袋(使い捨てが望ましい)

  • マスク(なるべく不織布タイプ)

  • 新聞紙または厚紙

  • ハイター(塩素系漂白剤)または中性洗剤

  • キッチンペーパー・古布

  • バケツ・水

  • 消毒用エタノールまたは次亜塩素酸水

【掃除の手順】

  1. 乾燥していれば、まず湿らせる

     乾いたフンは粉末となって空気中に舞い上がるリスクがあるため、まず霧吹きなどで軽く湿らせて舞い上がりを防止します。

  2. 新聞紙などでそっと取り除く

     湿らせた状態で新聞紙やヘラ、厚紙などを使って取り除き、ビニール袋へ。

  3. 中性洗剤やハイターで拭き取り・消毒

     汚れた場所を中性洗剤またはハイター(薄めたもの)でしっかり拭きます。ハイターを使用する場合は、塩素臭に注意し、必ず換気を行いましょう。

  4. 水拭きで仕上げる

     洗剤やハイターの残留を防ぐため、最後に水拭きで仕上げます。

  5. 使用した道具は廃棄または消毒

     使い捨てできない道具は消毒し、手袋やマスクなどは使い終わったら廃棄します。

感染リスクを避けるための対策

鳩のフンは見た目の不快感だけでなく、健康面のリスクも抱えています。実際に報告されている代表的なリスクには以下のようなものがあります。

  • クリプトコッカス症:カビの一種。免疫が弱っている人に感染すると重篤化することがある。

  • 鳥インフルエンザ:鳩が直接感染源になるケースは稀ですが、他の鳥との接触により媒介される可能性も。

  • サルモネラ菌:糞の中に含まれることがあり、口に入ると嘔吐・下痢の原因になることも。

【掃除時の感染防止ポイント】

  • 必ずマスクと手袋を着用

  • 使用後のマスク・手袋は密閉袋に入れて廃棄

  • 作業終了後は石けんでの手洗い+アルコール消毒

  • 小さなお子様や高齢者がいる家庭では、掃除を別日に行うか、別室へ移動させておくのが安全です。

鳩のフンは、放置していると「乾燥 → 粉末化 → 空気中に浮遊」といったサイクルで、アレルギーや呼吸器疾患を悪化させる原因になることもあります。

フンを繰り返させない!鳩対策グッズと予防法

ホームセンター・ネットで買える対策グッズ

鳩のフン被害を防ぐためには、物理的・心理的に「居づらくさせる」ことが大切です。市販品の中には、手軽に導入できる効果的なグッズが多数存在します。

【おすすめ対策グッズ】

  • 忌避剤スプレー(においタイプ)

     唐辛子成分やハーブ、ハッカなどが含まれており、鳩が嫌がって近寄りません。効果は一時的なので定期的な散布が必要です。

  • とげマット(剣山タイプ)

     ベランダの手すりや屋根の縁などに設置。鳩がとまろうとすると足が不安定になり、居心地が悪いため避けるようになります。

  • 防鳥ネット

     広範囲を物理的に遮断したい場合に有効。ベランダやエアコンの室外機周辺などに設置すれば、侵入自体を防げます。

  • CD・反射テープ

     光の反射や風による動きで鳩を威嚇。軒先やベランダに吊るすだけで簡単に設置可能。風がある場所に効果的です。

  • テグス(釣り糸)

     細くて目立たないが、羽ばたきの際に羽に触れると嫌がる習性を利用。手すりなどの「止まり木」になる場所にピンと張ると効果大。

【設置のポイント】

  • 鳩が実際にとまっている場所、またはフンが多く見られる場所を中心に設置。

  • 1つのグッズよりも、複数を組み合わせて使う方が効果的。

  • 見た目の威圧感」+「実際の障害」+「におい」で三重の予防層を作るのが理想です。

鳩が来る理由を絶つ「根本対策」

どんなに優秀なグッズを使っても、鳩が来る「理由」が残っていては根本的な解決にはなりません。

【鳩が寄りつく要因】

  • エサがある(食べ残し・ペットフード・生ごみ)

  • 水場がある(雨どい・受け皿・鉢皿など)

  • 安心できるねぐらがある(物陰・高所・庇など)

これらの「好条件」を断ち切ることが、もっとも効果的な予防策です。

【根本対策の実践方法】

  • 定期的な清掃と消毒:フンのニオイが残っていると、再びやってくる可能性があります。掃除後の消毒も忘れずに。

  • 餌になりそうなものを置かない:特にマンションのベランダや戸建ての庭に置かれたゴミ袋や落ちた果実には要注意。

  • 「止まり木」になりそうな場所を塞ぐ:手すり・室外機の上など、鳩が一度止まった場所は再訪の対象になります。物理的に遮断するのがベスト。

 「物理的なブロック」+「心理的な威嚇」+「環境改善」が、鳩のフン被害を繰り返させない三本柱です。グッズ選びに迷ったら、まずは被害のある場所の観察から始めてみましょう。

こんなときは専門業者に相談しよう

自分でどうにもならない場合の判断基準

鳩のフン被害は、軽度であれば自分で対処可能ですが、以下のようなケースでは専門業者への相談を強くおすすめします。

  • フンの量が多く、毎日溜まっていく

  • ベランダや屋根の高所など、掃除や設置が危険な場所

  • フンのにおいが強く、室内まで臭気が入ってくる

  • 健康面で不安(家族に小さな子どもや高齢者がいる)

  • 集合住宅やマンションで、近隣住民にも被害が出ている

特にマンションなどの共同住宅では、管理会社や大家さんに連絡したうえで専門業者に依頼する流れが一般的です。自己判断でネットを張ると、共有部の景観や安全性に影響するため、慎重な対応が必要です。

鳩駆除業者に頼むメリット

プロの業者に相談することで、以下のようなメリットがあります。

【主なサービス内容】

  • フンの除去と徹底的な消毒作業

     専用の薬剤で、病原菌・ダニなども同時に駆除。

  • 防鳥ネットやスパイクの施工

     景観を損ねない設置方法を提案してくれる業者も多数。

  • 再発防止対策と保証

     数か月~1年の再訪・保証が付くことも多く、安心です。

【料金の相場感】

  • フン清掃と消毒のみ:1万~3万円程度

  • 防鳥ネット設置(小規模):3万~6万円程度

  • 広範囲+再発防止工事込み:10万円前後

※価格は被害の広さや設置場所により大きく変動します。見積もり無料の業者が多いため、まずは気軽に問い合わせてみましょう。

【問い合わせのポイント】

  • 「写真」を添付するとスムーズ

  • 被害の規模や設置希望の範囲を明確に伝える

  • “無料調査”や“再発保証あり”の記載がある業者を選ぶ

鳩のフンが毎日のように続く、臭いや衛生面で不安があるという方は、無理に一人で対応せず、専門家に任せるのが確実で安心な方法です。

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【まとめ】フン対処は「掃除+予防」が鉄則!

鳩のフンは見た目の不快さだけでなく、健康リスクや建物の劣化を引き起こす厄介な存在です。

見つけたらすぐに掃除し、放置しないことが基本です。乾燥してしまうと除去も大変になるだけでなく、病原菌が空気中に舞いやすくなるため要注意です。

また、掃除だけで終わらせずに、「来させない」ための予防対策が再発防止のカギとなります。忌避グッズや環境整備で、鳩が安心して止まれない場所を作ることが大切です。

もしフンの量が多い、場所が高所で危険、何度掃除しても繰り返される…という状況なら、鳩駆除の専門業者に相談するのも有効な選択肢です。

無料調査や再発保証付きの業者もあるので、無理せずプロの手を借りることも検討しましょう。

掃除+予防+相談の3ステップで、快適な住環境を守りましょう。

 

最後に.
こんにちは、福岡県の害獣害虫駆除業者で株式会社あい営繕 代表の岩永と申します。 私はしろあり防除施工士・蟻害・腐朽検査士の資格があり、害獣駆除業界でかれこれ40年位います。弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会公益社団法人日本ペストコントロール協会に籍を置き業界の技術力向上やコンプライアンスの徹底にこだわり仕事しています。もし害獣害虫駆除でお困りのことがありしたら、些細なことでも構いません。お電話頂ければ誠心誠意お答えいたします。この記事があなた様のお役に立ちましたら幸いです。

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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